トレド
photo by 中野正門
マドリッドからバスで1時間半、古都トレドに到着する。中世時代、イスラム教・キリスト教・ユダヤ教の3つの宗教の影響を受けているこの街は、街全体が博物館。その希少さから「もし1日しかスペインに居られないのなら迷わずトレドへ行け」 といわれるほど。
これぞヨーロッパ!というパノラマを見渡すのであれば、国営ホテル「パラドール・デ・トレド」のカフェからがおすすめ。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
photo by 手塚大貴
エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつでもあり、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着地でもある。
キリストの弟子のひとり聖大ヤコブ(=サンティアゴ)の遺骸は、1世紀に殉教したのち行方不明のままだったが、800年近く経ったのち、この地で発見された。以来、この奇跡の物語がきっかけとなって巡礼者の列が続くようになり、現在でもその数は毎年20万人にのぼる。
モンセラット
photo by Irina Papoyan/Shutterstock.com
バルセロナから少し足を伸ばして訪れたい町、モンセラット。「のこぎり山」とも言われる山の麓にある大聖堂には、カタルーニャ州の守護聖人として知られている黒いマリア様の像があることで有名。
最近ではパワースポットとしても有名で、大聖堂の「アトゥリオのパティオ」と呼ばれる中庭では、両腕を広げて瞑想している人も少なくない。
グエル公園
photo by いろは
ガウディが手がけた作品のなかでも特に地元の人から親しまれているのがこの公園。画家のダリが「砂糖をまぶしたタルト菓子のようだ」と評した門衛小屋や東屋をはじめ、可愛い色のタイルが散りばめられたオブジェや回廊、市内を見渡せる頂上と、そのすべてに心躍らされる。歩いているだけHAPPYをもらえるモザイクアート。
*編集部追記(2018/08/21)
以下、本書籍に掲載されていない観光スポットの一覧となります。
アルハンブラ宮殿
スペインのアンダルシア州にあるアルハンブラ宮殿。宮殿と呼ばれていますが、城塞の性質も備えており、その中には住宅や学校なども備えられていたそうです。
イスラム建築の最高傑作と称されるアルハンブラ宮殿。東西に長く広がっているので、ゆっくりと見たいなら、半日ほど時間がかかることを想定しておきましょう。
ガウディの作品
アントニ・ガウディが手がけた作品の1つであるグエル公園は、1984年に世界遺産に登録されました。
モザイクタイルで作られたカラフルな建築物を見ていると、まるでおとぎの国に来たかのような気持ちになってしまいそうですね。
以前までは無料で入ることができましたが、観光客が集まりすぎたため、今は公園内の『Monumental Zone』と呼ばれている場所に入るためには入場料が必要で、入場制限もあります。
音楽堂(カタルーニャ)
華やかな装飾に思わずうっとりしてしまう、カタルーニャ音楽堂。こちらも1997年に世界遺産に登録されました。
ここでフラメンコの鑑賞なんてできれば「スペインに来た!」と心の底から実感できそうですね。また、内部のステンドグラスもとても美しく、それを見るだけでも入る価値のある場所です。
コルドバのメスキータ
スペインのアンダルシア地方・コルドバにあるメスキータは、イスラム文化の影響を受けた建築物です。
二重に馬蹄形アーチの重なった美しい空間、イスラムの雰囲気が漂うデザイン、その他にもゴシックやルネサンスなど、年代ごとに様々な建築様式が混じり合い、唯一無二の魅力を生み出しています。
メスキータへは、ミナレットと呼ばれる尖塔を目指して行きましょう。
スポーツ(カンプ・ノウ)
フットボールファンにはもはや聖地として知られている、スペインのFCバルセロナの本拠地カンプノウ・スタジアム。
試合を観戦できることはもちろん、カンプノウスタジアムの内部に入っていける見学ツアーも行っています。ただ試合を観に行くだけではなく、観光地としても人気スポットです。
またFCカンプノウスタジアムのオフィシャルショップは、スペインのお土産の人気スポットにもなっています!
スペインに行きたい気持ちがウズウズ!
どうです?スペインに行きたくなってきませんか?
有名な建築物、おいしい料理、スポーツ観戦など、様々な魅力に溢れた国『スペイン』。ヨーロッパにありながら、どこかエキゾチックな雰囲気のあるスペインは、これからの季節に旅行するのにぴったりですね。
人々も陽気なので、夏に旅行するとますます楽しい気持ちになりそうです。今回の記事を参考にして、素敵なスペイン旅行を、ぜひお楽しみください。