ミーソン聖域
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6世紀から13世紀頃にかけて栄えたチャンパ王国の遺産が多く発見されている地域です。チャム族が築いたと言われているチャンパ王国は、当時交易により北ベトナムよりも高い建築技術を持っていたと言われています。
ミーソン遺跡も発見された頃は森林のようでしたが、現在も発掘が進められチャンパ王国の歴史も少しずつ明るみになってきています。
・名称:My Son Sanctuary
・住所:Duy Phu Commune, Duy Xuyen District, Duy Xuyen, Vietnam
ハノイのタンロン皇城の中心区域
タンロンというのはハノイの旧称で、昇り龍という意味があります。1010年から1804年までの全てのベトナム王朝が都を置いていたため、それぞれの時代の遺跡が混在している点が特徴です。
最も古い遺構は中国支配時代のものとされ、遺跡には20ほどの宮殿などの建築物があります。2010年に世界文化遺産に登録されました。
・名称:Central Sector of the Imperial Citadel of Thang Long-Hanoi
・住所:19C Hoàng Diệu, Quán Thánh, Ba Đình, Hà Nội 100000 ベトナム
チャンアン景観地帯
自然の地質博物館とも呼ばれるチャンアン景観地帯は総面積2168ヘクタールにも及び、河川、盆地、石灰岩によって形成されています。数千年をかけて作られた鍾乳洞がたくさんあり、観光客向けのクルーズに参加すればそのうち9つの洞窟を見学することができます。
さらに、ディン朝の首都であったホアルーには当時の寺院などが残っています。これら両面の価値が認められ、2014年に世界複合遺産として登録されました。
・名称:Trang An Landscape Complex
胡朝の城塞
わずか2代、7年だけの短命王朝だった胡朝の時代に建てられた遺跡郡です。現在残っているのは、東西南北に建つ城門のみで、城壁内はかつての面影は全く見られず畑が続いています。
南門側に、日本のODA事業によって建設された資料館が建っており、胡朝に関する資料を見ることができます。2011年に世界文化遺産に登録されました。
・名称:Citadel of Ho Dynasty
・住所:Vĩnh Lộc District, タンホア ベトナム
まとめ
いかがだったでしょうか。ベトナムは日本から6時間程度で行くことができるので、短い休暇でも気軽に訪れることができます。あ、そうそう。気になる食事はフランスとアジアの食文化が融合した、美味しいものを食べることができますよ!