ペリト・モレノ氷河では氷河の上を歩く「氷河トレッキング」を楽しむことが出来ます。大自然を目で見るだけでなく、体で楽しむことができる珍しい体験なので行かれた際は是非参加してみて下さい。もちろん僕も足にザックを装着して参加してきました。
そして、ツアーの最後は氷河の上で、、、っと、これを言ってしまったら楽しみが半減してしまうのでここでは秘密にしておきますね。ツアーの申し込みなどは拠点となるエル・カラファテという町で簡単にできます。
アウトドアブランドPatagoniaのロゴマーク「フィッツ・ロイ」
そして、こちらもパタゴニアの代表的な存在、フィッツ・ロイ。この山の形、どこかでみたことありませか?これはアウトドアブランドで有名な【Patagoniaパタゴニア】のロゴマークにもなっていることでお馴染み場所でもあるんです。
フィッツ・ロイへは拠点となるエル・チャルテンという町からトレッキングで片道4時間、往復8時間の道のり。最後の1時間かなり険しい山道になりますが、目の前で気高くそびえ立つ姿を見たら、今自分がパタゴニアにいると実感すること間違い無しのスポットです。
ここでのオススメは朝日と共に現れる「燃えるフィッツ・ロイ」を見ること。テントを担いで山の麓でキャンプをする方法もありますが、僕は朝3時にエル・チャルテンで泊まっていた宿を出発し真っ暗闇の中、山の麓を目指しました。
この時は残念ながら「燃えるフィッツ・ロイ」を拝むことはできませんでしたが、旅仲間と共に見た、穏やかな朝の光りに照らされたフィッツ・ロイは今でも忘れることはありません。
その他にもトレッカーの聖地と呼ばれているパイネ国立公園や、
チリの秘境、マーブル・カテドラル、
パタゴニア北部サンカルロス・デ・バリローチェにあるカンパナリオの丘など見所多数。南米と言えばもちろんウユニ、マチュピチュが挙げられますが、パタゴニアも素晴らしい場所なのでこちらも予定に組み込んでもらいたい一大スポットとなっています。
ボリビア・ウユニ塩湖のサンライズ
ようやく登場。すべてを映し出す天空の鏡、ボリビア・ウユニ塩湖。
最近ではメディアでの露出もあり、旅人のみならず全国的にも人気が出てきた、言わずと知れた絶景スポットですね。「死ぬまでに一度は行ってみたい場所は?」と聞かれたら多くの人がこの場所を口にすることでしょう。僕にとっても今回の世界一周では外せない場所の1つでした。
正式名称はウユニ塩原、塩の大地なんですね。その大地に雨季に水が張った時にだけ見られる「天空の鏡」は空、雲、山、人すべてを映し出してくれます。
朝、日中、夕暮れ、夜とそれぞれ違った表情を見せるウユニ塩湖。その中でも僕が特に好きだったのが、サンライズのほんの数十分だけ現れるこちらの光景(下の写真)。
ピンクともムラサキとも言えないその独特の空間は、自分は一体どこにいるんだろう?そんなことを思わせる不思議な感覚に導いてくれます。ウユニに同じ日はないと言うように、常にこの光景が見れるわけではありませんが、だからこそ魅力を感じる場所なんだと思います。
どんなに知名度が上がりメディア露出が増えてきても、やっぱり自分の足で、自分の目で見に行って頂きたい風景です。最後になりましたが、今度はウユニのサンライズとは対象的にお気に入りのサンセットスポットをご紹介したいと思います。
ギリシャ・ナヴァイオビーチのサンセット
ギリシャ・ナヴァイオビーチ。ジブリの名作「紅の豚」のモデルになったと言われる場所です。ギリシャの西に浮かぶザキントス島北部に位置するこのビーチは、夏になると多くの観光客で賑わう南欧のリゾート地です。
ここでちょっとしたエピソードを。僕が訪れた時は残念ながらオフシーズンで、バスも週に1,2本、観光客もほとんど居ない状態で、バカンスといった雰囲気はゼロでした。島に着いたはいいものの、島北部に向かうバスは出ておらずヒッチハイクも捕まらない。日没が刻一刻と迫っている。
これまで1人タクシーなんて一度も使ったことがなかったけれど、どうしてもここの夕日だけは諦めきれず、意を決して大枚はたいてタクシーを利用。
タクシーの運転手に全力で飛ばしてもらい、着いた先に現れたのがこの光景でした。ほんと、言葉にならないとはこのことを言うんですね。絶景とは場所もさることながら、そこに至るまでのシチュエーションも大きく関わってくるのだと感じた瞬間でした。
まとめ
いかがだったでしょうか?できるだけその場で感じたことを交えて、自分なりに「絶景」と言うものを振り返ってみました。僕個人のテーマとしても「世界の美しい絶景、日々の何気ない日常をいかに1枚の写真で表現できるか」ということをいつも考えながらシャッターを切っています。もしこの記事を読んで「よし旅に出よう!」と思っていただければ幸いです。
もちろん、今回は自分が実際に足を運んだ場所だけですので、世界にはまだまだ知らない素晴らしい風景が数多く存在していると思います。僕も残りの少ない時間をめいいっぱい楽しみたいと思いますので、皆さんも是非旅を楽しんで下さい。