ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

在学中にTABIPPO大阪支部の立ち上げを経験し、ITベンチャーを経て2015年にTABIPPOのカムバックし、学生支部と旅人採用を担当する浦川拓也。

そもそもTABIPPOとの出会いは?就活のときに世界一周経験をどうアピールした?旅人採用を通して学生たちに伝えたいことは?など、その心のうちを詳しく聞いてみました。

浦川拓也

1991年生まれの27歳。滋賀県出身、大阪大学2015年卒業のTABIPPOでは珍しい関西人。大学時代に初海外で世界一周を果たす。帰国後は大阪でイベントスタッフとしてTABIPPOにジョインし、二度の大規模イベントを成功に導く。大学卒業後はITベンチャーに就職するも、2015年12月からTABIPPOにカムバック。新規の法人営業、イベント運営、学生400名のマネジメントなどを経て、現在は新規事業「旅人採用」の立ち上げを行っている。趣味は登山。

――まず、今のお仕事について教えてください。

学生支部と旅人採用の担当を兼任しています。

――学生支部のお仕事はどのようなものですか。

TABIPPOには、400人くらいのイベントスタッフがいます。僕は、彼らとともにイベントの準備をしたり、彼らのサポートやマネジメントを担当したりしています。

 

――旅人採用は、2018年3月の立ち上げから担当されているんですよね。

そうです。セミナー講師として、就活の進め方や自己分析の方法、ロジカルシンキングなどをレクチャーしています。またSNSなどを通したユーザーの集客施策も担当しています。

――旅人採用とはどんなものですか。

一言でいえば「旅人のための転職・就職支援サービス」です。TABIPPOは世の中に旅人を増やすことをめざしていますが、旅人が帰国した後の就職支援をするのが旅人採用です。

カウンセラーが就活生と1対1で話し、一人ひとりにぴったりの企業を紹介する「旅人特化版のエージェントサービス」と言うとわかりやすいかもしれません。


――珍しいサービスですよね! でも、なぜTABIPPOが就職支援をするのですか。

旅人って、人生に悩みがちじゃないですか? 旅っていい経験になるし、得るものも多いですよね。なのに無駄に悩んでいる人が多いと思うんです。

――たしかに悩みがちかもですね(笑)。

彼らの経験や想いをうまくかみくだき、自分の強みを自覚して社会で生かしてほしいと思っています。旅人は優秀なんだから、もっと企業で活躍してほしい。それをサポートするというのが「ユーザー視点」の旅人採用です。

――「企業視点」ではいかがですか。

旅人は、誤解されがちでもあります。「すぐ辞めるんでしょ?」「休みがないとイヤなんでしょ?」と。でも、そうじゃないと思うんです。旅人の経験を僕たちが抽象化し、強みとして企業に理解してもらうことで、「旅人であること」が会社の課題解決につながる世界観をつくりたいと思っています。

――旅人と企業のwin-winをめざすわけですね。

そのとおり。帰国後にスムーズに就職できるとわかれば、旅に出る人が増えます。そして旅人がビジネスパーソンとして活躍すれば「旅人っていいよね」というムードになり、また旅する人が増える――こんな良い循環を作りたいんです。

――旅人採用って、無料でカウンセリングを受けられたり自己分析や履歴書の添削をしてもらえたりする、すごくいい制度ですよね。私が学生だったら絶対に利用してると思いますが……旅人採用の弱みってあるんですか? 

紹介できる企業がまだまだ少ないことですね。ただ、多ければいいというものではありません。旅人に共感してくれる企業、目の前の学生に合った企業を厳選しています。

エージェントサービスに共通する弱みで言うと、カウンセラーとの相性が重要だということでしょうか。一般的なエージェントサービスには、自分とどうしても相性が悪いカウンセラーもいれば、自分の成績だけを考えて、入社させることそのものをゴールにするようなカウンセラーもいます。

――それは不安ですね……。

その点、旅人採用は安心です。カウンセラーが旅人だったり、世界一周やワーホリ、留学の経験があったりするので、価値観も似ていますし、旅人特有の悩みもある程度柔軟に理解してくれますよ。


――カウンセラーが旅人だというだけでも、心強いですね。浦川さん自身はどんなキャリアを歩んでこられたのですか?

大学では理学部でした。実家から通っていたし教職課程も履修していたので、とにかく忙しい学生生活を送りましたね。サークルに入る時間もありませんでした。

やがて「つまらない学生生活をなんとかしたい」と感じるようになり、思い付いたのが「世界一周」。大学3年生が終わったタイミングで休学しました。帰国後、TABIPPOの学生スタッフを2年間経験し、大阪支部の立ち上げにもかかわりました。

――新卒で就職した会社はどんなところだったのですか。

求人サイトを運営している、30人くらいのベンチャーです。営業リストを作り、テレアポをして見込み先に訪問する毎日です。そしてそのかたわら、新卒採用にもかかわっていました。

――その会社を退職した後、TABIPPOにジョインされたわけですよね。

ベンチャーを1年で退職し、TABIPPOに入社しました。1年目は、前職と同じく営業を。2年目に学生支部の担当になり、旅人採用も兼務するようになった形です。

――なぜ旅人採用を兼務するようになったのでしょうか。

旅人採用は、株式会社アプリという会社さんにパートナーになっていただいています。このアプリさんが、僕が営業をやっていたときのクライアントなんですよ。

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西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

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