ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

「旅がもっと楽しくなる! 岩永徹也が選ぶ世界遺産ベスト3」スタート


photo by 桃

イベントの序盤では、「勉強が趣味です」という岩永さんが感じる世界さんの魅力をお話ししてくれました。

 

(MC)ーー世界遺産検定は今何級をお持ちなんですか?
3級を持っていて、この前2級を受けました。資格試験は、検定当日までのカウントダウンがゾクゾクして楽しいです。やめられないですね。

 

(MC)ーー世界遺産検定を受けようと思ったきっかけを教えてください。
勉強が趣味なので、世界遺産検定を知り受けようと思いました。写真を見るのが好きなので、教科書を読んでいるだけでワクワクしてくるんですよね。全カラーの教材にはどんなことが書いてあるのか、たまに英語の問題なんかも出てきたりして、とにかく勉強していて楽しいです。写真は誰が撮ったんですかね…?写真集のような感じです。

イベント当日は世界遺産検定合格発表の前日。でもサプライズで…


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(MC)ーー今回2級を受けた岩永さん、いかがでしたか?
対策をしっかりして受検したのですが、出題内容に思いのほか最近追加された世界遺産などが多かったですね。僕は少し古いテキストで勉強していたので、最新の世界遺産のことは知らなくて。

クイズ番組のために新しい日本の世界遺産は少しは知ってましたが、海外のものは全然わからなかったです。常に最新の情報は仕入れないとダメですね。

 

ーー2級の勉強量は?
ドラマの撮影時間の合間に行いました。セリフを覚えながら勉強も平行しました。

 

ーーここで岩永さんにサプライズです!岩永さんが受検した世界遺産検定2級の合皮ですが、今日特別に発表いたします!


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急におどおどし始めた岩永さんでしたが…。結果は無事合格。安心されたようです。

 

ーー次はいよいよ1級ですね。意気込みをお願いします。

次の1級はみんなと一緒に勉強したいですね。会場に2級をお持ちの方〜…いないんですね、じゃあ待ってます(笑)

岩永徹也が選ぶ、勉強して行きたくなった世界遺産ベスト3を発表

続いて今回のトークイベントの目玉である、岩永さんが選ぶ世界遺産ベスト3を発表してくださいました。合わせて選ばれた理由も解説していただきましたので、ご紹介します。

3位:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(長崎)


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岩永徹也さん:地元の長崎なので選びました。最近(2018年世界遺産に)選ばれて嬉しかったですし、自分の中で当たり前だと思っていた景色が(世界遺産に認定されたということで)特別なものに変わりました。

世界遺産ではないのですが、長崎にあるおすすめスポットは川棚というところにある四次元パーラー「あんでるせん」です。マスターが自分を超能力者だと称していて、お客さんが名前を名乗っていなくても、名前を知っていたり、お店にある筆箱から筆箱より何倍も大きい文房具が出てきたり…。僕もこの仕事をしていなかったら、マスターに弟子入りしていました(笑)

2位:万里の長城(中国)


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岩永徹也さん:万里の長城って宇宙から見えるんです。地球人は何を作っているかなあ」と宇宙から確認したら、万里の長城が見えるんですよ。全長は約6,000kmもあるんです。

長城は、元々は北から攻めてくる相手を防ぐための城壁です。そのため、北の方の壁が高く、反対に南は味方陣地なので馬が走って飛び越えられる高さまで壁を下げています。そのため、万里の長城は壁の高さを見れば東西南北がわかると言われています。

「おしゃれじゃない」という理由で、高さが整えられてしまっている場所もあったりするので、一概には言えませんが。

 

以前世界遺産検定のインタビューで、「自分を世界遺産に例えるならば、万里の長城」という話をしました。万里の長城は造るときに端っこから作るのではなく、飛び飛びに城壁を作って、後からひとつに繋げていくという手法で作られています。そのやり方が、興味のある所や手を動かせるところから動かしていく自分の生き方に似ているなと思いました。

1位:「クルアニ国立公園」(『アラスカ・カナダ国境地帯の山岳国立公園群』)(アメリカ・カナダ)


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岩永徹也さん:ここは、氷河が見えるだけでなく、美しい紅葉を見ることもできます。住んでいる人間よりも生息している動物の数の方が多い場所です。何と言ってもオーロラが見えるのが魅力的です。一生に一度はみたいなと思って選びました。

最後は世界遺産クイズで大盛り上がり


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最後は岩永さんを含めた来場者全員が参加するクイズを実施。問題は「ロシアの世界遺産サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館の警備員として雇われているのは熊か猫どちらでしょうか」といった正解を知ると、世界遺産がもっと面白くなるようなクイズが3つ出題されました。

岩永さんは「うーん、わからないなあ…」と言いながらも見事全問正解。2級認定者の実力を発揮していました。

続いて、世界遺産アカデミー主任研究者 宮澤光先生が世界遺産の魅力について語ってくださいましたので、ご紹介します。

世界遺産アカデミー主任研究者 宮澤光先生が語る世界遺産の魅力


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例えば毎日通っていたコンビニも更地になったら忘れてしまうように、大切なものでもなくなってしまうと忘れてしまいます。世界遺産とは、人類が次の世代に大事なもの・価値があるものを残していこうというものです。

世界遺産を知ると、世界にはこんな人々がいて、いろんな文化や自然があるんだなというのを知ることができる。クルアニ国立公園なんかは世界遺産にならなければ、一般的に知られることがなかった場所かもしれません。そこが、世界遺産になることでしっかり守られているんです。

僕が一番好きな世界遺産は、パリのセーヌ河岸にあるサント・シャペル教会です。外見は地味なんですが、2階に上がると息をのむほど美しいステンドグラスを見ることができます。ぜひパリに行ったら訪れてみてください。

まだ間に合う!写真集のようなテキストを購入して勉強しよう


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次の検定は12月16日(日)。宮澤先生曰く「これから初めて受検される方でも、今すぐに勉強を始めれば、まだまだ受かる確率は十分ありますよ」とのこと。

実はあまり大きな声では言えませんが、筆者の私も世界遺産検定受検を一度挫折してしまった1人…。しかし今回のイベントや、岩永さんのインタビューを通じ、もう一度テキストを買い直して勉強しよう思いました。

さらに先生曰く、「日本にある検定の中でもトップクラスで、誰かに知識を披露してみたくなる検定」だそうなので、私も早く取得をして知識を深めて誰かにこっそり自慢してみようと思います(笑)

世界遺産検定について詳しく知りたい!受検してみたい!という方はぜひ「世界遺産検定公式ホームページ」をチェックしてみてください。

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桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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