ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

聖ヤコブ教会

ここからは東スロバキアを見ていきましょう。最初に紹介するのは世界遺産の町、レヴォチャにある「聖ヤコブ教会」です。この教会はスロバキアで2番目の規模を誇ります。

内装もかなり手が込んでいるので、ぜひ時間をかけてじっくりと観察しましょう。特に、高さ18メートルの木彫りの装飾は素晴らしいですよ。

■詳細情報
・名称:聖ヤコブ教会(Chram sv.Jakuba)
・住所:nam. Majstra Pavla58
・アクセス:ブラチスラヴァからバスで6時間50分~8時間30分
・営業時間:9:00~17:00(5月~9月)、8:30~16:30(10月~4月)
・定休日:土曜日、日曜日(10月~4月)
・電話番号:(053)451-3763
・料金:無料
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.chramsvjakuba.sk

スピシュ博物館

スピシュ博物館は複数の施設で構成されているコンプレックス型の博物館です。先ほど紹介したスピシュ城も「スピシュ博物館」のひとつとなっています。

レヴォチャにある「スピシュ博物館」で注目したいのが「マイステル・パヴォルの家」。16世紀に著名な芸術家、マイステル・パヴォルの自宅が博物館になっており、様々な貴重な品々が展示されています。

■詳細情報
・名称:スピシュ博物館(Spisske Muzeum)
・アクセス:レヴォチャバスターミナルから800メートル
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:無休
・電話番号:(053)451-2786
・料金:大人3.5ユーロ、小人2ユーロ、学生3ユーロ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.snm.sk/?dom-majstra-pavla-uvodna-stranka

イコン博物館

ポーランド国境近くにある小さな町、バルデヨフも世界遺産に登録されています。バルデヨフはハンガリーとポーランドを結ぶ交通の要衝として栄えてきました。

バルデヨフで訪れてみたい博物館が「イコン博物館」です。「イコン博物館」には東スロバキアから集められた数多くのイコンを収蔵、展示しています。

■詳細情報
・名称:イコン博物館(Muzeum ikony)
・住所: Radničné námestie, 085 01 Bardejov
・アクセス:コシツェからバスで90分
・営業時間:9:30~16:30(5月~9月)、9:30~15:00(10月~4月)
・定休日:月曜日
・電話番号:(054)472-2009
・料金:大人2ユーロ、学生1.5ユーロ、小人1ユーロ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.muzeumbardejov.sk

ワイン博物館

ワインが好きな方でしたら、プレショフに行ってみましょう。プレショフはイスタンブールからバルト海への交易路の要衝として栄えました。

そのような町、プレショフにあるユニークな博物館が「ワイン博物館」です。館内は地下にあり、世界各地から集めたワインが一同に会しています。もちろん、テスティングもできますので、ぜひお試し下さい。

■詳細情報
・名称:ワイン博物館(Muzeum vin)
・住所:Florianova
・アクセス:ブラチスラヴァからバスで7時間~10時間
・営業時間:9:00~18:00(月曜日~金曜日)、9:00~12:00(土曜日)
・定休日:日曜日
・電話番号:(051)773-3108
・料金:大人2ユーロ、小人1ユーロ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.muzeumvin.sk

東スロバキア博物館

P9220445Photo by:新田浩之

スロヴァキアNo.2の街が東部にあるコシツェです。コシツェは東スロヴァキアの中心都市でもあります。そのようなコシツェを象徴する博物館が「東スロヴァキア博物館」です。

この博物館の注目の品は1935年に偶然見つかった、中世の金貨! 金貨にはそれぞれ地名が彫られているので、なかなか興味深いです。少しミステリアスな金貨のコレクションをチェックしませんか。

■詳細情報
・名称:東スロバキア博物館(Vychodoslovenske muzeum)
・住所:nam.Maratonu mieru2
・アクセス:コシツェ中央駅から徒歩15分
・営業時間:9:00~17:00(火曜日~土曜日)、14:00~18:00(日曜日)
・定休日:月曜日
・電話番号:(055)622-0309
・料金:大人3ユーロ、小人・学生2ユーロ
・所要時間:1時間程度
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.vsmuzeum.sk

