ライター

田舎の古民家で暮らす27歳のマーケター。ゼロ日婚をした夫と2人でニュージーランドにてワーキングホリデー生活を送る。帰国後はフルリモートで会社員をしながら田舎暮らし。趣味は料理で、現地での暮らしや食文化に触れるような旅が好き。「主体的な選択で、幸せな人生をデザインできる人を増やしたい」という想いを胸に発信をしています!

「若者と一緒に仕事をしたい」「でも、どんな若者と? どんな価値があるの?」

そんな問いに、確かな答えをくれるのが、TABIPPOのコミュニティです。

前回の記事では、TABIPPO学生支部の元代表である日賀野 舜さんと、TABIPPOメンバーの工藤 亮太さん(通称:くっぴー)のおふたりに、学生時代のリアルと、TABIPPOの魅力について語っていただきました。

今回は、その想いを胸に、実際に企業とのプロジェクトに関わったおふたりに、TABIPPOコミュニティが持つ共創の力について、さらに深掘りして伺います。

TABIPPOには学生支部だけでなく、20〜30代で構成される「あたらしい旅の学校 POOLO」など、多様な関わり方で熱量の高い若者が集います。

彼らの声や行動が、どのように企業ブランド価値を高め、未来のファンづくりにつながっているのか。実際のプロジェクト事例をもとに、そのリアルをお届けします。

日賀野 舜
高校野球に熱中後、海外への憧れを持ち大学へ入学。大学1年生の夏に初めて1人で海外へ渡り、フィリピン・セブ島での教育プログラムへ参加。海外15ヶ国、国内46都道府県を旅する。旅を1人でも多くの若者へ広めるために2年間「TABIPPO学生支部」で代表を務め、同世代のべ3,000名に旅を広める。さらに、日本航空社をはじめとする観光系企業や各国政府観光局、地方自治体などと共同企画を行なった。現在は、欧米豪を中心とする訪日外国人を出迎える観光地づくりを行政、民間企業と協同している。
工藤 亮太
1995年に北九州市で生まれ、大学時代は5年間を大阪で過ごし、TABIPPO学生支部で大阪支部の代表を務める。就職とともに上京し、新卒1社目は求人広告メディアで営業&ネマケを担当し、2022年9月よりTABIPPOのセールスディレクターを担当。芸人としても活動しており、趣味はサーフィンとお酒。

学生支部×企業案件 〜JAL様との連携から見えた可能性〜

Photo by Syun Higano
ー 学生支部として、企業と一緒にお仕事をする機会もあったのでしょうか?

日賀野

僕が学生支部代表だったときに、日本航空株式会社の社内ベンチャーチーム「W-PIT」さまと2年間関わらせていただきました。最初はたまたま参加したイベントにいらしていた社員さんと名刺交換したところからのご縁で、スカイメイトというサービスのプロモーションをやらせていただいたり、奄美群島の喜界島、沖永良部島、青森県の三沢市などに学生支部メンバーと共に訪れるプロジェクトが始まって。

もちろんTABIPPOの社員によるサポートはありましたが、営業も見積書作成も、すべて学生たちでやらせていただいたんです。学生の立場において、そんな仕事の経験ができることが、すごく貴重だった。だからこそ本気で考えて、良いものをつくろうと取り組みました。

その後、BackpackFESTAにも協賛してくださって、登壇もしてくださり、人生の師匠となったと感じています。僕たちを信じてここまでやらせてくれて、温かく接してくださったことも含め、みんなJAL様のファンになりました。今でもこぞってJALの飛行機に乗っています。
そうやって若いうちに企業のファンになると、その先もずっとその企業を応援し続けたくなるよね。

工藤

旅×保険の融合 〜たびほけんが生んだ自発的な発信〜

写真引用元:https://tabippo.net/tabiho/

学生支部が運営する世界一周コンテストDREAMでは、ジェイアイ傷害火災保険様との取り組みがありました。夢を応援するということに共感して、協賛をしてくださることに。

旅を夢見る学生に安心を届けたいという保険会社さんの想いと、旅を全力で楽しみたいという学生の熱量が重なったプロジェクトでした。

『たびほ犬』というキャラクターがいるんですが、みんなぬいぐるみをつけて世界一周に行っていて。投稿をお願いしている以外の場でも、学生のみんながたびほ犬を自発的にストーリーにあげるなど、自然と愛されていました。
そうした発信は企業様にとってプラスだったはずで、両者にとって良い形になったなと思います。

工藤

ライフカード×タイ旅行 〜偶発性がブランド価値を上げる〜

写真引用元:https://tabippo.net/student-lifecard/
ー 若者の視点だからこそ、価値が生まれたような事例もありますか?

