ライター
桃(Momo) TABIPPO編集部 / フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

得意な国・好きな国は徹底的に学んでおく


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旅行会社ではエリアごとに担当するスタッフが決まっているところが多く、自分が好きなエリアを担当できるかどうかは、上司が決めることになります。もし、得意な国、好きな国、これまで行った国があるなら、とことん詳しくなっておきましょう。

得意なエリアに所属が決まった場合、1つでも詳しい国があるとツアーの販売数・予約数に大きく影響します。好きな国のことならいくらでも語れるのが旅人。お客様も詳しいスタッフから旅行商品を買いたいと思うため、積極的に得意な国・好きな国は攻略しておくことが大切です。

 

ちなみに、私は一度訪れたことがあるフロリダ・ディズニーワールドへの旅行の問い合わせが来たら、非常に高い確率で受注に繋げられるよう、パーク内の攻略や全てのホテルの特徴、パークチケットやほかのテーマパークの情報までしっかり頭に入っています。

その結果、勤務していた2年間で販売件数トップを維持していました。

とにかく様々な飛行機に乗る


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旅行会社で手配をして欲しいお客様は年齢層問わず、飛行機やホテルにこだわる方が多め。どんな航空会社なのか、サービスがどうかなどを聞かれることもあります。

先ほどご紹介した、スカイトラックス社の航空会社ランキングを見ながら説明することもありますが、やはり一番は実際に搭乗してみること。体験に勝るものはありません。

 

特に、常にランキング上位にいるシンガポール航空、カタール航空、エミレーツ航空に乗ったことがなければ、ぜひ利用してみてください。特にカタール航空やエミレーツ航空は中東周りになり搭乗時間が長いのですが、サービスの質・機内食・機内での快適さは抜群。

ヨーロッパの航空会社は直行便が多いですが、値段が高いのがネック。そんな時にサービスの良くコスパの良いカタール航空やエミレーツ航空を紹介できると、成約率は一気に上がります。ぜひどれだけ素晴らしい航空会社か、色々な航空会社を実際に乗って確かめてみてください。

妄想旅行ルートを何本か組んで見る


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実際に妄想旅行ルートを組むという作業は、旅行会社の仕事の中で一番実践に近い作業です。しかし意外と難しく、時間がかかってしまいます。スムーズに出来るようになれば、実際に仕事を始めるようになっても様々なパターンの旅行ルートを提案することができます。

 

例えば、4月1日出発4月8日帰国でロンドン・パリ・ローマを周る8日間のツアーを作ると仮定し、航空会社の選定、各都市間の移動方法、ホテルの場所や名前など、実際にツアーを作ります。

すると、どこの都市にどんな航空会社が就航している、各都市間の移動はどんな方法があるのか、空港から市内までの距離など、お客様にそのまま伝えることができる情報がどんどん身についていきます。

 

スムーズに出来るまでは、世界地図が頭の中に入っていること、都市を言われてすぐにどこの航空会社を使うべきか優先順位をつけられることを意識することが大切です。空いた時間があれば、適当に場所と日数を決めて、妄想ルートを作ってみてください。

一番大切。旅に出る


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旅行会社のスタッフとして旅行を売る中で、一番大切なのは経験です。行ったことがある地域とそうでない地域は、実際にツアーを売ろうとする中で、お客様に提供できる情報量にかなり差が出ます。

さらに、今たくさんの旅行会社がある中で、お客様が選んで「この旅行会社で予約しよう!」と思う一番の決め手は、スタッフがどれだけ安心できるかということです。

 

例えば、どこかに予約をするときに「(行ったことないけれど)良いところですよね〜」というスタッフよりは「実際に行ったのでどれだけ素敵か知っています!この観光地に行くならこの駅が近いので、こっちのホテルが良いですよ!」と親身に丁寧に、どんな場所なのかイメージさせられるような接客ができたら、「この人に頼もう」と決意できますよね。

 

お客様はハネムーンや記念日の旅行以外はどんな旅なのかを教えてくれません。失恋かもしれない、恋人と初めての海外かもしれない、親孝行の旅かもしれない。様々なシチュエーションであっても旅行を成功させたいと思う気持ちは変わりません。

安心して旅をしてもらえる情報を提供するために、実際に出来るだけ多く旅に出て、自分の足で、目で見てその場所を体験してみてください。

旅行会社の種類

日本には、1万以上の旅行会社があると言われていますが、一概に旅行会社と言っても、かなりの種類があるってご存知でしょうか?今回は4つの種類に分けてご紹介します。

個人旅行(団体旅行)


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旅行会社の王道といえば、トラベルコなどの海外旅行ツアー比較サイトでツアーを出している個人旅行を扱う旅行会社。プライベートで旅行に行く時に頼むツアーの予約・手配を主に行っています。オンラインでしか受付していない会社もあれば、カウンターで接客することもあります。

基本的にはお客様が行きたい旅行先を指定し、そのままの旅程、またはアレンジをしてツアーを予約するのが主な仕事です。社内の企画担当者が作ったツアーをホームページに出し、問合せを受けたものに返答、予約・手配を行います。

