ライター
くぼちゃん 旅するカラフルライター

人の想いに「光をあてる」ことをモットーとし、価値観の深堀りをするインタビュー・取材を強みとする。旅が好きで、海外は30ヵ国以上、国内は40都道府県訪れている。趣味は建築・アート巡り。服装や写真がカラフルな「旅するカラフルライター」。

こんにちは!
TABIPPO代表取締役の清水直哉(しみなお)さんが講師を務める新「しみなおゼミ」が始まりました。

今回は、ゼミのコミュニティマネージャー兼ライターである私、くぼちゃんが、DAY2講義をレポートしたいと思います。今回の講義のテーマは「#ビジョンという旗を掲げる」です。

激動の時代だからこそ、自分の中にある答えを探し続ける


しみなおゼミのフレームワーク
「#ビジョンという旗を掲げる」の話題に入る前に、土台となる時代背景の説明から始まります。

今は大きな時代変化の真っ只中。主にどんな変化が起こっているのか、いくつかの切り口で見ていきましょう。

まずは「デジタル化」。ここ10~20年間で、スマホやSNSは当たり前のものになりました。近年はChatGPTを代表とするAI技術の発展も目覚ましいものとなっています。

次に「グローバル化」。海外旅行が自由化されたのは1964年。それからたった60年ほどで、気軽に飛行機に乗って海外に行ける「大移動時代」に突入しています。これもまた、大きな時代変化の一つです。


次に「人生100年時代」。平均寿命が延びて人生100年時代が到来する中、会社に人生を捧げる会社中心のキャリア観から、自分の人生を中心とするキャリア観へと変化しています。

自分の人生中心のキャリア観とは、”自分を幸せにする要素の一つとして会社がある”という考え方。副業解禁やテレワークの浸透などにより、働き方も本当にさまざまになってきていますよね。

最後は「アフターコロナ」と「VUCAの時代」。VUCAとは、不確実性が高く、将来の予測が難しいことを表す言葉です。

新型コロナウイルスの世界的な流行を誰が予測できたでしょう。今回のような感染症にかかわらず、気候変動や経済の動きなど、すべてが予測不能な時代がやってきています。


そんな時代を生き抜くために大切なのは、「私たちは激動の時代を生きているのだ」と認識し、その事実を受け入れること。

時代はものすごい速さで変わっていきます。そんな時代だからこそ、「幸せ=大企業に入って終身雇用で働くこと」という30年前の価値観を持った親世代が私たちの生き方に反対するのは当たり前のことかもしれませんね。同様に、10年後の高校生はきっと、私たちの時代を笑うでしょう。

激動の時代にあって、私たちに提供される選択肢は無数にあります。だからこそ迷うこともあるでしょう。

ですが、どんなに時代が変わっても、答えは自分の中にしかありません。だからこそ常に自分の人生について考え続け、人生の舵取りをしていくことが大切だと改めて腹落ちしました。

理想を定義し、自分ルールを定める


しみなおゼミでは、上記5つのキーワードを元に講義が構成されています。本日のテーマは1つ目の「#ビジョンという旗を掲げる」です。

ビジョンと聞いて何を思い浮かべますか?
ビジョンは大きなものや素晴らしいものでなければならないと思っていませんか?

ビジョンは、必ずしも崇高なものである必要はありません。実際、全人類共通のビジョンは「幸せになること」。不幸になりたいと思っている方は、きっといませんよね。

ビジョン=理想を実現するには、大きく2つの手段があります。

1つ目は、理想を頭の中に描き、定義すること。


みなさん、こちらの図は人生のテストで出る重要なものです!

