歴史と近代が融合する街
古い建物も新しい建物も共存しているパースの街。中心地に近代的な図書館が建っているかと思えば、その裏にはレンガ造りのクラシックな教会が残っていたり。
便利な都市機能を、確立させながらも古き良きものを大切にしている街なのです。昔の建物をリノベーションして使用している施設もクラシックでおしゃれ。
それが今の住民の生活にさりげなく馴染んでいることが素敵だなと感じました。
健康に配慮したお店や商品が充実している
健康志向の高いオーストラリアでは、環境にも体にも優しいオーガニック食材が身近な存在になっています。パースのスーパーでは、オーガニック製品のコーナーが広範囲で展開されていました。
日本ではまだまだ一部の店舗だけだし値段も少し高め。パースでは日々の生活に馴染んでおり、日常の選択肢の一つにオーガニックがあるんだなぁと見受けられます。
港町フリーマントルで訪れたのは、地元の人にも人気がある「THE RAW KITCHEN」(ザ・ロー・キッチン)。倉庫を改装したリノベーションカフェで、お店の名前の通りRAW(生のもの)の素材を中心にメニューが展開されているお店です。
お店のポリシーは、食材は30度以下で調理して栄養素を壊さないようにするこだわりを持っていたり、季節のもの、その地域のもの、オーガニック食品を使用するなど、素材の持ち味を最大限に生かせる調理をしていることです。
また、食材は100%グルテンフリーで、乳製品不使用のローフードを提供しています。ナチュラル志向のオージーたちにも大人気で、店内はにぎわっていました。私はイエローココナッツカレーを選択。程よくスパイシーなカレーの中に、煮込まれた野菜がゴロゴロ入っていてボリューム満点!
カフェレストランの隣にショップが併設されているのですが、扱っているものはオーガニックコスメやナチュラル雑貨など環境に配慮したものばかりで見ていて飽きません。ランチと合わせてショッピングにぜひおすすめしたくなるお店の一つです。
こちらはミツロウで作られた繰り返し使えるサランラップ!このお店以外にも販売しているお店を多く見かけました。抗菌作用があって鮮度が長持ちするらしいです!
・名称:THE RAW KITCHEN(ザ・ロー・キッチン)
・住所:181A High St, Fremantle WA 6160
・地図:
・アクセス:フリーマントル駅より徒歩約7分
・営業時間:11:30〜15:30 (月~水)/11:00〜21:00 (木〜日)
・電話番号:+61-8-9433-4647
・公式サイトURL:https://www.therawkitchen.com.au/
オーガニック先進国でもあるので、化粧品、ボディケア用品もオーガニック製品を使ったものが有名です。Aesopやジュリークが日本でも有名ですね。
肌につけるものを徐々にオーガニックのものにしていこうと思い、お土産に購入してみました!ビーガンコスメ「クリーンスレート」のボディバターは一日中しっとりしていて香りもきつくなく、お気に入りです。
本当に世界で一番住みたい場所になってしまった
パースは、世界でいちばん住みやすい場所といわれています。
私が滞在していたのは10日間ほどだし、旅行で行ったのでまだまだ見えていない部分があるかもしれませんが、ここは住んでみたい!と思える場所でした。
都市だけど中心地のすぐ近くには人々を癒してくれる広大な公園があって、郊外に行けば同じ地球だとは思えない大自然が広がっている。人口も東京みたいに爆発しておらず、健康や環境への意識も高く、周りの人を想いやるあたたかい人々の存在。そして、西インド洋に沈んでいく夕日が感動するほど綺麗で海も近いことが心奪われたポイント!
数日間滞在してみて離れるのが名残惜しかったし、もっと知りたくなった街。そして窮屈な気持ちになることなくのびのびリラックして過ごすことができたパースを訪れてみて、本当に世界で最も美しく住みやすい街であることを肌で感じることができました。
ぜひ、またいつか自由に旅ができる時がきたら、訪れてみてほしいと思います。
All photos by Misaki Naka