ライター
小林邦宏 旅するビジネスマン

月に1回世界一周する“旅するビジネスマン”。1977年東京都出身。大手総合商社を経て、2005年に株式会社グリーンパックス設立。これまでに訪問した国は100カ国以上。現在も、50か国程度と取引をしている。大企業が手掛けないようなニッチなビジネスを得意とし、眠っているビジネスの種を探して日々世界を飛び回る。世界の花屋チーフバイヤーとしてNHK『世界はほしいモノにあふれてる』・NHK「あさイチ」など、テレビ・ラジオ出演多数。 著書『なぜ僕はケニアのバラを輸入したのか』(幻冬舎)

こんにちは。小林邦宏です。私の自己紹介は「毎月1回世界一周をしながら働く、フリーランス商社マンの生き方とは!?」からご覧ください。

いよいよ夏本番ですね。夏の旅といえば、青い空とビーチが広がるハワイをおすすめしたいと思います!

毎年、夏は2週間ほどステイしていましたが、今年は残念ながらコロナの関係で行けません。読者の中にも、きっと同じ思いをされている方がいるかと思います。

今回のハワイコラムを通じて、少しでもハワイを旅している気分になってもらえると嬉しいです。

ハワイは世界的に有名なトロピカルフラワーの産地

ハワイといえば、あのトロピカルな雰囲気が魅力的なのですが、その景色を頭でイメージしてみると、花々が咲き乱れていませんか? 例えば、僕も大好きなお花、プルメリア。ハワイの青空が似合う白い花ですね。

道端には、エネルギッシュなジンジャーの花も。

こういったお花をトロピカルフラワーと呼ぶのですが、ハワイ諸島は世界的なトロピカルフラワーの産地なんです。主に、ビッグアイランドことハワイ島の東部ヒロで栽培されています。

東部ヒロが花の生産に適しているわけとは?

この地を代表する生産者の一人が、日系4世のエリック・サダオ・タノウェ(Eric Sadao Tanouye)さん。なんと45年もの長い歴史を持つ農園なのです。

元々は、エリックさんの父、ハロルド・タダシ・タノウェさんが、ハワイから全米全土へ出荷するものを育てたいという思いからスタートしたのだとか。

これがお花の世界の面白いところなのですが、こうしたトロピカルフラワーの栽培が、ハワイ諸島でもなぜオアフ島でなくビッグアイランドで、かつコナでなくヒロで発展したのか…? これには、貿易風と降雨量が関係しているのです。


ヒロで栽培しているアンスリウム

ビッグアイランドといえば、中心部にそびえ立つキラウェアやマウナ・ケアなど、最も高いものでは4,000mを越える山々がありますね。

東からの温かく湿った貿易風がこれらの山にぶつかり、ビッグアイランド東部に降雨をもたらしてくれるのです(実際、同じビッグアイランドでもコナの降雨量は少ないのです)。


ヒロ空港に着く飛行機。外に出ると、いつも暖かく湿った風が吹いています

さて、降雨はよいとして、実際にはハワイはトロピカルフラワーにとっては暑すぎる。ところが、ここでもまた貿易風が登場します。

東からの貿易風がお花の”体感温度”を下げてくれるのです。結果、このヒロの地でアンスリウムをはじめとした素晴らしいトロピカルフラワーが生まれるわけです。

僕はヒロに訪れ、美しく咲き誇るお花を眺めると、いつも「これは、神が創りしお花ではないか…」と感じてしまいます。それほどに、天・地・人が揃った環境なのです。

「アロハ=愛」の気持ちを大切にするハワイの人々

そして、“人”ということでもう一つお話を。

知らない人はいないであろうハワイの言葉、”アロハ(Aloha)”。みなさんきっと何気なく使われていると思いますが、ロコ(=ハワイの人)にとってアロハとは”愛”を意味します。

「お花とともにアロハ(愛)の気持ちをみなさんに届けたい」というエリックさんの口癖があります。

この理念は、今から45年前、お父様のハロルドさんが農園を始めた当初からの思いで、エリックさんも当然、後々は息子さんにも「このアロハの気持ちと共に、農園を農園を引き継いでもらいたい」といつも仰っています。

前回、エリックさんにお目にかかったのは、ちょうど1年前の夏。私たち「世界の花屋」の毎月の定期便で利用するお花を買い付けているために訪ねました。


「世界の花屋」では、毎月、世界各地のお花をお届けする定期便があります。何が届くかは毎月のお楽しみ!

「私たちのお花が、世界の花屋を通じて、日本とハワイの間のアロハの象徴になってほしい」と、エリックさんが笑顔と共にお話されていたことが印象に残っています。

みなさんが次回ハワイに行かれた際、そんなアロハの気持ちと共に、ぜひお花に寄り添ってみてもらえると本当に嬉しいです。

一押しカフェ「Café Morey’s」の朝食がおすすめ

最後になりましたが、ハワイの僕のお気に入りのスポットをご紹介します。それは、今から約2年前にオープンした”Café Morey’s”。

ホノルル・ダイアモンドヘッドの麓、モンサラット通りに位置するカラフルでポップなカフェです。

僕はここの雰囲気が本当に大好き。お店のオープン当初から、ハワイ滞在時は2日に1回はここMorey’sで朝食を取っている感じです。(笑)

開放感のある店内で、ダイアモンドヘッドからのさわやかな風を感じながら、モーニングを楽しむことができます。そして、もちろんハワイアンコーヒーも。

世界中で仕事していることもあり、時差の関係でハワイ滞在中も深夜・早朝に仕事していることも多い日々。そんなときにこのカフェでの一息が、ものすごくリラックスタイムになります。

こうして原稿を書いていると、ああ、やっぱり行きたくなりますね、ハワイ…。

遠くない未来に、ハワイへ戻れることを楽しみに、今回はこの辺で。

Mahalo!

 

All photos by Kunihiro Kobayashi

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小林邦宏 旅するビジネスマン

月に1回世界一周する“旅するビジネスマン”。1977年東京都出身。大手総合商社を経て、2005年に株式会社グリーンパックス設立。これまでに訪問した国は100カ国以上。現在も、50か国程度と取引をしている。大企業が手掛けないようなニッチなビジネスを得意とし、眠っているビジネスの種を探して日々世界を飛び回る。世界の花屋チーフバイヤーとしてNHK『世界はほしいモノにあふれてる』・NHK「あさイチ」など、テレビ・ラジオ出演多数。 著書『なぜ僕はケニアのバラを輸入したのか』(幻冬舎)

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