白タク詐欺
ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

海外旅行に慣れていない人:海外でスリや置き引きなどのトラブルに遭遇しないかとても心配です。トラブルを防いで快適に海外旅行をする方法はあるのでしょうか。

という質問にお答えします。海外旅行中のトラブルを完全に防ぐことはできませんが、被害を抑えたり、高い確率でトラブルを回避できます。

海外旅行のトラブルを学ぶ意味とは

僕はこれまで9年間で63カ国を旅してきましたが、海外旅行が継続できなくなるほどのトラブルに巻き込まれたことはありません。かなり心配性なので、旅行先で過去に起こっている犯罪について学んだり、トラブルを回避するためのお金は惜しまないからです。

海外旅行でトラブルに巻き込まれた人たちに話を聞くと「犯罪の手口について知らなかった」と言う人が多いですが、「知っていれば避けられたと思う」とも答えます。また、万が一トラブルを避けきれなかったとしても、対策を知っていれば慌てずに最善の対応をできます。

ダブルブッキング

海外旅行のトラブル1:ダブルブッキングphoto by unsplash

Booking.comで予約したはずのホテルがダブルブッキングだったことが宿泊当日に判明。Booking.comからは謝りの連絡と共に代替のホテルが提案されてきたけど、これからBooking.comとメッセージのやり取りをしていたらいつまでもホテルが決まらない。どうしたらいい?

ダブルブッキングの解決方法と対策

同じくらいの金額のホテルを同じBooking.com経由で予約して、とりあえずはそのホテルにチェックイン。後日、請求内容を写真で送るなどのやり取りを経て、本来は泊まるはずだったホテルの金額で泊まることができました。つまり、差額はBooking.comが負担してくれました。

ダブルブッキングの対策

宿泊サービスやホテル側のミスによるダブルブッキングを防ぐすべはユーザーからしたらほとんどありませんが、現地の電話番号(SIMカード)を持っていればダブルブッキングが判明してすぐに電話がかかってくるので、早い段階で気づくことができます

もし、電話が繋がらない場合はメールが届くはずなので、電話番号の入手が難しい場合でもメールをこまめに確認することで対応の時間を確保できます。

Tirp.comの航空券キャンセル

Tirp.comの航空券キャンセルphoto by unsplash

フィリピンの首都マニラ経由で、ブルネイに訪れる航空券がキャンセルになりました。航空券の予約はTrip.comでしたが、キャンセルの理由は「航空会社の都合によるもの」と記載され、全額が返金されるとのことでした。

航空券キャンセルの解決方法と対策

出発日がすでに近づいていたので、予約していた航空券よりは高くなってしまいましたが別の航空会社でチケットを予約し直しました。メジャーな行き先の場合はほぼありませんが、マイナーなルートによっては飛行機の減便や航路の廃止によって航空券がキャンセルになることがあります。

航空会社が破綻して、飛行機が飛ばなくなることもありますね。こちらは事前告知がされないことが多いので、対応が最も大変です。

航空券キャンセルの対策

航空券キャンセルの事前対策はかなり難しいので、ダブルブッキングと同様にキャンセルメールを見逃さないことです。

パスポートを盗難される

パスポートを盗難されるphoto by unsplash

一緒に旅行をしていた友人のパスポートがスられました。場所はドイツ首都のベルリンにあるベルリンの壁付近です。カメラを構えて、肩掛けのバッグから注意がそれた隙にファスナーを開けられ、バッグの中にあるパスポートと財布を盗まれました。

パスポートの盗難の解決方法

海外でスリの被害を受けた場合、まずは警察署です。事情を話してポリスレポートを作成する必要があります。ポリスレポートは、旅行保険の適用や大使館でのパスポートの再発行に必要です。また、ポリスレポートがあれば、万が一盗まれたものが見つかった場合に警察が連絡してくれます。連絡先は自分の電話番号があればベストですが、宿泊先の電話番号でもOKです。

パスポートの盗難対策

パスポート盗難に関する最大の対策はパスポートをホテルに置いて行くことです。財布も置いていきましょう。1日で使う現金だけをポケットに入れておけば、もし盗られても被害は最小限です。

荷物を置き引きされる

荷物を置き引きされるphoto by unsplash

パスポートを盗られた友人とは別の友人が、スペインのバルセロナで荷物を置き引きされました。犯人グループは2人組で、1人が日本語で話しかけて注意を逸らしている間に、もう1人が荷物を盗むという手順でした。金銭の被害はありませんでしたが、仕事道具を盗られてかなり困りました。

置き引きの解決方法と対策

スリと同様に置き引きの被害を受けた場合も警察署でポリスレポートの作成が必要です。海外旅行保険で損害の補償を受ける人が多いと思うので、盗られてものや損害額は正確に記載してもらいましょう。

置き引きの対策

置き引きの対策としては、旅行者に話しかけてくる人を疑ってかかるということです。特に日本語を話せる外国人は要注意です。もちろん、日本が好きで日本語が話せる善良な方もたくさんいます。しかし、観光地で日本語を話す人は何らかの目的があることをまずは疑ってください。

ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

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