■ 基本情報
・名称:Cueva de los Cristales
メキシコ「MUSA海底美術館」
カンクンには年間750,000人の観光客が訪れますが、そんなカンクンの海には石像があり、不気味な雰囲気を漂わせています。
実はこの石像は、自然環境の変化や環境魚の乱獲などでサンゴの数が減っていく現状を危惧したカンクン国立海洋公園が始めたプロジェクトだったんです。
イギリスの彫刻家であるジェイソン・デカイレス・テイラーによって作られたもので、作品を浅瀬に設置することでダイビングで気軽に観ることが出来るよう配慮がされています。
ダイビングが出来ない人でも底がガラスになった船もあるので、船の中から海の中の芸術を観賞できますよ。
海に沈められた像は徐々に海と一体化していき、現在では珊瑚が住みついています。前に比べると不気味な雰囲気も漂っていますが、魚や珊瑚が住みついた像たちはやはり神秘的です。
■ 基本情報
・名称:Museo Subacuatico de Arte
・住所:Blvd. Kukulcan Km. 15.3 Hotel Zone | Cancun, Isla Mujeres 77500, Mexico
・電話番号:+52 998 848 8312
・公式サイトURL:http://musacancun.org/
タンザニア「ナトロン湖」
タンザニアにあるナトロン湖は別名「炎の湖」と呼ばれています。
この湖がなぜ不気味なのは、その真っ赤な見た目だけではありません。実はこの湖は触れたものを石にしてしまうという、まるで映画の中の話のような恐ろしい力を持った湖なんです。
ナトロン湖のナトロンとは、古代のエジプトでミイラにするときに使われていた炭酸ナトリウム水和物のこと。
なぜ動物たちが石灰化してしまうのか、それはナトロン湖の水質が塩湖でさらに炭酸ナトリウムが噴出していることが原因です。
この2つが混ざり合った強アルカリ性の水に触れることで動物たちは石灰化されてしまいます。でも、動物が原形のまま石灰化してしまう原因はまだ分かっていません。
また、自然が生み出した死の湖は環境の変化により徐々に小さくなっていき、消滅すると言われています。
■ 基本情報
・名称:Lake Natron
アイルランド「ジャイアンツ・コーズウェー」
海岸に5kmに渡って広がる不思議な石の道ジャイアンツ・コーズウェー。1986年にはユネスコの世界遺産に登録されました。ジャイアンツ・コーズウェーという変わった名前は、アイルランドの巨人・フィン・マックールがスコットランドの巨人との戦いに備えて作ったという伝説から。
実際は、約6000万年前の火山のマグマが冷えて固まったことより、このような変わった石群が作られたようです。巨人が作ったと言われても思わず信じてしまうような見事な造形は見るものを驚嘆させます。
■ 基本情報
・名称:Giants-causeway
・住所:44 Causeway Rd, Bushmills, Antrim BT57 8SU イギリス
・アクセス:ダブリン・コノリー駅から鉄道で2時間で車で30分
・電話番号:+44 28 2073 1855
・公式サイトURL:http://www.nationaltrust.org.uk/giants-causeway/
オーストラリア「ヒリアー湖」
西オーストラリアにはピンクに染まった湖があります。
代表的な湖が「ヒリアー湖」で、1802年に冒険家のマシュー・フリンダーズによって発見されました。
ちょっと染まっているというレベルではなく、完全にピンクの湖。1年中その色は変わることなく、ずっと可愛らしいピンク色のままなんです。
なぜ湖の色がピンクなのかについては細菌が色を作り出しているというなどの説がありますが、まだ詳しくは分かっていません。
環境にはちょっと悪そうな色ですが、生物に及ぼす影響はないというから不思議。
ヒリアー湖は地上からは見ることが出来ないため、ヘリかクルーズでは見ることが出来ます。
■ 基本情報
・名称:hillierlake
・住所:Lake Hillier, Western Australia, Australia
・公式サイトURL:http://www.australia.com/ja-jp/places/wa/pink-lake.html
ブータン「タクツァン僧院」
標高3,000mの崖にあるタクツァン僧院は、ブータンの聖地として名高い多くの観光客が訪れる場所の一つ。
チベットに宗教を伝えた聖人・パドマサンバヴァがトラに乗ってきて、ここで瞑想をしたという伝説が残る聖なる場所なんです。
ただ、どうやってこの片道2~3時間もかかる場所に僧院を作れたのかが不思議。
片道2時間かかる道は、かなりきついとは思いますが、己と向き合いながらゆっくりと登る時間もきっとかけがえのないな思い出になることでしょう。
■ 基本情報
・名称:Taktsang Lhakhang
・住所:Taktsang trail, ブータン
・アクセス:パロから車で30分、そこから山道を歩いて2~3時間
・所要時間:30分
・公式サイトURL:www.parotaktsang.org/
チェコ「セドレツ納骨堂」
チェコにあるセドレツ納骨堂では、約4万体の遺骨を収容しています。
セドレツ納骨堂が普通の納骨堂と違うのは、1万体の遺骨を教会の飾りとして使っていること。
1870年にこの教会の持ち主であるシュヴァルツェンベルク家は木彫り家であるフランティシェク・リントにあるお願いをしました。
それは教会の内装に人骨を使って欲しいというもの。天井や壁飾り、なんとシャンデリアまですべて人骨で作られています。
教会の端にはメメント・モリ「死を憶え」が刻まれています。これは「いつか自分に死が訪れることを忘れるな」という意味を持つラテン語の警句です。
内装に人骨を使ってあるのは驚きで恐怖すら覚えますが、必ず訪れる死を自分自身で改めて考え直すいい機会になることでしょう。
■ 基本情報
・名称:Kostnice Sedlec
・住所:Zámecká, 284 03 Kutná Hora, チェコ共和国
・電話番号:+420 326 551 049
・公式サイトURL:www.ossuary.eu/
アメリカ「デス・ヴァレー」
photo by Jon Sullivan (pdphoto.org) / CC0
広大な砂漠が広がるデス・ヴァレー。
とにかく暑いことで有名で、世界最高気温56.7℃を記録した場所でもあります。そんなデス・ヴァレーには「動く石」と呼ばれる石があります。
誰が動かしたわけでもないのに、石が動いた跡が残っているんです。
1940年から研究者たちもこの謎を解くことが出来ず、なぜ動くかは分からないままでした。2014年になってアメリカの研究者がこの謎を解明。
風と凍った雨水によって動いていたと結論付けました。
見渡す限りに広がる砂漠、そのスケールの大きさには圧倒されてしまいます。とにかく暑いのでデスヴァレーに行くときには帽子や日焼け止めは必ず持っていきましょう。
■ 基本情報
・名称:Death Valley
・住所:P.O. Box 579, Death Valley, California 92328
・アクセス:ラスベガスから車で約2時間半
・電話番号:+1 760-786-3200
・料金:$10
・公式サイトURL:http://www.nps.gov/deva/index.htm
世界にはまだまだ不思議な場所がいっぱい!
いかがでしたか?世界にはこんなにも不思議な場所がたくさんあるんですね。
たまには不思議な場所を巡る旅も楽しいかもしれませんね。