「理想」と「現実」のギャップが「問題」です。

自分の直面している「現実」はきちんと認識している方が多いもの。一方、人生にモヤモヤしている人は、自分の「理想」が定義できていないことがほとんどです。「理想」が定義できていないと、解決すべき「問題」も見えてこないので、何をすべきか迷子になります。

だからこそまず、「理想」を定義することが重要なのです。しみなおさんのおすすめは、「人生でやりたい100のリスト」を書いてみること。「100のリストを実行するためには?」と逆算して考えると、どんな問題をどのように解決すべきかが見えてきます。

2つ目は、理想を実現するための「自分ルール」を決めること。

ルールとは、願いや理想を実現するための指針です。しみなおさんの「自分ルール」は以下の通り。


しみなおさんの「自分ルール」
「自分ルール」を決めることで、理想を実現するための行動が選択しやすくなります。

コロナ危機に直面したTABIPPOはどう立ち直ったのか?

次は、ビジョンをTABIPPOという会社に落とし込んで考えてみましょう。

2010年設立、2014年に法人化したTABIPPOのビジョンは、創業当初から変わりません。

このビジョンを社会に届けるために、以下のキーメッセージを策定しています。


コロナ禍で観光業界は大打撃を受けました。TABIPPOも例外ではありません。

「TABIPPOがあったから、人生が豊かになった人がたくさんいた。会社設立から10年経った今、TABIPPOがなかった世界とあった世界には、大きな差分があるんだよ」

これは、コロナ禍でTABIPPOが危機に直面した際、しみなおさんが友人からかけられた言葉だそうです。

「まだやれることはある、次の10年後にもTABIPPOがあったからこそ世界が豊かになったと存在意義が認められる会社でいたい」と、現状のCI(コーポレートアイデンティティ:その会社らしさや価値を言語化したもの)と再度向き合い、多くの課題を認識しました。

そして、社内で論議を重ねてCIを一新。ビジョン・ミッション・バリュー、それぞれの解像度が非常に高いのが特徴です。

2023年4月 最新のCI
このようなストーリーを経て、コロナ禍を乗り越え、今に至るのです。

自律分散でフラットな組織作り

次は、組織としてのビジョンについてです。

勤務時間や休暇、勤務地……これらは、企業の求人ページなどでよく見かける情報です。働く上で重要な情報ではありますが、これらから組織のビジョンは見えてきませんよね。

一方で、TABIPPOでは、組織として大切にしている考え方を制度・待遇に落とし込んでいます。

4つの組織ポリシーの中でも特に重要視しているのは、無駄なストレスなく働けること。人間関係や通勤、非合理的なルールによるストレスを排除し、心身ともに健康的に働けるようみんなで努力しているそうです。ストレスがないからこそ、TABIPPOでは怒る人が全然いないのだとか。

そんなTABIPPOは、自律分散でフラットな組織として注目され、メディアでも幾度も特集が組まれるほど。

しみなおさんによると、世の中の99%の組織は、階層構造のヒエラルキー型組織です。一方でTABIPPOは、階層のないホラクラシー型組織。上司・部下関係が存在し、上司には逆らえない、上司の命令を聞くしかない一般的な組織とは、あり方が大きく異なります。

最後に

このようにTABIPPOでは、「理想」、つまり「ビジョン」について議論を重ね、明文化しています。

人は自然と「理想」に向かっていくもの。だからこそ、会社だけでなく、私たち個人も自分の人生の「理想」、つまり「ビジョン」を掲げることが大事なんですね。

今回の講義を終え、参加者には「自分ルール」の作成が課題として設定されました。参加者たちは、時に壁打ちし合いながら「自分ルール」を作成し、オンラインツールでみんなに共有しました。

正解も不正解もない、その人自身の生き方や考え方が反映された「自分ルール」に沿いながら、理想に向かって問題を解決していきましょう。そうすればきっと、いつの間にか理想に近づき、幸せにも近づいているはずです。

次回のレポートもお楽しみに!

ライター
くぼちゃん 旅するカラフルライター

人の想いに「光をあてる」ことをモットーとし、価値観の深堀りをするインタビュー・取材を強みとする。旅が好きで、海外は30ヵ国以上、国内は40都道府県訪れている。趣味は建築・アート巡り。服装や写真がカラフルな「旅するカラフルライター」。

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