ライター

慶應義塾大学商学部卒。大学在学中リベラルアーツ教育の米Bryn Mawr Collegeに1年留学し、クリエイティブライティングや美術、演劇など芸術科目を学びました。環境と動物のためにプラントベースな食事を心がけてます。

大切な人と何時間でも話していられそうな、優しい空気を纏う場所でした。

 

④トコインランタ

 ©2019映画「雪の華」製作委員会 
こちらはフィンランド湾沿いに広がる海岸公園。日が落ちた頃、街頭のライトが水面に反射し、恋人たちの時間を優しく照らします。

実はこの海の上も、冬になると歩けてしまうのです。

「2人が過ごした、淡い夜の場所ね…」(黄昏れている私の後ろ姿が、笑えるのはなぜでしょうか)

 

⑤ヴァンハキルッコ公園(ルットプイスト)

 ©Visit Finland 
お次は、ヘルシンキ市内中心部にある公園。あまり観光客には知られていないため、静かに楽しみたい旅行者におすすめです。

地元では有名なピクニックスポットだそうで、私もサーモンのサンドイッチなんか食べながら、うとうとしたいな…!

⑥市場

 ©2019映画「雪の華」製作委員会 
さて、ヘルシンキといえば外せないのは市場です。港に面した広場に、様々なお店が並びます。美雪と悠輔は果物をみていますね。美味しそう!

 photo by Marc-Philippe Becker 

冬場はお店が少なくなっているので、私たちはすぐ近くの屋内のオールドマーケットへ。

 photo by Marc-Philippe Becker 
個人的にサーモンが好きなので、サーモンにばかり目を奪われましたが、トナカイの肉、コーヒー、パン、チョコレートなど色々な食べ物があり、お土産探しにもぴったりでした。夏でも冬でもちゃんと楽しめるヘルシンキ、さすが!

■詳細情報
・名称:OLD MARKET HALL
・住所:Eteläranta, 00130 Helsinki
・営業時間:8:00〜18:00
・定休日:日曜日
・公式サイトURL:https://vanhakauppahalli.fi/626-2/

 

⑦レヴィ(Levi)

さて、お待ちかね!オーロラの名スポット、レヴィにやってきました。ヘルシンキから飛行機で北に1時間半。サンタクロースが住むと言われている、ラップランドに位置します。

 ©2019映画「雪の華」製作委員会 

 ©2019映画「雪の華」製作委員会 
いつまでたってもオーロラが現れず、悲しそうな美雪が印象的です。

私も美雪の悲しみを感じようと思って座り込みました。

 photo by Marc-Philippe Becker 

・・・なのに、どうしよう、ニヤニヤが止まらない。辺り一面は真っ白で美しくて、しーんと静かで、雪はふわふわ。ここの雪、なんて軽くて気持ち良いの!

「レヴィ最高〜!!!」という想いが抑えきれませんでした。もちろん1人ぼっちだったら、とっくに泣いていると思いますが。

 ©Visit Finland 
美雪が懇願する赤いオーラはなかなか見られない特別なものです。彼女は、幼い頃からの夢だったオーロラを見ることはできるのでしょうか…?

ちなみに、私は緑のオーロラを見ることができました!

 photo by Marc-Philippe Becker 
それだけでなく、月や星で輝くこんな景色も味わってきました。小さい頃、絵本で見た世界が現れて大興奮!

でもこの日はマイナス30℃まで冷え込み、凍る寸前だったな〜。何にも守られていなかった私の顔は、カサカサのバリバリになりました。オーロラを見に行く人はスノースーツのレンタルや、帽子、顔まで覆えるネックウォーマー、カイロで万全にしてくださいね。(切実!)

逆に、完全に対策すれば怖くはありません!

さて、これでホームページに載っていたロケ地巡りは完遂しました。

まだあるのだ、見逃せないロケ地!

でも、実はまだあるんです。魅力的な撮影地。大事な部分なので最後に2つだけ覗いていきませんか?

GLO Hotel Art

 photo by GLO Hotel Art 

 photo by GLO Hotel Art 
こちら美雪と悠輔が泊まった古城風のホテルです。スタイリッシュなデザインが多いヘルシンキで、こういった暖かみのあるホテルは珍しく、タイムスリップしたかのようです。

 photo by Marc-Philippe Becker 

ここは美雪の部屋…!改めて、撮影現場と同じ場所にきて、同じことをするのってドキドキしますね。

■詳細情報
・名称:GLO Hotel Art
・住所:Lönnrotinkatu 29 00180 Helsinki
・電話番号:0103444100
・公式サイトURL:https://www.glohotels.fi/en/hotels/glo-art

 
エルフの隠れ家(Elves’ Hiedaway)

 ©2019映画「雪の華」製作委員会 
そして、この物語の中で1番大事なシーンは、「エルフの隠れ家」というレヴィのテーマパークで撮影されました。エルフとは、サンタのお手伝いをするとも言われている妖精たちのこと。

 photo by Marc-Philippe Becker 

お菓子作りができるジンジャークッキーの家で、可愛い赤エルフにおもてなししてもらったり、

 photo by Marc-Philippe Becker 
黄色エルフの独特な雰囲気のトリコになったり。

雪景色、ユニークな建物たち、ベリージュースの香り。とにかくこの世界観にメロメロになりました!!こんなテーマパークは生まれて初めて。

レヴィにオーロラを見に行く人は、ここで楽しむのも忘れないでくださいね。

■詳細情報
・名称:エルフの隠れ家(Elves’ Hiedaway)
・住所:Rakkavaarantie 5,99130 Levi
・営業時間:10:00〜16:00
・定休日:なし。ガイドツアーは水曜・金曜の13:00〜のみ開催
・電話番号:+358 16 6510500
・料金:入場料15ユーロ/ガイドツアー45ユーロ (共に3歳未満は無料)
・公式サイトURL:https://www.lapintonttula.fi/ja/tonttula/

 

日本-フィンランド外交関係樹立100周年

さて2019年は日本とフィンランドが外交樹立100周年を迎えました。映画も公開されたことですし、これからさらに国民同士、仲良くなっていきたいですね!

 photo by Yuri Hamashima 
フィンランド人の同世代の女の子が「この映画は感動的で、素晴らしかった!自分の故郷を美しく描いてくれてとても嬉しい!」と言っていたのをきいて、じーんとしました。個人的には「映画→フィンランド観光→もう1回映画」という200%の楽しみ方をおすすめします。

1つ声を大にして言いたいのはフィンランドは、旅の初心者でも行きやすい国だということ。

ヨーロッパの中では最短距離、綺麗に整備された街、親日のフィンランド人、口に合いやすい食べ物…理由をあげたらキリがありません。なぜか北欧のハードルが上がってるのが不思議ですが海外デビュー1カ国目の人にもフィンランドはぴったり!

みなさんと一緒に映画について、フィンランドについて、語り合える日を楽しみにしています。

ライター

慶應義塾大学商学部卒。大学在学中リベラルアーツ教育の米Bryn Mawr Collegeに1年留学し、クリエイティブライティングや美術、演劇など芸術科目を学びました。環境と動物のためにプラントベースな食事を心がけてます。

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