こんにちは!星景写真家でトラベルライターの船橋弘範です。ニュージーランドのテカポ(Lake Tekapo)やマウントクック国立公園周辺の星空や風景を今後、ご紹介させていただきます。
今回は、私が大好きなテカポの素晴らしい星空と低緯度オーロラの動画をご紹介します。可能でしたら、パソコンなどの大画面で、高画質でご覧ください。
テカポ湖畔に佇む「善き羊飼いの教会」と天の川
世界有数の素晴らしい星空が見える「テカポ」は「星空」というカテゴリーで、世界自然遺産に申請中の場所。「テカポ」とは先住民のマオリの言葉で「夜の寝床」という意味です。
ニュージーランドの7月は真冬になります。その頃には天の川中心部が真上に見え、新月期には星たちの光で自分の影ができるほど、星たちの光で満ち溢れています。
2010年7月に私が撮影した、テカポ湖畔に佇む「善き羊飼いの教会」と天の川です。
この写真は新月期に撮影しており、星たちの光で遠くの雪山が照らされています。教会のオレンジ色は、遠くの街灯(光害防止用ナトリウム灯)からの光によるものです。
天の川はミルキーウェイと呼ばれるように、ミルクを流したような川が天上に流れています。肉眼で見ると雲のように白い大河が流れていて、天の川銀河の中心部の星が密集した部分はわずかに黄色く見えます。
ここで撮影するのが夢でしたので、夢が叶った至福の瞬間(とき)でした。空の色は本来はダークグレイですが、私の好きなブルーにしています。
読むプラネタリウム写真集「夜空と星の物語」のカバー写真に採用していただきました。
テカポの各地で撮影された星空絶景の動画
オーストラリアの写真家Alex Cherney (terrastro)さん撮影
「善き羊飼いの教会」で撮影された低緯度オーロラの動画
テカポの写真家Fraser Gunnさん撮影
マウントジョン天文台で撮影された低緯度オーロラの動画
テカポで星空ツアーを催行されているEarth & Sky LtdのMaki Yanagimachiさん撮影
ご覧いただいた動画はタイムラプスビデオと呼ばれ、数千枚以上の静止画(写真)を動画にされています。ご紹介した動画はいずれも素晴らしい作品です。
今後もテカポやマウントクック国立公園周辺の魅力をお伝えしたいと思います。
魅力的な満天の星空と低緯度オーロラ!
オーロラはカナダ・アラスカ・北欧などでカーテン状に揺れるのを見ることができます。ただ低緯度オーロラは、オーロラオーバルと言われるオーロラ帯から離れた場所でオーロラの上部を見るようになりますので、動きは比較的少ないです。
低緯度オーロラは、南半球ではニュージーランド南島・オーストライリアのメルボルンやタスマニアなどで見ることが可能。ただし、いつも見ることはできません。太陽活動が活発になった数日後に見ることができます。
テカポで満天の星空とともに低緯度オーロラをご覧になられた方は幸せですね!あなたもいかがですか?