私がカナダの北の街ユーコン準州の州都ホワイトホースに引っ越してきたのは、2018年の秋。この冬で暮らして2回目の冬になります。
今回は、2回の冬を経験して驚いたことをご紹介したいと思います!
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停電が頻繁に起こる
photo by pixta
私は今ダウンタウンに暮らしていますが、8月中旬から11月までに既に3回停電がありました。数時間で復旧するので大したことはないですが、困るのは寒い時期!
特に1番最近起きた停電は深夜2時頃だったので、電気暖房の我が家はかなり寒い夜を過ごしました。木が倒れたり気温の変化など理由はさまざま。そして同じダウンタウン内でも配線がブロックにより異なるので、メインストリートを挟んで半分だけ真っ暗ということもしばしば。
役に立つのはキャンドル!もともと日照時間が短い土地ということやアウトドア好きが多いこともあり、ヘッドランプやキャンドルが大活躍する時間でもあります。
大自然だけじゃない!芸術が充実
photo by Satomi
実際に住むまでは、ユーコンと言えば雄大な山や、アラスカまで続くユーコン川など大自然のイメージしかなかったですが、意外にも芸術がとっても充実!
ダウンタウンのバーは多くの場所で毎週ライブミュージックがあり、アマチュアからプロまでフィドルグループやクラシックアンサンブル、ジャズグループが活動しています。
トロントやバンクーバーから引っ越して活動している音楽家も少なくなく、いい音楽に触れられる機会が多くあるのです。私もアンサンブルグループに入っていますが、年に数回コンサートがありとても充実しています!
地元焙煎コーヒーがある
photo by Satomi
コーヒーの木があるわけではありませんが、焙煎をユーコンでしています。「Beaan North Coffee」という会社で、深煎りから浅煎りまで種類も豊富。ダウンタウンにあるカフェではここのコーヒー豆を使っているカフェも多くあります。
個人的にはフランチャイズのカフェよりも、味がしっかりしていて好きです。スーパーやメインストリートにあるお土産屋さんで豆を購入することができます。
車が15台並んだだけで渋滞?
photo by Satomi
初めてホワイトホースに来た時に最初に思ったのは、「ダウンタウンが小さい!」ということ。帰宅ラッシュ(夕方5時過ぎくらい)になると大通りの交通量はもちろん増えますが、車の数自体は正直そこまで多くないです。
しかし、もちろんここに長く暮らしている人の感覚は違うわけで……。7年ここに住んでいる同僚がそれを見ると、「この渋滞が好きじゃないからダウンタウンに住みたくない」と感じるそうです。
そして2回目の冬に合わせて日本から戻ってきたときには、去年小さいと感じていたダウンタウンがまあまあ大きく感じられて、慣れってあるんだなと実感した瞬間でした。今はダウンタウン暮らしですが、ラッシュアワーは絶対に大通りを通らないようにしています。