ヨーロッパ一周中に、私は3ヵ月で2回のクレジットカードの不正利用の被害にあいました。クレジットカードの海外での被害と聞くと、真っ先に思いつくのがスキミングだと思います。
しかし、私のケースはスキミングとは違ったのです。その時の話を記事にしたいと思います。
旅初日に、クレカの不正利用に遭う
私は成田空港から、モスクワ経由で1カ国目のスペイン、バルセロナに行きました。初日は夜中だったので空港近くのホテルに泊まり、次の日市街地に向かうことに。このホテルの代金は、クレジットカードで支払いました。
次の日、町に移動してホテルに着いてWi-Fiを利用すると、クレジット会社からメールが。確認すると、なんと不正利用にあった可能性があるので、すぐに電話をくださいという内容でした。
急いで電話をかけると、「インドの航空券が請求されてきたのですが、買った覚えはありますか?」とのこと。行程には組み入れていなかったので、当然買っていません。
たった1回の利用でスキミング…?ちょっとモヤモヤしながらも旅はそのまま続けることに。
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このまま不正利用に合う可能性があるため、現在使用しているクレジットカードは使用停止となりました。ちなみに日本を出てからこの不正利用にあうまで、ホテルの会計の1回しかカードを使っていません。
「ひょっとしてスキミング?でもホテルの会計の時、ちゃんとスタッフの手元を見ていたと思うけどなぁ…」となんだかスッキリしませんでしたが、ひとまず被害は未然に防げたので、そのまま旅は続けました。
再発行のカードは日本に置いたまま利用することに
再発行されたカードは、カード会社に登録していた日本の実家に届くことに。そのため実家に頼んで届いたクレジットカードの番号、有効期限等をSkypeを通して教えてもらい、ネット予約専用として使い続けることにしました。
他にもクレジットカードやデビットカードは何枚か持っていたのですが、停止されてしまったカードに慣れていたのと、旅先への移動手段とホテルはほぼネットで予約することにしていたので、ネット予約は実家にあるカード、街中では予備のカードを使用することにしました。
持っていなければ、スキミングの被害にも遭いようがないですしね。
しかし、その自分の手元にないはずのカードが不正利用に
その後は順調に旅を重ね、約2ヵ月半が過ぎたあたりでした。また、クレジットカード会社から不正利用の連絡があったのです。今度は、日本国内から約10万円程の旅行券に使用されかけたそう。
しかも今回被害にあったカードが、ヨーロッパの街中で使用していたカードではなく、再発行され日本に置いたままにしてあるカードだったんです!