ライフカード様との取り組みが例ですね。タイに行く企画で、学生たちにクレジットカードを発行して、現地で使っている様子を発信してもらうようなご依頼でした。

印象的だったのは「バスでカードが使えた!」という予想外の口コミ。現地の地下鉄やローカルバスでカードをピッとタッチしてる動画がSNSに上がって、企業の担当者さんも驚いていました。偶発的に、今までにはなかった口コミを生み出すことができたんです。

工藤

日賀野

それこそコミュニティだからこそできることですよね。同じような想いを持った人が集まっているからこそ、「いいよね」と思ったひとつの発信が、響き合って広がっていく。コミュニティを大事にしているTABIPPOならではの価値だなと思いました。
本当にそうだね。ひとつの発信で終わりではなくて、それに対していろんな反応が周りで起こる。若い彼らのレンズを通した発信が、コミュニティの力でさらに大きくなって、こうした新たな価値が生まれたんだと思います。

工藤

若者との接点としての「TABIPPOコミュニティ」の力

ー TABIPPOを通して若い世代と関わることで、企業にとってはどんなメリットがあると思いますか?

若いうちに出会ったブランドや旅先って、一生心に残るんですよ。はじめてのクレジットカード、はじめての海外旅行、はじめてのバッグ。全部そう。

僕も、旅を始めたばかりのときに行ったタイが大好きで、今では“帰る”って言っちゃうくらい通ってて……たぶん13回くらい行ってます(笑)。最初に感動した国って、ずっと忘れないんですよね。

工藤

日賀野

先ほどのJAL様の例もそうですよね。「自分たちが仕事で関わった」「社員さんが温かかった」っていう記憶が、ブランドへの想いと信頼になっていく。若い世代の原体験に入り込めるって、長期的に見ても大きな価値のあることだと思います。
それだけ強いファンになれば、指名検索が増える。この先彼らが使うお金も増えていくから、企業や地域として得られる金額も大きくなっていくはずです。

さらにTABIPPOはコミュニティだから、先輩が使っているものを自分も使うようになる、というように、連鎖的に広がっていく。コミュニティのなかでブランド想起を増やしていくことは、マスプロモーションではできないことだと思います。

工藤

ー タイのお話がありましたが、TABIPPOはタイでもBackpackFESTAを開催していますよね?

はい、日本でのBackpackFESTAは旅の魅力を知る入口のイベントで、タイのBackpackFESTAは旅に一歩踏みだすための場として開催しています。タイ国政府観光庁様とTABIPPOの共催です。

クリエイターやインフルエンサーさん、たくさん旅をしている人たちが集まるから、はじめて海外に行く人も、そんな日本人たちに会うという動機で参加しやすい。海外に日本人が300人も集まるので、ものすごい雰囲気と熱量で、満足度もめちゃくちゃ高いんです。

工藤

写真引用元:https://tabippo.net/backpackfesta2023-in-thailand/

日賀野

学生支部のメンバーと一緒に参加したことがあるんですが、はじめてパスポートをとるために10人くらいでZoomを開いたりもして。旅の原体験を一緒につくることができて、共通言語になったことがすごく良かったなと思っています。

TABIPPOは、若者が海外に一歩踏みだすためのムーブメントをつくる力を持っていると、BackpackFESTA in Thailandの例からも確信しています。

「思いに共鳴する企業」とこそ、いい仕事ができる

ー さまざまな企業との取り組みがあると思うのですが、どんな企業と相性がいいと思いますか?

日賀野

やっぱり、「旅を広めたい」とか「若者を応援したい」っていう想いを持ってくださっている企業様だと思います。

TABIPPOの想いに共感してくださる企業様との取り組みだと、成果も出やすいなと感じます。JAL様やジェイアイ傷害火災保険様との案件は、そういう想いの一致があったから、TABIPPOも学生も企業も、全力で向き合えたんだと思います。
TABIPPOって、未来をつくる仕事ができる場所なんですよ。「今を売る」じゃなくて、「未来の価値を育てる」みたいな。せっかく生きているなら、本当に意味のあることがしたいし、本当に楽しいことをやりたいじゃないですか。

ブランド認知はもちろんですが、もっと根本の部分、クレジットカードの啓蒙とか、海外旅行保険の必要性とか、そういう本質的なメッセージを、ちゃんと伝えていく。

だからこそ熱量が高くなるし、結果的にファンがついていく。そんな循環を一緒につくれる企業さんと、これからも仕事をしていきたいです。

工藤

「未来を信じて動ける人たち」と働くということ

TABIPPOのクライアントワークは”未来をつくる”仕事。

旅や教育、人生の可能性に向き合う若者たちと、「その熱量に共鳴してくれる企業」が出会ったときに生まれる、価値の共創だと感じました。

「一緒に何かを成し遂げたい」「信じて任せてみたい」と思える関係性があれば、若者は自分の力を超えていけるし、企業のブランドにも新しいファンが生まれる。

そんな循環を生み出すのが、TABIPPOというコミュニティの力なのではないでしょうか。

未来を信じて動ける仲間とともに、本当に意味のある仕事をしてみたい──そう願うすべての企業様にとって、TABIPPOは心強いパートナーになれるはず。おふたりの力強いお話から、そう確信しました。

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田舎の古民家で暮らす27歳のマーケター。ゼロ日婚をした夫と2人でニュージーランドにてワーキングホリデー生活を送る。帰国後はフルリモートで会社員をしながら田舎暮らし。趣味は料理で、現地での暮らしや食文化に触れるような旅が好き。「主体的な選択で、幸せな人生をデザインできる人を増やしたい」という想いを胸に発信をしています!

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