アルタミラ洞窟と北スペインの旧石器時代の洞窟壁画
アルタミラ洞窟を代表とする、エル=カスリチョ洞窟などスペイン北部にある洞窟がまとめて世界遺産に登録されています。
これら全ての洞窟からは、およそ紀元前2万年から紀元前1万3500年に描かれたとされる旧石器時代からの太古の壁画が発見されました。とりわけ、アルタミラ洞窟の壁画がある大広間と呼ばれる支洞は宗教的な儀式が行われた場所とされています。
アラゴン州のムデハル様式建造物
アラゴン州にある計10つのキリスト教建築とイスラム建築との折衷建築様式の建築物は、ムデハル様式の建築物として世界遺産に登録されました。
元々イスラム教徒の土地であったアラゴン州でしたが、レコンキスタによってキリスト教徒の支配に切り替わったためです。レンガとタイルを使って幾何学模様の装飾がなされている独特の建築様式は大変美しく、高度な建築技術が高く評価されています。
アルマデンとイドリア-水銀鉱山の遺産
スペインにアルマデン鉱山は古代からの水銀鉱山だったということから、スロベニアにあるイドリヤ鉱山は世界で初めて水銀が発見されたということから、これら二つの鉱山は2012年、共同登録の世界遺産として登録されました。
アルマデン鉱山には鉱山の歴史に関わる建築物が残り、イドリヤ鉱山には水銀貯蔵庫などが現存しています。
アンテケーラのドルメン遺跡
アンテケーラには先史時代の遺跡が多く残されており、状態が良いとのこと。ドルメンとは、支石墓のことを指します。
メンガ支石墓、ビエラ支石墓、エル・ロメラルの円形墳墓や、ペニャ・デ・ロス・エナモラードスとエル・トルカで構成されています。
まとめ
おつかれさまでした!たくさんの世界遺産がありましたが、行きたいと思った場所はありましたでしょうか。それでは、次の記事でお会いしましょう!