ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

こんにちは!トラベルライターの土庄です。旅の楽しみといえば色々ありますが、とくに欠かせないのが「食」ではないでしょうか。

その土地でしか味わえない料理や味との出会い、その瞬間の感動は、旅を一層印象深いものにしてくれます。

今回は、バリエーション豊かな「ラーメン」に焦点を当て、日本全国からおすすめの8杯をご紹介します。

地域ごとの特色やお店のこだわりが詰まった一杯のラーメンを求めて旅するのも一興ですよ。

筆者が思うラーメンの二大聖地

ラーメンは今や日本の国民食となっていますが、各地のラーメンを巡ってきた私にとって、とくに京都と青森はラーメンの二大聖地と言える場所です。

京都ラーメンは、最古の店とされる新福菜館を皮切りに、戦後から徐々に市内に広がり始めました。学生の多い地域でその人気が一層加速し、京都は全国でも屈指のラーメンの聖地となりました。なかでも、一乗寺は関西屈指のラーメン激戦区として知られています。

一方、青森県は煮干しラーメンの発祥地として有名で、県内のほとんどの食堂でラーメンが提供されています。味噌カレー牛乳ラーメンなどの独自のラーメンが多いことも魅力のひとつです。

【京都】麺屋 極鶏|完食するとスープが残らない一杯

京都ラーメンの聖地とも言える一乗寺。狭いエリアに50店舗以上のラーメン店が集まり、それぞれが個性豊かな一杯を提供しています。

そのなかでも、こってりラーメンファンを虜にしているのが「麺屋 極鶏」さんです。平日でも行列ができる超人気店で、通し営業にもかかわらず常に行列ができています。

極鶏の人気の秘密は「鶏だく」。鶏をとことん煮出して作られるスープは、まるでシチューのような濃厚さ。

重厚感と直球の旨味が詰まった一杯で、スープが絡んだ麺と一緒にご飯を食べたくなるほどの満足感があります。食べ終わる頃には、スープがほとんど残らない新感覚のラーメンをぜひ味わってみてください。

■詳細情報
・名称:麺屋 極鶏
・住所:京都府京都市左京区一乗寺西閉川原町29-7
・地図:
・アクセス:京都市営バス:バス停「一乗寺下り松」下車徒歩約10分 /叡山電鉄・一乗寺駅から徒歩7〜8分
・営業時間:11時30分~22時00分
・定休日:月曜日
・電話番号:075-711-3133
・予算:1,000円前後
・公式サイトURL:麺屋 極鶏

【京都】中華そば 高安|クリーミー中華そばの至宝

極鶏と並んで、一乗寺を代表するラーメン店として欠かせない存在が「中華そば 高安」さんです。こちらの白濁したスープは、豚骨と鶏ガラをベースにしており、まるでミルクのように濃厚でコクがありますが、後味はさっぱりしているのが特徴です。独特の甘味も感じられ、ここでしか味わえない一杯を堪能できます。

さらに、サイドメニューの巨大なからあげも大人気です。カレー粉がまぶされたからあげは、外はカリカリで中はジューシー。

味わい深い中華そばとからあげ3個がついてくる「からあげ定食」は、京都の腹ペコ大学生にとっての定番メニューです。ボリュームも素晴らしく、完食したらものすごい満足感に浸れます。

■詳細情報
・名称:中華そば 高安
・住所:京都府京都市左京区一乗寺高槻町10
・地図:
・アクセス:京都市営バス:バス停「一乗寺下り松」下車徒歩約10分 /叡山電鉄・一乗寺駅から徒歩約5分
・営業時間:11時30分~翌2時00分
・電話番号:075-721-4878
・予算:1,000円前後
・公式サイトURL:中華そば 高安

【京都】Gion Duck Noodles|お品書きは絵文字のみ

京都祇園エリアにひっそりと佇む「Gion Duck Noodles」さんは、ユニークなお品書きが特徴で、すべて絵文字で表示されています。店員さんが丁寧にメニューの説明をしてくれ、オーダーする前から楽しみがあります。提供されるラーメンは本格的で、とくにおすすめは鴨つけ麺です。

フレンチ出身のシェフが手がけるつけ汁は、濃厚ながらもクリーミーで絶品です。ドイツ産ライ麦を配合した自家製麺は食べ応えがあり、国産高級鴨肉の繊細な旨味と見事に調和しています。

三位一体となったつけ麺の完成度は非常に高いです。また、お皿の縁に添えられたフルーツソースも絶妙な箸休めとして楽しめます。

■詳細情報
・名称:Gion Duck Noodles
・住所:京都府東山区祇園町北側329gionkotoビル1階D号
・地図:
・アクセス:京阪本線祇園四条駅より徒歩約5分
・営業時間:11時00分~21時30分
・電話番号:075-708-7261
・予算:2,000円前後
・店舗公式Instagram:Gion Duck Noodles

【青森】味の札幌 大西|ネタではない至極の完成度

青森駅から徒歩約10分の場所に位置する「味の札幌 大西」さん。元祖である看板メニューの「カレー味噌牛乳ラーメン」は、多くの熱狂的なファンを持つ一杯です。

その名の通り、味噌ラーメンのスープにカレー粉と牛乳を加えたラーメンは、一見すると変わり種に見えますが、一度食べるとその独特の味に魅了される人も少なくありません。

カレーのコクと香り、味噌の風味と塩味、そして牛乳のまろやかさが見事に調和し、一見異なる要素が絶妙に馴染んだ一杯です。

青森が雪に閉ざされる寒い冬、カレーと味噌のスパイシーで香ばしい風味に鼻腔を満たしながら、最後までスープを飲み干すひとときは最高ですよ。

■詳細情報
・名称:味の札幌 大西
・住所:青森県青森市古川1丁目15-6 大西クリエイトビル 1F
・地図:
・アクセス:青森駅から徒歩約10分
・営業時間:11時00分~18時00分
・定休日:火曜日・水曜日
・電話番号:017-723-1036
・予算:1,000円前後
・店舗公式X:味の札幌 大西
ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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