ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

今回はヨーロッパ極北の国、アイスランドの旅行情報をお伝えします。そもそも、アイスランドには何があるのでしょうか。アイスランドにはどのようにアクセスすればいいのでしょうか。そのような素朴な疑問から見ていきたいと思います。

*編集部追記
2016年10月の記事に新たに3つの情報を追記しました。
2016年10月の記事に新たに情報を追記しました。 (2017/09/16)
2017年9月の記事に新たに情報を追記しました。 (2019/03/07)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

 

アイスランドに行ってみての感想

photo by pixta

私がアイスランドを訪れたのは夏頃で、暑すぎず寒すぎず、とても過ごしやすい気候でした。アイスランドは北極圏に近いため、夏は夜の間もずっと日が沈まない白夜が続きます。初めての体験だったので、深夜になっても外が明るいことに驚きを隠せませんでした。

アイスランドは人も優しく、自然が美しいとても魅力的な国ですが、物価が非常に高いのが難点!ちょっと油断すると、レストランで食事をして5,000円が飛んで行った…なんてこともしばしばです。外食は非常に高く付くので、民泊などを利用して自炊を心がけるようにすると、まだ安く抑えられるはずです。

アイスランドは見所満載の国なので、ツアーやレンタカーなども利用して、節約しながら賢く旅行しましょう。

 

旅行のルート

photo by pixta

まずは首都レイキャビックにあるハットルグリムス教会へ行き、塔の上に登って、カラフルなレイキャビクの写真を撮影し市内散策しました。

次の日は、世界でも屈指の大きさを誇る温泉・ブルーラグーンを訪れました。インターネットで予約していたので、待つことなくスムーズに入れました。予約していないと入れないことが多いので、注意が必要です。

そしてその翌日、火山の国として知られるアイスランドを印象付ける象徴的な観光ポイント・間欠泉ストロックルを訪れました 。間欠泉はアイスランド国内の所々にありますが、このストロックルは地上30mまで熱水を4~5分おきに噴き上げます。その頻度の高さと迫力は圧巻で、観光客も多かったです。

 

物価

「アイスランド」と聞くと「物価が高い」とイメージされる方も多いでしょう。アイスランドの特徴は安いお店が無いことです。そのため、アイスランドに訪れる際は、きちんと予算を組んだ方がいいでしょう。

ピザでも約400円くらいになります。ドーナッツでも300円前後。首都レイキャビックにあるホステルでも3000円以上はします。旅人にとっては少々、財布に厳しい国と言えるでしょう。

 

その中でも節約をするポイントとしては、レストランには行かず、地元の人が利用するスーパーマーケットで商品を購入すること。

アイスランドではほとんどのホステルにキッチンがついているので、夕方買い出しに行きそのままホステルに戻り調理するように過ごしていたところ、食事代がかなり抑えられました。

オススメのスーパーマーケットは、Bónus(ボゥヌス)とKrónan(クロゥナン)。Krónan(クロゥナン)は賞味期限の近い食品がセール品として売られていることがあるので、それを購入し買ったもので調理するのがオススメです。

 

治安

アイスランドにおいて、治安の心配は不要です。あるとすれば、外国人による軽犯罪が見られる程度です。治安よりも心配すべきことは事故。アイスランドには自然が楽しめるスポットがたくさんありますが、決して立ち入り禁止エリアに入ってはいけません。

アイスランドでドライブを楽しむ方も多いでしょう。ただし、運転に慣れていない方は冬にアイスランドでドライブするのは避けた方がいいでしょう。

 

気候・服装・旅行シーズン

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Photo by:Moyan Brenn

アイスランドで一番気になるのは気候・服装ではないでしょうか。ベストシーズンは夏の6月~8月。ただし「夏」と言っても、日本の春~初夏くらいの気温になります。朝晩は肌寒くなりますので、カーディガンは必須です。

一方、冬は暖流が流れていると言っても、かなり冷え込みます。防寒対策はしっかりと! 特に耳あて、帽子、手袋などのアイテムと下半身対策はしっかりと行ってください。

特に、アイスケーブにいく際や外でオーロラを見る際は、しっかり防寒対策をしましょう。ツアーに参加するときは、防寒具を貸し出してくれるところもあるのでしっかり確認をするのが良さそうです。

 

通貨

意外に思われるかもしれませんが、アイスランドはEUに加盟していません。通貨はアイスランドクローナ(1クローナ=0.9円)です。国際空港やレイキャビックで両替ができます。

なお、アイスランドではクレジットカードが広く通用します。クローナよりもクレジットカードを多用した方がお得に旅行ができます。

 

チップ

基本的にアイスランドではチップの習慣はありません。サービス料は料金に含まれています。アメリカのように気を使うことはなく、日本と同じ対応をすれば問題はないでしょう。ただ、個人的にお世話になったガイドさんやドライバーさんにはお金を少々払ってもいいかもしれません。日本のお土産を渡すのもいいのではないでしょうか。

 

宿泊施設

アイスランドにはレイキャヴィーク、アークレイリなど各主要都市に宿泊施設があります。アイスランド独自のシステムとして、学校の寄宿舎を利用した夏だけの宿泊施設があります。期間は6月~8月末まで、基本的にシャワーやトイレは共同になります。なお、新しい寄宿舎になると、シャワーやトイレが付いてある場合もあります。

基本的にはキッチンがついているホステルが多いので、レストランやカフェに立ち寄るとかさんでしまう食費が、積極的に自炊をしていくことでグッと抑えることができます。

どうしても食べたいという地元の料理以外は、積極的に自炊をしましょう。近くにスーパーがあると、非常に便利ですよ。

 

ビザ

他のヨーロッパ諸国と同様、90日以内の滞在であればビザはいりません。

 

コンセント

アイスランドのコンセントはCタイプです。電圧は220V、周波数は50Hzになるので、日本の機械をアイスランドで使用する際は変圧器が必要です。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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