聖アルジュベタ大聖堂

P9220439Photo by:新田浩之

コシツェ旧市街にいれば、必ず目につく教会が「聖アルジュベタ大聖堂」です。この大きな大聖堂があるおかげで、コシツェ旧市街で迷うことはありません。

さて、この大聖堂はスロバキア最大のゴシック式の教会です。高さは約58メートル! カメラに収めるのが大変です。ぜひ、外観だけでなく内装もチェックしておきましょう。

■詳細情報
・名称:聖アルジュベタ大聖堂(Dom sv Alzbety)
・住所:Hlavná, 040 01 Košice-Staré Mesto
・アクセス:コシツェ中央駅から徒歩15分
・営業時間:13:00~17:00(月曜日)、9:00~17:00(火曜日~金曜日)、9:00~13:00(土曜日)
・定休日:日曜日
・電話番号:+421 55/622 00 79
・料金:大人1.5ユーロ、小人、学生1ユーロ
・所要時間:30分程度
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.visitkosice.eu/sk/o-kosiciach/najkrajsie-pamiatky/dom-sv-alzbety

ミクラーシュ刑務所とフランティシュカー・ラーコーツィ記念館

P9220466Photo by:新田浩之

この博物館は17世紀から20世紀にかけて使われていた「ミクラーシュ刑務所」とハプスブルク帝国に反旗を翻したハンガリー人、ラーコツィの生家を合体させています。

刑務所の方には拷問用具が展示されていますが、ラーコツィの記念館は一転して美しい庭があります。そのギャップの差がおもしろいですね。

■詳細情報
・名称:ミクラーシュ刑務所とフランティシュカー・ラーコーツィ記念館(Miklušova väznica)
・住所:Námestie Majstra Pavla, 054 01 Levoča
・アクセス:コシツェ駅から徒歩15分
・営業時間:9:00~17:00(火曜日~土曜日)、14:00~18:00(日曜日)
・定休日:月曜日
・電話番号:(055)622-0309
・料金:ミクラーシュ刑務所 大人2ユーロ、小人、学生1ユーロ、フランティシュカー・ラーコーツィ記念館 大人3ユーロ、小人2ユーロ
・所要時間:2時間程度
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.vypadni.sk/sk/miklusova-vaznica-a-katov-byt-v-kosiciach

ヴィホルラト自然景観保護区

最後の3つは少しユニークな体験ができる観光スポットを紹介しましょう。「ヴィホルラト自然景観保護区」はスロバキアからウクライナにかけてブナの原生林がそのまま残っています。

いくつかのエリアは世界遺産にも登録されています。日本とは異なった手つかずのヨーロッパの自然に触れてみませんか。

■詳細情報
・名称:ヴィラホルラト自然景観保護区(Chranena Krajinna oblast’vihorlat)
・住所:Chranena Krajinna oblast’vihorlat,Slovakia
・アクセス:プレショフからミハロフツェで乗り換え(バス)プレショフから約3時間
・電話番号:+421 (0) 56/ 688 25 41, +421 (0) 56/ 688 25 43
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://slovakia.travel/vihorlat

バルデヨフ温泉


バルデヨフでは温泉も楽しめます。「バルデヨフ温泉」は旧市街から6キロの場所にあるので、アクセスがいいのが自慢のひとつ。

また、マッサージやプールがあるホテルも数多く存在します。「バルデヨフ温泉」でゆったりと過ごすのもいいでしょう。

■詳細情報
・名称:バルデヨフ温泉(Bardejovske Kupele)
・住所:Bardejovské Kúpele 1992/30, 086 31 Bardejov-Bardejovské
・アクセス:バルデヨフからバスで15分
・電話番号:+421 54/477 42 45
・オススメの時期:冬以外
・公式サイトURL:http://www.kupele-bj.sk

ドブシンスカ氷穴

最後に紹介するのがポプラド・タトリから南40キロにある「ドブシンスカ氷穴」です。これは深さ112メートルの洞窟を氷が覆ったもの。

世界でも最大級の氷穴です。19世紀に発見され、20世紀前半まではフィギュアスケートの練習場にも使われたそうですよ。「ドブシンスカ氷穴」へはガイドツアーに参加する必要があります。

■詳細情報
・名称:ドブシンスカ氷穴(Dobsinska L’adova Jaskyna)
・アクセス:ポプラド・タトリからバスで1時間
・営業時間:9:30~14:00(5月中旬~下旬、9月)、9:00~16:00(6月~8月)
・電話番号:(058)788-1470
・料金:大人8ユーロ、学生7ユーロ、小人4ユーロ
・オススメの時期:夏
・公式サイトURL:http://www.ssj.sk/sk/jaskyna/6-dobsinska-ladova-jaskyna
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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