ハットリバー公国 オーストラリア 未承認国家

農場主が勝手に独立!オーストラリアの謎すぎる未承認国家「ハット・リバー公国」の穴場感がすごい

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皆さんは「未承認国家」という言葉をご存知でしょうか?未承認国家とは、独立宣言をしたものの、他国から正式な独立国家として認められていない国のことです。

世界にはこういった未承認国家が数多く存在しますが、そのほとんどは治安面が悪かったり、アクセスが困難だったりすることも。

今回はそんな未承認国家の中でも断トツに治安が良く、その上ちょっと面白くマニアックかつ気軽に行ける「ハットリバー公国」をご紹介します。

 

謎の未承認国家「ハット・リバー公国」とは

ハットリバー公国 オーストラリア 未承認国家

ハット・リバー国旗 photo by SHIHO

ハット・リバー公国とは、西オーストラリア州にある小麦農家・レオナード・ジョージ・ケースリーが、オーストラリアからの独立宣言をした小さな国です。オーストラリアを含む1ヶ国もこの国を独立国家とは認めていない 「未承認国家」となっているので、その存在を知る人はあまり多くはないでしょう。

 

そもそもの始まりは1969年、西オーストラリア州政府が、小麦の販売量の割り当てを決定した際、ケースリーが経営する農場に割り当てられた小麦の販売量が不十分だったことから始まります。

ケースリーは他の農場主とも結託し、政府に法案撤回の請願書を提出したのですが、請願書は無視され、更に政府は地方の農地を取り消す法案の審議を進めたのです。これを遺憾に思ったケースリーは、1970年、自身が所有する農場を含む土地を「ハット・リバー公国」として、オーストラリアからの独立を宣言しました。

 

簡単にまとめると、州政府の政策に納得できなかった農場主のおっちゃんが、「そんなんなら独立しちゃうから!」と、勝手に独立宣言した何とも豪快な国。

普通の農場主が怒ってやったことなので、特に戦争などは勃発しておらず、治安もいいです。というか、本当にただの田舎を想像してください。

 

現在は、西オーストラリア州の知る人ぞ知る、観光名所。続いて、私が実際に訪れたハット・リバー公国の全貌とアクセス方法などをご紹介します。

 

ハット・リバー公国入国!インパクトが凄い石像(頭だけ)がお出迎え

ハットリバー公国 オーストラリア 未承認国家

photo by SHIHO

ハット・リバー公国の門をくぐると、まずインパクト大の石像に出迎えられます。

石像と行っても、全身ではなく、頭だけ!どうやら国王・レオナード公の石像のようです。全長130cmくらいだったと思いますが、ちょっと怖い……。像の後ろに立っているオブジェは衛兵代わりでしょうか。

※ 「公国」なので正確には「君主」ですが分かりやすいように「国王」と表記させて頂きます。

ハットリバー公国 オーストラリア 未承認国家

photo by SHIHO

石像後ろの小屋に、誇らしげに飾られていた紙は、オーストラリア政府(税金事務所)から送られてきた書類をプリントしたものでした。「あなたはオーストラリアの居住者ではありません。税金はゼロです」といった内容のことが書かれています。

 

イミグレーションオフィスで国王自ら入国審査

ハットリバー公国 オーストラリア 未承認国家

photo by SHIHO

奇妙な石像を過ぎ、「Government Offices」と書かれた赤煉瓦の建物に入ると、そこにはおじいちゃんがぽつんと一人。何を隠そう、このおじいちゃんこそ、ハット・リバー公国の国王「レオナード公」なのです!そして国王自ら入国審査をしてくれます。

ビザ代という名の入園料を支払い、パスポートを出すと、おもむろに私のパスポートにブラックライトを当てる国王。日本のパスポートは偽造防止のために、ブラックライトを当てると自分の顔写真や桜の模様が光る仕様になっています。

 

しかし、国王が私のパスポートにブラックライトを当てるも、なぜか桜の模様が浮き上がりません。「あれ?模様が出ない!これは偽造パスポートだ!」と言う国王。

いやいや、国王、ライトの電源切ってるや~んとツッコミたくなりますね。もちろんわざと。そんなちょっとオチャメな国王なのです。

無事入国スタンプも押してもらい、ハット・リバー公国を観光します。

 

ハット・リバー国王自ら国を案内

ハットリバー公国 オーストラリア 未承認国家

photo by SHIHO

ハット・リバー公国の面積は約75平方キロメートル、東京都大田区より一回り大きい程度の広さですが、その国土のほとんどは農場です。そのため、観光できる場所はごくわずか。それでも、国王自らが国を案内してくれます。

ハットリバー公国 オーストラリア 未承認国家

photo by SHIHO

イミグレーションオフィスには、国王のコレクションなのか、日本の昔の紙幣などが沢山飾られています。

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旅と猫をこよなく愛し、訪問国は70ヶ国以上。猫が多い町では観光せずに猫を追いかけ回しがち。未承認国家や小国、奇祭や廃墟などマニアックな場所を好むため、写真映えする女子旅にやや憧れを抱いている。

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