みなさん、アフリカ大陸で最も小さい国がどこか知っていますか?
答えは、岐阜県と同じくらいの面積の「ガンビア共和国」! 大西洋に面した西側以外の三方をセネガルに囲まれている、細長い小さな国がガンビアです。
イギリス領であったことから英語が通じ、みんな陽気でやたらと話しかけてきます。周囲を囲まれているのにも関わらず、フランス語が公用語で少し控えめな人が多いセネガルとは全く雰囲気が異なるのも面白いです。今回はそんなガンビアについて、ご紹介します。
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ガンビアの中で訪れた都市とルート、移動方法
西アフリカ周遊中、日数に余裕ができたのでセネガルから足をのばしてガンビアを訪れることにしました。移動は基本的に乗り合いのタクシーかバン、もしくはタクシーになります。
セネガルからガンビアの国境までは乗合タクシー、国境近くのフェリー乗り場バッラまで乗合バン、そこから首都のバンジュールまではフェリー、さらに港からホテルが集まるバカウまでタクシーで移動しました。
移動の情報は少ないですが、英語も通じますし、地元の人も積極的に助けてくれるのであまり困ることはありませんでした。
ガンビアでのエピソード(人とのエピソード)
新婚旅行の途中で西アフリカを訪れた私たちは、ガンビアで見つけた小さな工房で理想の結婚指輪に出会うことができました。
2人の職人さんが目の前に座る私たちのために、銀の塊を溶かして、伸ばして、叩いて、磨いて、汗をかきながら丁寧に指輪を作ってくれました。職人のおじちゃんと話したり、近所の子どもと遊びながら、自分たちの指輪が出来るまでの全工程を見られたのも貴重な経験となりました。
指輪の仕上がりに喜ぶ私たちを見て、嬉しそうに笑うおじちゃん達。その笑顔を思い出させてくれる指輪は一生の宝物です。
ガンビアでのエピソード(場所のエピソード)
ガンビアには、ワニにさわれる「KACHIKALLY CROCODILE POOL」があります。園内には約100匹のワニがいるのですが、毎朝たっくさんの餌をあげていてお腹がいっぱいだから人を襲うことはないそうです。
ガイドさんに見守られながら、恐る恐る触ってみたところ……本当におとなしくて驚きました!口を大きく開けると迫力満点ですが、体温調節のためなんだそうです。
ワニに触れるという貴重な体験もできて、入場料も100ダラシ(約250円)とお手ごろの、おすすめの観光スポットです!
知っておくべきキーワードは「ガンビア川」
ガンビアは「ガンビア川」に沿って、大西洋からセネガルの内陸部にまで細長く伸びた変わった形をしています。
このガンビア川には両岸は結ぶ端がなく、交通はとても不便なものでした。これはガンビア国内の移動だけでなく、セネガルを南北に移動するのにも影響していました。
しかし2019年の1月にガンビア川を渡る橋「Farafenni Bridge」が完成しました。この先、ガンビア川に架かった橋がセネガルやガンビアの未来をどのように変えていくのか、注目です。
ガンビア旅行を楽しむためのアドバイス
ガンビアの人は、とにかくフレンドリー!街を歩いていると、あちこちで「Hello」と挨拶をされます。 お茶をご馳走してくれたり、一緒に安いタクシーを探してくれたり、基本的には親切な人が多いです。
たまに、海辺にいがちな散臭い人もいますが「NO!」といえばあっさり引き下がってくれました。 子どもから大人、優しい人から怪しい人まで、とにかく話しかけられるので少し疲れますが、せっかくなので陽気なガンビア人との会話を楽しんでみてください。 もちろん最低限の危機管理は忘れずに!