ライター

大学卒業後の2006年に、3ヶ月間タイの田舎にある孤児院施設でボランティアをしたのが、海外に興味をもったきっかけです。帰国後に学童保育士や特別支援学校の教師として勤務しました。バックパッカーとして世界3周目の途上で、2019年2月現在で訪問116カ国です。

皆さん、海は好きですか? 白いビーチに火照った体を投げ出して、手にはキンキンに冷えたビールの小瓶。目の前にはどこまでも、絵の具をこぼしたような青さの大海原が広がり……って想像しただけでも楽しくなりますよね。

「でも人気のリゾート地は人が多くてちょっとなあ」という方にオススメなのが、今回紹介するセーシェルです。インド洋に浮かぶ島国で、インドとアフリカ大陸の中間にあります。

似ている国でモーリシャスがありますが、住んでいる人や雰囲気はまったく違うんです。今回は2018年10月に訪れたときの様子を紹介します。

はなるい
大学卒業後の2006年に、3ヶ月間タイの田舎にある孤児院施設でボランティアをしたのが、海外に興味をもったきっかけです。帰国後に学童保育士や特別支援学校の教師として勤務しました。バックパッカーとして世界3周目の途上で、2019年2月現在で訪問116カ国です。

セーシェルの中で訪れた都市とルート、移動方法

photo by Rui Hanada

セーシェルへは、インドやアフリカなど各地から飛行機が飛んでいます。自分はインドのムンバイから、中東のアブダビ経由で飛びました。フライトをほぼ終えてもう間もなく着陸という段階になると、窓の下に絵に描いたように綺麗な海が! テンションMAXなまま、マへ島の国際空港に到着です。

通関を済ませた後は、近くの停留所からバスに乗りましょう。街の中心部のビクトリアにも行けますし、島内のビーチへもアクセスできますよ。ただトランクや大きめのバックパックだと乗車を拒否されることもあるので要注意。その場合はタクシーを利用してください。

 

セーシェルでのエピソード(人とのエピソード)

photo by Rui Hanada

セーシェルで一番印象に残っていることは、ホームステイです。最初に泊まっていた宿が延泊できなかったので、急遽オーナーの親戚の家を紹介してもらいました。子どもが2人の全部で4人家族で、元気のいい肝っ玉母さんが取り仕切り、滞在中は本当の家族のように接してくれました。

お世話になったお礼に、最後は鶴を折って一人ひとりにプレゼント。「どうやって折るの?」と興味を示してくれたので、そこからは折り紙大会の始まりです。お互いの国や文化について紹介し合い、素敵な思い出ができました。同じ島国同士、感じ方も近いのかもしれないですね。

 

セーシェルでのエピソード(場所のエピソード)

photo by Rui Hanada

訪れたときに、ちょうど「クレオールフェスティバル」が開催されていました。セーシェル国内外のパフォーマーが集まり、テーマごとに飾られた山車とともにパレードをするということで、沿道には多くの観客が見られました。

南アフリカのチームは、先住民のダンスを華麗に披露。スリランカのチームは同国の名物ファイヤーダンスで観客を沸かせていました。

photo by Rui Hanada

一際大きな声援を受けていたのは、やはり地元セーシェルのチーム。きらびやかな民族衣装に袖を通して音楽を奏でたり、軽快にステップを踏んでダンスを踊ったりするのに、しばらく暑さを忘れて見とれてしまいました。

 

知っておくべきキーワードは「クレオール」

photo by Rui Hanada

セーシェルの文化を表すならば、クレオールという言葉につきます。アフリカやヨーロッパだけでなく、アジアやマダガスカルなど、実に様々な地域から来た人たちが混じり合い、思いのほか多国籍な印象を受けました。

近隣の島国モーリシャスがインド系住民で過半数を占めているのとは、全く雰囲気が違います。ミックスされて、独特なクレオール文化が形成されているのです。それは食事や言葉など多岐にわたります。

そしてまた彼らの誇りでもあるようです。セーシェルに行ったのなら、ぜひともこの「クレオールの海」に飛び込んでみてください!

 

セーシェル旅行を楽しむためのアドバイス

photo by Rui Hanada

セーシェルで一番大変だったのは入国審査です。リゾート観光をメインにしている国だけあって、カップルや家族連れは「ウェルカム」と、ものの3秒でスタンプをくれますが、一人旅バックパッカーになると審査官の態度が急変します。

「何しに来たの?」の質問に始まり、帰りの便の予約証明書、宿泊場所の予約確認書(実際に電話で確認あり)、所持金検査、カードの残高確認、と怒涛のごとく厳しい審査の数々にリゾート気分も一気に吹き飛びます。

とどめのバックパックをひっくり返されての全所持品検査を終え、入国スタンプをもらえたのは1時間後でした……。

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大学卒業後の2006年に、3ヶ月間タイの田舎にある孤児院施設でボランティアをしたのが、海外に興味をもったきっかけです。帰国後に学童保育士や特別支援学校の教師として勤務しました。バックパッカーとして世界3周目の途上で、2019年2月現在で訪問116カ国です。

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