TABIPPO社員
小井詰 さちよ 社員 / デザイナー

HOLA!チリ育ちの日本人、トリリンガルです。TABIPPOで雑貨や書籍の企画や制作、全体のクリエイティブを担当するデザイナー。言葉やデザインで旅の良さを広げたい。リモートワークを駆使しながらフルタイムで働く2児の母。旅も仕事も自分のことも、自由で欲張りに、好きなことをして生きてます。

コムローイへ出発


そしていよいよ楽しみにしていたコムローイ祭へ!日本人向けのツアーを予約していたため、お昼ごはんを食べてから集合場所のホテルへ向かいました。

お昼にはチェンマイに来たら食べたいと思っていたカオソーイのあるお店を選びました。ココナッツミルクのカレースープに麺が入っていて、その上にカリカリの揚げ麺がのっている料理。甘辛いスープと麺が美味しくて、今でもまた食べたいなと思うほど絶品でした!


子どもたちはタイティーが気に入って、ごくごく!独特な甘さがやみつきになっちゃう。私も大好きなので、帰りに空港でお土産にも買って帰りました。

ホテルに到着すると、紅茶とミニケーキでお出迎え。注意事項や現地での流れを丁寧に説明してくださり、日本語を勉強しているタイの学生さんがグループごとにガイドをしてくれるのでとても助かりました。

夜空一面のオレンジランタン


ホテルから約1時間半バンに乗ってコムローイ祭が開催される会場へ移動。コムローイ祭は複数箇所で開催されており、今回私たちが参加したのはイーペン・ランナー・インターナショナルというイベントです。

まだ明るいうちに到着し、フォトスポットが設置されていたり、飲み物やドリンクが購入できる屋台も並んでいたので、まずはそこで夜ご飯タイム。その後、椅子がずらっと並べられたランタン上げをする場所へ歩いて向かい、最初はタイの伝統的なダンスを見たり瞑想の時間がありました。


子どもたちは飽きてしまっていたのですが、ようやく火を灯す時間になると2人の表情ががらりと変わります。一体今から何が始まるんだろう?といった緊張した顔つき。どんどんオレンジ色の光に囲まれていき、自分たちのランタンにも火をつけると、不思議そうに中を覗き込んでいました。


ランタンの中に熱がたまるのを会場全員で待ちます。3!2!1!の掛け声とともに一気に手を離すと、ゆっくりと舞い上がっていき真っ暗な空がオレンジ色に染まっていきます。


上がっていく瞬間、ぶわっと鳥肌が立ちました。


あぁ、すごくすごくきれい。おしゃべりな子どもたちも、この時はキラキラと舞い上がるランタンに釘付けでした。


上の方へ飛んでいくと、ドーーン!と大きな花火がいくつも打ち上がりました。会場のテンションも上がり、高揚した気持ちが抑えきれず、ずっと心拍数が高かった気がします。


こんなに素敵な光景を家族そろって見ることができて幸せだなあと感じた瞬間でした。

もう一度見たい絶景


遅くまでやっていたこともあり、エネルギーをたくさん使った2人は帰り道にはぐっすり眠っていました。子どもたちはもちろん、大人の私たちにとってすごく貴重な時間で、いつか見たい絶景から、もう一度見たい絶景に変わりました。

帰国してからも、コムローイ見たんだよ!と保育園の先生に嬉しそうに伝えたり、白い洗濯カゴを持ってコムローイだよ。とランタン上げをする真似をしていました。記憶はどんどん薄くなってしまうかもしれないけど、写真を見ながら家族で話をすることで、少しは覚えていてくれるかもしれない。

ひとり旅ができるくらい大きくなった時に、この時のことを思い出して、またあの景色を見たいと海外へ興味を持ち飛び立っていってくれたらと思っています。

All photos by Sachiyo Koizume

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小井詰 さちよ 社員 / デザイナー

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