ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

猫って、どうしてあんなにかわいいんでしょう。どうしてこんなに癒されるんでしょう。

仕事で疲れたり、上司に嫌なこと言われて落ち込んで家に帰ってきたとき、部屋には猫がいて「どうしたんだにゃー?」なんてすっとぼけた顔で見られたら、悩みもどこかに吹っ飛んじゃいます。まあ、猫は飼ってないんですけど。

日本には猫島として知られる島がいくつかありますが、香川県の離島、佐柳島(さなぎじま)もその一つ。島民より猫の数の方が多いといわれています。

これは行くしかない。猫好きとして、行かないわけにはいかない。謎の使命感にかられ、TABIPPO編集部では珍しい既婚者・喜多ちゃんと一緒に旅をしてきました。くそ、左手薬指の指輪がまぶしいぜ。

香川の離島、佐柳島へのアクセスはフェリーで


photo by Abe saxophone

成田からLCCを利用して高松空港へ、そこからバスに乗って高松駅まで移動し、フェリー乗り場がある多度津駅まで向かいます。多度津駅からフェリー乗り場までは徒歩20分ほど。

チケットはどこで買うんだろうと思ったら、今まで見た中で一番レトロで年季の入った販売口を見つけました。往復のチケットを購入して、船に乗り込みます。


photo by Abe saxophone

思ったよりも大きくて立派な船。多度津〜佐柳島は1日4本運行しています。


photo by Abe saxophone

船に乗ると、なぜか外に出て風を浴びたくなる不思議。


photo by Abe saxophone

風を浴びるといっても、暑すぎて外にいたのは10分もしなかったと思います。あ、そうそう。佐柳島にはコンビニもスーパーもないので、飲み物やお菓子は事前に用意しておきましょう。

同じ便に乗っていたギャルたちは、カップ麺(スーパーカップ)とピザポテトと持参していて、ギャルのチョイスは予想を裏切らないなと思いました。

佐柳島に到着してすぐ出迎えてくれる猫に興奮


photo by Abe saxophone

偶然SNSで存在を知ってから、ずっと来たかった佐柳島……。すぐに島の情報をググって、いつかいきたいと思い続けて約1年。やっと来れた!!!!!猫の楽園!!!とうとう会えるぞ〜〜〜!!!と気持ちを高ぶらせていたら、秒で発見。発見というより、船から降りたところに出迎えてくれていました。

 

きゅん!!!!!ぎゃんかわ!!!!!あげみざわ〜〜〜〜

 

念願の佐柳島に来れたことと、お目当の猫をすぐに見つけたことで、どんどんと語彙力がなくなっていきます。まじ卍。


photo by Abe saxophone

ちなみにこちらの佐柳島は、飲食店や商業施設はありません。この島を訪れる人の目的は、ほとんどが「猫」なんです。島はとても静かで、のんびりとした時間が流れています。


photo by Abe saxophone

喜多ちゃんの頭頂部が気になる猫。


photo by Abe saxophone

カメラの気配を感じ取ったのか、場所取りを始める猫たち。みんなかわいくかっこよく撮ってあげるから、ちゃんと整列してくださーい。

とにかく人懐っこい佐柳島の猫


photo by Abe saxophone

普通は道端で猫を見かけると、何もしていないのに逃げられたり、警戒心むき出しで硬直されたりすることがほとんど。近づいて話しかけるなんてことは、夢のまた夢です。

しかし、その夢が叶うのが佐柳島。人の気配を感じると、(えさをもらえるとわかっているのか)自分たちから近づいてきます。モテキ、到来です。


photo by Abe saxophone

気がつくと、猫集団に囲まれます。


photo by Abe saxophone

「僕たちにえさくれにゃー」

 


photo by Abe saxophone

「にゃーにゃーにゃー(腹減ったよう)」


photo by Abe saxophone

撮影したのが、なぜかトイレの前という残念なロケーション。後方に見えるトイレは無視してください。


photo by Abe saxophone

この猫の多さと勢い、伝わりました?

佐柳島で出会った、お気に入りの猫


photo by Abe saxophone

以上、島で出会ったお気に入りの猫でした。ぎゃんかわですね。

えさは食べられる分だけ、ゴミは持ち帰り


photo by Tomomi Kita

佐柳島を訪れるにあたって、事前準備として島を訪れた方のブログをいくつか拝見していました。その中に「CIAOちゅ〜る」を持参している方がいたので、真似をして高松で購入して持っていくことに。

これさえあれば人気者ににゃれるぞ〜〜〜と思い、いざCIAOちゅ〜るを猫にあげてみると……


photo by Tomomi Kita

CIAOちゅ〜る争奪戦です。これぞ、にゃんこ大戦争。


photo by Tomomi Kita

「ぺろぺろ」食べるというよりも、無理矢理がっついてくるので袋ごと噛みちぎろうとしてくるアグレッシブ猫も。お願いだから、「ぺろぺろ」してくれ。こら、隣の子の頭に猫パンチをしない。

どうやら島の猫たちには、CIAOちゅ〜るは危険なようです。えさを持参する場合は、無難なカリカリなどがよさそうです。


photo by Tomomi Kita

あ、その袋は食べちゃだめだよ。


photo by Tomomi Kita

こらこらこらこら、だめだってば。


photo by Tomomi Kita

なんとか、猫たちをなだめて落ち着かせます。本当にこの島は、猫がたくさん。島民は約80人というデータがありますが、猫は一体何匹いるんだろう。

猫が現れるスポットは島内に複数あります


photo by Abe saxophone

現地でゲットした佐柳島マップによると、猫たちがいるスポットは島内に5カ所。1匹見つけると、どこからやってくるのか5〜6匹続けて顔を出してきます。

歩くとすぐ猫を見つけてしまうので、なかなか前に進めない……。


photo by Abe saxophone

お昼寝にゃんこ、気持ちよさそうだねぇ。


photo by Abe saxophone

人懐っこい猫は、歩いていると後ろをいつまでもついてくる場合も。でも猫たちにはそれぞれナワバリがあるので、違うナワバリに連れていって喧嘩にならないようにしてくださいね。


photo by Abe saxophone

「ゴミは忘れずに持ち帰ってくれよにゃ」


photo by Abe saxophone

君は……どうしたんだい。

噂の「飛び猫」撮影にチャレンジ


photo by Abe saxophone

佐柳島が有名になったきっかけの一つに、写真家・五十嵐健太さんが撮影した写真集「飛び猫」があります。猫が塀と塀のあいだを身軽にジャンプする瞬間を捉えた写真で、美しい瀬戸内の海をバックに猫が飛ぶ様子が話題になりました。

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海沿いを歩いていると、塀の上を歩く猫を発見。これは、飛ぶ瞬間を撮れるんじゃないか!えさをチラつかせながらカメラを構えていると……


photo by Abe saxophone

おっ


photo by Abe saxophone

 

飛んだーーーー……!!!!!

 


photo by Abe saxophone

えさを目がけて飛んでいるせいか、かなり鋭い眼光をしていますが、なかなかいい写真になったんではないでしょうか。飛んだあとは、もちろんご褒美にえさをあげましたよ。

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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