ざ出発!
ライター
宇多 将太郎 アマゾン川でイルカと一緒に泳ぎたい!

冒険と野生動物と海外ドラマが大好き!大学卒業までに30か国制覇目指してます。

節約旅行に飛行機の乗り継ぎは付き物ですが、乗継時間が長いのもしんどいですよね…ではその間に市内観光へ出かけませんか?旅を最大限に楽しむために、乗り継ぎ先で観光をする方法をまとめました。

*編集部追記
2014年12月に公開した記事に新たに加筆しました。(2018/12/28)
2018年12月に公開した記事に新たに加筆しました。(2020/02/28)

用意するもの

-Eチケット
-乗り継ぎ先の観光地情報(ガイドブック)
-現地通貨

STEP1:観光出来るか否かを判断しよう!

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観光に出かけたものの、乗るべき飛行機を逃してしまった!なんてことがあったら大変ですよね。まず、観光に出るか否かを決める際の3つの判断基準をお教えします。

①乗継時間は最低でも4時間以上

乗継地点に到着してから、次に乗る飛行機までの時間を確認しましょう。4時間以上あれば出かける時間があります。それ以下の場合は、時間内に戻ってこられない、もしくはほとんど観光する時間が無いのでおすすめ出来ません。

なお、場所によっては入国審査にかなり時間がかかるケースがあります。乗り継ぎ観光でも一度外に出るという自覚を持って行動するのが良さそう。少しでも余裕がないなと思ったら、潔く諦めることも非常に大切です。本当の目的地への飛行機に乗り遅れないようにだけ、お気をつけください。

②乗継国の入国ビザを調べる

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発着が多いハブ空港であれば、大体の国が日本人の入国ビザを必要としませんが、例外もあります。例えばロシアは空港内の乗り継ぎだけならビザは要りませんが、入国する際は日本のロシア領事館で取得したビザが必要となります。

また、カタールは到着してから空港で入国ビザを取得出来ますが、費用が100カタールレアル(3,000円前後)程かかります。しっかりと乗り継ぎ先のビザ事情を調べて検討しましょう。

③空港から観光地への距離を把握する

日本でも成田空港から首都圏が少し遠いように、入国したものの、観光地に着くまでの時間が長いことがあります!その場合観光の時間が短くなってしまうので、しっかりと乗り継ぎ国の観光地の場所およびそこまでの所要時間も調べる必要があります。

 

以上の3つの注意点をクリアすれば、観光に出かけられます!行きたい観光スポットを調べ、余裕のある計画を立てましょう。尚、短い時間ではありますが、万が一の時のためにガイドブックは持っていた方が良いと思います。

STEP2:では入国ゲートへ!

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飛行機に乗って乗り継ぎ先へ向かう前に一つ確認すべきことが!それが【荷物】です。まず、出発地点のチェックインカウンターにて、預け荷物が最終地点での受け取りかどうか確認しましょう。

ほとんどの場合そうなのですが、稀に乗継先で一旦荷物を受け取ることもあります。また、前者の場合、乗継で出かける際に機内持ち込み手荷物しかないので、観光に必要な物は手荷物に入れておきましょう。

荷物も大丈夫ということであれば、乗継地点へ!到着したら、乗継ゲート(Transfers)の方向ではなく、到着ゲート(Arrivals)に進みましょう。逆にここで乗継カウンターへ進んでしまうと、入国は出来ず、ゲートで次の飛行機をずっと待つことになります。到着ゲートに進みましたら、入国審査や税関を通り、入国出来ます。

STEP3:いざ出発!

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税関を通って空港の到着ロビーに出たら入国完了です!市内へ繰り出す前に換金所かATMで現地通貨の用意を忘れずに。もし市内で買い物をする予定がないようであれば、タクシー等の交通手段で米ドルが使える場合もあります。

では、いざ観光へ。到着ロビーの外にはタクシー乗り場が大体あります。また、市内への鉄道やバスも何かしらあるはずです。公共交通機関の方がタクシーより安いので、節約したい方はこちらをしっかり下調べしておきましょう。

STEP4:観光したらしっかり空港へ戻ろう!

