ベン・サンダース(イギリス)
2004年、北極へのスキーによる単独到達を、3人の探検家が果たしたというニュースが入ってきました。3人の探検家のうちの1人、ベン・サンダースは当時26歳。
ベンは世界最年少でスキーによる北極点到達を果たした冒険家として一躍有名になったのです。
マイナス46度という極寒の中をスキーで進んでいくという、NASAが「統計開始以来最も過酷な条件」と認定した状況の中を果敢に進んで見事到達を成し遂げたベン。
2014年には、南極大陸でスコット大佐が歩んだ2,888キロにも及ぶ道のりを辿る探検を行うなど、その後も精力的に活躍しています。
渡辺大剛(日本)
日本にも、若くして素晴らしい成果を上げている冒険家の方はたくさんいます。
渡辺大剛さんは2004年6月、当時22歳292日で7大陸最高峰を制し、日本人としては史上最年少でこの偉業を達成した人物となりました。
渡辺さんは達成後、「登山はこれで幕を下ろし、次は大気圏外から青い地球を見たい」と今後の抱負を語っていたのですが、2012年12月にロシアで自動車事故に遭い、31歳という若さでこの世を去ってしまいました。
白石康次郎(日本)
白石康次郎さんは1994年、当時26歳でヨットによる単独無寄港無補給世界一周の史上最年少記録を樹立しました。渡航距離は地球一周を超える46,115キロ。
その後白石さんはヨットレーサーへと転身し、2006年の単独世界一周ヨットレース「5OCEANS」クラスⅠでは、第2位となるなど顕著な実績を上げています。
青木達哉(日本)
エベレストよりも登頂難易度が高く、一説には世界一難しい山ともいわれているK2。この山の最年少登頂記録を持っているのは、日本人の青木達哉さんです。
青木さんは2006年、東海大学の登頂チームと共にK2に挑み、見事に登頂を成功させました。
また、2012年には世界で初めてキャシャール峰の登頂を成功させ、その功績を評価されてピオレドール賞が贈られています。
まとめ
若くして偉業を達成しながらすでに亡くなってしまっている方もいらっしゃいますが、その冒険心や勇気は今なお私たちの心を揺さぶるものばかり。
冒険や探検はなかなか出来ることではありませんが、まだ見ぬものへの挑戦、という観点から見れば、私たちも彼ら、彼女らから学ぶことは数多いでしょう。
ぜひ、私たちも勇気を出して、挑戦の日々を過ごしていきたいものですね。