悪の戦慄迷宮!香港の安宿「重慶大厦」で、僕が陥ったカオスすぎる罠

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こんにちは、旅人美容師のKOHです。

今回は東南アジア一周中の最初の国、香港で宿泊したゲストハウスの入っている巨大な建物、重慶大厦(チョンキンマンション)について実際に泊まってきた潜入レポートをお送りします。

東南アジアの混沌とした雰囲気とはまた違う、香港独自のカオスがそこにはありました。

沢木耕太郎氏の「深夜特急」にも登場するこの重慶大厦。バックパッカーには是非この空気を肌で感じて欲しい!

 

重慶大厦(チョンキンマンション)

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photo by KOH

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photo by Artist in doing nothing.

チョンキンマンションとは、住居を主とした雑居ビル。飲食店や両替商、携帯端末店、売店、コインランドリー、床屋、ゲストハウス、ここにはなんでも揃っています。

特にゲストハウスは香港屈指の安宿が集まり、世界中のバックパッカーがおとずれるほど有名。

ホテルの宿泊費でも4000円〜と宿泊費の非常に高い香港において、1000円〜3000円で宿泊できる激安ゲストハウスがあるのはバックパッカーにとって強い味方になるでしょう。

 

建物の構造としてどこからどう見ても巨大な一つのビルですが、A棟〜E棟まで5棟に分かれていて、全16階と17階建て。1階を除いて各棟の横の移動はできない構造となっています。

 

チョンキンマンションの歴史

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photo by feserc

チョンキンマンションの歴史には度肝を抜かれました。歴史ごとにはそんなに興味のない筆者ですが、その物語が実にカオス極まりないのです。

 

話はさかのぼり、1945年の第二次世界大戦中。イギリスの植民地にあった現在の香港には、唯一世界中どこの国の主権も及ばない「九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)」という無法地帯化した街がありました。

第二次世界大戦の敗戦後、内戦から逃れた難民で人口過密が進み、無計画な増築により九龍城砦はさらに迷宮化。

犯罪者が逃げ込んでも警察が追ってこれないため、売春や薬物売買、賭博、その他違法行為が行われ、中国マフィアの巣穴となり暗黒化が進んでいました。

当時九龍城砦の人口は5万人、人口密度にしてなんと190万人/㎢。これは畳1枚に3人が入る密度です。

 

そして、その後1993年〜1994年にかけて九龍城砦の取り壊し工事を政府が行った結果、その住民たちが追われるように移り住んだ場所こそが、このチョンキンマンションなのです。

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※編集部追記
上記、「九龍城砦の住人がチョンキンマンションに移り住んだ」と記載させていただきましたが、家賃やスペースの面で現実的ではないという意見もあるため、この場を借りてお詫びと訂正をさせていただきます。

チョンキンマンションが九龍城砦の後継者として重ね合わせているのは、旅人のイメージなのかもしれません。関係者の皆様には、ご迷惑おかけしたことをお詫び申し上げます。

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2000年代に入りA棟3階に保安所が設置され、規制強化により治安は改善に向かっております。

2015年12月現在では強引な客引きはちらほらいますが、さほど危険な雰囲気はありません。多くの観光客が訪れる観光地にもなっています。

 

筆者が乗ったエレベーター内で黒人の殴り合いがありましたが笑顔で見て見ぬふり。危険な雰囲気はありません。

歩けばドラッグを勧められますが、危険な雰囲気はありません。夜中に倒れている人がいましたが、危険な雰囲気はありません。

…もしかしたらちょっと危険なのかもしれません(笑)

 

飲食店の罠

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photo by KOH

ドラクエやポケモンといったロールプレイングゲームの世界において、このようなダンジョンに罠は付き物です。

チョンキンマンションの入り口を抜けると、まずカレーの匂いがします。多数の飲食店がありますがインド料理しか見かけません。

チョンキンマンションのインド料理屋の特徴として、割とボッタクリが多いので注意しましょう。先に値段を聞くのが対策法です。

 

筆者は値段聞いたのに教えてもらえず、空腹に負けてとりあえず食べたらライスとカレーで100HKD(約1500円)でした。ちょっとぼったくられています。

まんまと罠にかかりましたね…そして翌朝お尻から火を吹きました。

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photo by KOH

このインド料理店『HALAL』にぼったくられたのでご注意を。1階のインフォメーションを右に曲がってすぐのところにあります。

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photo by KOH

赤い看板のカレー屋『Red Knight』は安心価格でした。夜遅いと安くなり、ライスとカレーで20HKD(約300円)でした。

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WRITER

幼少期は北朝鮮首都平壌で立ちションしながら育ち、21才で最速の独立を果たしたフリーランスの美容師、世界中のストリートで髪切ってたり切ってなかったり。常に面白いことを探しています。

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