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観光地を周り終わりましたら、飛行機の出発2時間前には空港に戻るようにしましょう。帰りのバス・鉄道の時間もしっかり調べておくことが大事です。私は一度バスを逃し、結局タクシーを拾うはめになりました……。

空港に到着したら、出発ゲートへ。出国審査とセキュリティを通り、飛行機のゲートへ向かい、最終目的地への飛行機に乗りましょう。

乗り継ぎを利用して観光するおすすめ都市

乗り継ぎを利用して観光するためには、航空会社や空港が主催しているツアーに参加するか、また時間を守れば個人で外に出ることも可能です。今はレストランやお店があるだけでなく、映画館やショッピングモールなど様々な施設がある空港も増えていますが、やはり市内観光がしたい…!そんな方におすすめな都市を5つご紹介します。

アムステルダム

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空港からアムステルダム中央駅まで距離で約15km、電車では約13〜17分しかかからないことから、個人でサクッと観光に行くことができます。アムステルダムの街は中央駅から歩ける距離に観光名所が並んでいるので、1〜2時間の観光でも十分楽しめるはず。

アムステルダムは市内に路面電車が通っていたり、ご存じの通り自転車大国なので、自転車が借りられるレンタサイクルのサービスもあります。事前にウェブサイトで使い方をマスターしておくと、かなりスムーズなのでおすすめ。

駅の周りにはたくさんのカフェやお土産やさんがあり、地図を見てわかるように、いたるところに水路があるため、散歩をしながら写真を撮るだけでも素敵です。階段がガラス張りになっていて「世界一美しいと言われるアップルストアがあるのもアムステルダムなので、ぜひ訪れてみてください。

イスタンブール

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イスタンブールでは、トルコ航空が6時間以上のトランジットの方には無料の市内ツアーを開催しています。時間が合えば空港発着でイスタンブールの魅惑の文化を体験できるとして、非常に人気。公式ホームページで曜日・時間をチェックしておきましょう。

予約はツアー開始の30分前まで、国際線到着ロビーのホテルデスク(Hotel Desk)で受付をしています。

イスタンブール空港から市内へ自力で行くのは結構大変かもしれません。なぜなら、新しくできたイスタンブール空港から観光スポットである旧市街へはバスで100分(1時間40分)程度で、さらに、渋滞は日常茶飯事だそう。

自力でイスタンブール市内を乗り継ぎの時間で観光する際は、かなり大きく時間を見積もっておくことが大切かもしれません。

ソウル

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韓国の首都ソウルの空港、仁川国際空港でも無料のトランジットツアーを開催しています。一番の魅力はそのコースの充実さ。1時間、2時間、3時間、3.5時間、そして5時間と5つのコースを提供しています。

コースは基本的に韓国のお寺や文化にまつわる場所を廻るツアー。1時間のコースでも有名スポットを回ることができるので、ぜひチャンスがあれば参加してみてください。

個人で韓国・ソウルを観光する際ですが、空港から中心地である市内まで、バス・電車・タクシーでアクセス可能です。バスの場合、所要時間は大体1時間〜1時間半、電車の場合は約1時間程度。バスとタクシーは道路の混み具合によって大幅に時間の変更が考えられるため、空港から直結している電車がおすすめです。

電車は各駅列車と直通列車の2種類あります。実は、所要時間は20分程度しか変わりませんが、値段が2倍以上違うので、時間に少しでも余裕があれば各駅列車の利用でも問題なさそう。

ソウル駅から観光中心地の明洞へは、地下鉄を乗り継ぎ必要があります。T-moneyという韓国版Suicaを持っていると、一回一回チケットを購入する必要がないので便利です。

