ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

オーストリアの首都・ウィーンに初めて旅行することになったら、どこへ行こう?音楽の歴史に触れてみたいし、有名な画家の絵も見てみたい。ウィーン料理を堪能して、カフェ文化も満喫したい!

そんなわがままなあなたのために、初めてのウィーン旅行で体験してほしいことをまとめました。私・阿部サキソフォン(@abesaxophonist)は2018年にウィーンを訪れ、すっかり虜になってしまっていたのです!

数々の音楽家にゆかりのある街で音楽に触れる

「音楽の家」でウィーンフィル指揮体験

ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンなど名だたる作曲家にゆかりのあるウィーン。「モーツァルトハウス」など個人に注目した観光スポットもあるのですが、初めてのウィーン旅行で全部まわろうと思うと大変です。あまり音楽に詳しくない人は、どこに行けばいいかわからないですよね。

そんな人におすすめなのが「音楽の家」(ハウス・デァ・ムジーク)です。ステップを踏むと音がなる階段があったり、有名な作曲家についてわかりやすく紹介してあったりと、初心者でも楽しめる施設になっています。


実はこの音楽の家がある建物は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の創始者であるオットー・ニコライが住んでいた場所でもあります。ウィーンフィルに関わる展示も多く、なかでも目玉はバーチャル指揮体験。スクリーンに映る楽団を前に指揮を振ることができるのですが、これが意外と難しいんです……!

ちゃんとテンポキープしないと演奏が遅れていき、指揮の出来次第によっては途中で演奏が止まってしまうことも。うまくいくと拍手喝采、失敗するとブーイングを受けてしまいます。すばらしい演奏ができるよう、チャレンジしてみてくださいね!

■詳細情報
・名称:Haus der Musik
・住所:Seilerstätte 30 , 1010 Wien
・地図:
・営業時間:10:00 – 22:00
・電話番号:+43 1 513 48 50
・料金:大人 €13
・公式サイトURL:https://www.hausdermusik.com/

ウィーン国立歌劇場でオペラ鑑賞


こちらの存在感のある建物は、ウィーン国立歌劇場(通称オペラ座)。せっかく音楽の都に来たからには、本場の音楽を聞かないわけにはいきません。筆者もウィーンに訪れるまでオペラ未経験だったのですが、こちらでオペラデビューを果たしました!

なんとなく敷居が高いイメージがあるオペラは、実は誰でも楽しめる娯楽の一つ。一番安い立ち見のチケットは数ユーロから出ていますし、外のスクリーンで無料で見ることもできるんです。


中に入ってみると、キラキラと輝く装飾に圧倒されます。たまにはドレスアップして大人の雰囲気を味わうのもいいかも。事前にストーリーを確認しておくと、より楽しんで鑑賞できるのでおすすめです。

座席には小さなモニターがついており、日本語を含む6ヶ国語の字幕を表示可能。言語に不安がある人も、安心してオペラを見ることができますよ。

■詳細情報
・名称:Wiener Staatsoper
・住所:Wiener Staatsoper GmbH Opernring 2 1010 Vienna
・地図:
・アクセス:地下鉄U1、U2、U4のKARLSPLATZ駅すぐ
・電話番号:+43-1-514 44-2250
・料金:一番安い立ち見席は約3ユーロ〜
・公式サイトURL:www.wiener-staatsoper.at

カフェ文化を体験してみよう

歴史的なカフェハウスが残るウィーン


ウィーンには歴史あるカフェハウスがたくさん残っています。かつての芸術家や作家たちがカフェに集い、情報交換をする場として重要な役割を果たしていました。1794年には、オペラ座の横にカフェが誕生。その後一度閉店しましたが現在はカフェ モーツァルトとしてオープンし、ウィーン市民に親しまれています。


店名にモーツァルトと入っているだけあり、メニューにはところどころに彼の姿を見ることができます。筆者が注文したのはホットチョコレートにチョコソースとピスタチオソースがかかったドリンク、そしてモーツァルトトルテ。

ちなみにオーストリアはヨーロッパでも珍しく、無料で水が提供される国なんです。アルプスからおいしい水が流れてくるため、水道水も飲めますよ!

■詳細情報
・名称:Café Mozart
・住所:Albertinaplatz 2, 1010 Wien
・地図:
・営業時間:8:00 – 24:00
・電話番号:+43 1 24 100-200
・公式サイトURL:www.cafe-mozart.at

ウィーンに来たら絶対に食べたい!「ザッハー・トルテ」


ウィーンを代表するお菓子、ザッハー・トルテはやはり外せません!1832年、宰相メッテルニヒの命によりフランツ・ザッハーが考案したお菓子。息子のエドワルド・ザッハーが1876年にお店をオープンし、今でも「カフェ・ザッハー」には常に行列ができています。


筆者が訪れた日も列ができていたのですが、1人だったこともあり待たずに入店することができました。食べたことがある友人からは「かなり甘い」と聞いていたので、心して食べてみると……オレンジピールが効いていて程よい甘さ!

確かにずっしりとしてボリュームはあるけれど、ホイップクリームも甘くないので合わせて食べるとちょうどいいバランスになります。お土産として購入することもできますよ。

■詳細情報
・名称:Café Sacher Wien
・住所:Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien
・地図:
・営業時間:8:00 a.m. – midnight
・電話番号:+43 1 51456661
・公式サイトURL:https://www.sacher.com/en/restaurants/cafe-sacher-wien/

美術史美術館の中にある「世界一美しいカフェ」


世界一美しい◯◯と言われるスポットは世界にたくさんありますが、「世界一美しいカフェ」はここオーストリアのウィーンにあります。多くのコレクションを持つ美術史美術館の中にその店は入っており、カフェ自体がアート作品のような美しさです。

席に座って食事をするのはもちろん、ぜひ上の階から見下ろしてみましょう。おしゃれな床の模様や大理石の美しさに驚くはず。館内にあるカフェなので入場料はかかりますが、一見の価値ありです!

■詳細情報
・名称:Kunsthistorisches Museum
・住所:Maria-Theresien-Platz, 1010 Wien
・地図:
・開館時間:月曜日を除く毎日 10時~18時、木曜日 10時~21時(6月-8月及び10月15日‐1月19日 毎日開館)
・電話番号:+43 1 525 24-0
・料金:大人 € 16
・公式サイトURL:www.khm.at
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高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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