団体旅行を扱うケースもありますが、団体旅行は航空券やホテルの仕入れを特別ルートで行うため、長く団体旅行に携わっている会社がかなり有利とされています。もし、団体旅行の手配をしたい場合は、得意な会社を選ぶのがベストです。

業務渡航手配


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旅行会社の中には、企業の業務渡航を専門に予約手配を受け持っている旅行会社もあります。たとえば、世界中で行われている見本市への視察や医学会・製薬業界の会議など、世界規模で行われるイベントごとの渡航の手配を行っています。

基本的な顧客は小・中規模の会社。大企業になると、後ほど紹介するインハウスという旅行会社を設けているところがありますが、それがない会社は自己手配や個人向けの旅行会社ではなく、昔から付き合いのある旅行会社に頼むことが多いです。毎年必ず同じ時期に渡航をすることが多いので、信頼と安心が仕事の決め手。

インハウス

インハウスとは、大企業の中に旅行会社を設けている旅行会社のことを指します。海外に工場があったり社員が頻繁に海外へ行く場合、毎回旅行会社に頼むのではなくすぐに手配してもらえるよう、自社に旅行会社を構えた例がインハウス。インハウスへの就職は、基本的に経験者のみ可能。

個人旅行と業務渡航の経験がある人を採用する傾向がありますが、その分福利厚生や待遇は親会社と同じということがあるため、実はかなり人気な就職先と言われています。同じ会社に長く働いている人も多く、ベンチャーが多い旅行会社の中には非常に珍しいです。

インバウンド旅行手配


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インバウンド旅行手配会社とは、訪日外国人向けに日本国内の旅行手配をする旅行会社です。ここ数年、訪日外国人が一気に増えましたが、その多くは海外の旅行会社または自己手配できた外国人ばかり。そこで、日本にいる日本をよく知る日本人が手配する旅行会社がインバウンド専門の旅行会社です。

大型バスを貸し切ったツアーをしたり、日本国内の周遊旅行のサポートをしたり。多くのケースで語学(英語や中国語)が話せることを採用条件としていることがあるため、採用条件は確認しておきましょう。

旅行会社の仕事の種類

先ほど、旅行会社の種類について4つほどご紹介しましたが、旅行会社には接客の他にも仕事があります、そこで今回は、旅行会社の主な仕事を2つご紹介します。

予約・手配


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旅行会社といえば、予約・手配課。自社で出しているツアーをホームページまたはトラベルコのような海外旅行比較サイトからいただいた、お客様からの問合せに対応します。

お客様が予約したいツアーが希望の日時で空いているかどうかを調べ、空いていたらそのまま予約、空いていなかったら代案として、今予約できるツアーを再検索して提案。その際、希望のホテルを変更したり、航空会社を変更したり、お客様の理想の旅行のために、あらゆる知識を参考にサポートします。

予約になった際は、航空券とホテルを仕入れ先に予約依頼を入れます。お客様の希望プランで予約ができているか、日時に間違いがないか、名前やパスポート番号にが違っていないかなど、かなり神経を使う重要な仕事です。

企画


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旅行会社の花形部署と言っても良い、企画課。多くの旅行会社が自社でツアーを作って販売できる資格を持っているため、航空券とホテルを組み合わせてオリジナルのツアーを作成したり、売れている・人気のある旅行先を調べてツアーに組み込んだり。流行を把握しながら売れ筋のツアーを作るという、大切な役割を担っています。

さらに、企画の中でもどこの方面を担当するか決められている場合、視察という形で実際に現地に行く場合があります。

企画を立てる上でこのホテルはこのカテゴリーがおすすめ、空港から市内までの移動が大変、おすすめしていたツアーは実は一日中かかってしまったなど、実際に体験したことを企画に反映する、非常に大切な仕事の一つです。

企画課は、航空券の仕入れをしたり、ホテルと値段交渉したり、理想のツアーに向けてBtoBのやりとりが増えることがあります。表に出る仕事はかなり少ないものの、ツアーが良いものでなければお客様は予約しないので、重要です。

旅行会社への就職、ワクワクしてきた?


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旅行会社は楽な仕事ではありません。自分の持てる全ての情報をお客様に一生懸命話をしても、結局「今回は予約しません」と断られてしまうこともあります。さらに一度のミスがお客様の信用に関わってくるため、ミスも許されません。

しかし、旅行に行く人は皆旅が好きな人。そんなワクワク出来る旅行を一番近くでサポート出来るのが旅行会社のやりがいです。「「ありがとう」が深い。中小の旅行会社で働くべき9つの理由」でもお伝えしましたが、一生懸命仕事をすればその分喜んでもらうことができます。

入社前にしっかり準備をして、素敵な旅行会社スタッフになってください。

 

「旅行会社に就職したい!」「旅に関わる仕事がしたい!」と思っている旅人は、就職・転職支援サービス「旅人採用」をぜひ使ってみてください。世界を旅した旅人のためのサービスで、旅人じゃなきゃ雇えない!という企業ばかりが集まっている素敵なサービスです。

旅人だからこそできること、経験してきたことを、ぜひ「旅人採用」を通じてアピールし、仕事に活かしていきましょう!みなさんが素敵な仕事を見つけられますように。

ライター
桃(Momo) TABIPPO編集部 / フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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