香港

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香港はエアポートエクスプレスで市内まで約25分。乗り継ぎ時間が6時間以上ある場合、市内に出て観光を楽しめます。3〜5時間の乗り継ぎであれば、隣町にあるショッピングモールや、一度出国してターミナル1や2にある飲茶を楽しめるレストランや、市内では長蛇の列ができる小籠包を楽しめます。

さらに、2019年末からは香港国際空港からマカオ行きの直通バスが運行開始しました。これまで香港しか楽しめなかった空港の乗り継ぎで、余裕があればマカオに行けるようになったのは非常に嬉しいですね。ただ、移動手段はバスになるので、道が混んでいたらかなり時間がかかってしまうので、そこだけ注意してください。

シンガポール

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シンガポールのチャンギ空港は、とても大きな空港で映画館やプールなどのエンターテイメントも非常に充実していることで有名です。市内まではタクシーで30分程度で出ることができるので、時間がある方は外に出てグルメやショッピングを楽しむのも良いでしょう。

シンガポールでは無料のトランジットツアーも人気。乗り継ぎ時間が5時間30分以上なら「Heritage Tour(文化遺産ツアー)」、6時間以上なら「City Sights Tour(市内観光ツアー)」から、どちらもだいたい2時間半程度のツアーで、英語で行われます。予約はツアー開始の1時間前まで、第2または第3ターミナルのFree Singapore Tour(FST)受付カウンターで受け付けています。

シンガポールはツアーに参加しなくても、シンガポール国際空港から市内まで、電車なら1回乗り継ぎで約30分とアクセス良好。バスも同じく所要時間30分ですが、渋滞に気をつけてください。シンガポールは市内も鉄道が通っているので、気軽にどこへでも簡単に移動できるのも大きな魅力です。

飛行機の乗り継ぎで観光できる都市の見極め方

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ここまでに紹介した5つの都市以外でも、飛行機の乗り継ぎで観光できる都市はあります。選ぶ時のポイントを3つご紹介します。

空港から市内までの移動時間が40分以内

空港から市内までの移動時間は短ければ短いほど良いですし、できれば電車がおすすめ。バスやタクシーでは交通渋滞によって時間が大幅に変わる可能性があります。

観光スポットがたくさんある

観光スポットがたくさんあり、さらに、各スポットが徒歩圏内で移動できれば、短時間でもかなり充実した町歩きができます。乗り継ぎ時間での観光は、意外と時間に追われてしまうもの。行きたい場所はGoogle マップに保存しておくなど、工夫しておくと、もっと効率よく回れます。

公共交通機関が発達している

公共交通機関が発達していると、少し離れた場所にある観光スポットなどにも、簡単に訪れられます。特に、地下鉄などの列車は、交通渋滞を気にすることなく時間通りに移動できる確率が一気に上がります。事前に列車で街中を移動できるかどうか、確認してから観光を決めましょう。

得した気分の乗り継ぎ観光!

上手に乗継を利用することで、退屈な時間を避け、旅行を最大限に楽しむことが出来ます。この技を使い、航空券を取得する段階で乗継時間が長い飛行機を選ぶのもありかもしれません。

私自身の体験としては、これまでフランクフルト、上海、ドーハ、アブダビを乗り継ぎの際、観光しに行きました!一番最近行ったアブダビでは、有名なシーク・ゼイド・グランド・モスクを見て空港に帰ってきました。

尚、しっかり観光スポットを把握し、時間の計画も立てたため、トラブル等は全くありませんでした。皆さんもこれから是非活用してみてください!

ライター:(乗り継ぎを利用して観光するおすすめ都市、飛行機の乗り継ぎで観光できる都市の見極め方)

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宇多 将太郎 アマゾン川でイルカと一緒に泳ぎたい!

冒険と野生動物と海外ドラマが大好き!大学卒業までに30か国制覇目指してます。

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