カビルド
編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

日本から言えば、地球の反対側にある南米の国アルゼンチンは、「南米のパリ」と言われるほど魅力的な場所で、ヨーロッパの文化を受け継ぎながらも、独自の文化も併せ持つ国として毎年多くの観光客が訪れています。

今回は、そんな魅力溢れるアルゼンチンへ旅行に行った際、必ず訪れたい観光スポットを20選にまとめてご紹介いたします。

 

*編集部追記
2018年7月の記事に、新たにスポットを追記しました。(2018/8/21)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

 

アルゼンチンに行ってみての感想

photo by shutterstock

私がアルゼンチンを訪れたのは4年ほど前で、季節はちょうど乾季から雨季への変わり目となる11月頃でした。日本の裏側にあるアルゼンチンは、その遠さがゆえ行くのが大変な場所ですが、雄大な世界遺産も多く、ここでしか見れない景色がたくさんあるので、一生に一度は訪れたい場所です。

アルゼンチンを代表する観光スポット・イグアス国立公園や、きれいな青色をした氷河が鑑賞できるロスグラシアレスなど、アルゼンチンの自然は、まさに圧倒的な迫力です!

また現地の人は非常にフレンドリーで陽気です。見知らぬ人でも話しかけるのが普通のようで、レストランでご飯を食べている時などでも気軽に話しかけられたりと、日本とは人との距離感が大きく違うのだなと感じました。

 

観光する際のアドバイス

photo by shutterstock

アルゼンチンの治安ですが、残念ながら良いとは言えません。特にブエノスアイレスはスリや強盗も多く、手口も巧妙です。「ビシャ」と呼ばれるスラム街は無法地帯なので、絶対に近づかないこと。

物価はあまり安くないので、東南アジアのようにリーズナブルな旅を期待するとビックリしてしまうかも。しかもアルゼンチンはインフレ率が20〜40%と非常に高いため、渡航前に最新の物価をチェックする必要があります。

衛生面はさほど問題はありませんが、たとえ首都のブエノスアイレスであっても、水道水は飲まないほうが良いでしょう。

 

おすすめのベストスポット

カミニートの家

photo by shutterstock

私がおすすめするベストスポットは、カミニートの家です。ここはブエノスアイレス市の南東、海沿いの「ボカ地区」と言う場所にある観光スポットで、ブエノスアイレスを象徴するような場所です。赤・青・黄・緑とカラフルな色に塗装された家々は可愛らしく、ただ町歩きをしているだけでも楽しいです!路上では個性的なアート作品も販売されているので、アート好きな方にもおすすめです。

 

ウマワカ渓谷

photo by sunsinger/Shutterstock.com

7色のパステルカラーの断層で有名な峡谷。「南米のグランドキャニオン」とも称される。鉱物の山肌が見えるカラフルな風景のなかには小さな村が点在しており、そこを起点にトレッキングすることも可能で、7色の断層に直接触れることもできる。

はるか昔から変わらない穏やかな景色が印象的。

 

サリーナス・グランデス

photo by 山崎創己

一見ウユニ塩湖だと見間違えそうだが、ここはアルゼンチン北部のフフイ州に位置する、南米で三番目に大きい塩の湖。塩田に雨水がたまると、一筋のエメラルドブルーのラインが描かれる。一部では鏡張りの絶景を見ることもできるし、真っ白な大地を活かしたトリックアートを撮ることも可能。

ウユニ塩湖に比べてまだ知名度が低いため観光客も少ない、穴場スポット。

■詳細情報
・名称:サリーナス グランデス (アルゼンチンの大塩原) Salinas Grandes
・住所:provincias argentinas de Jujuy y Salta, ubicado en la puna del noroeste
・アクセス:プルママルカからバスまたはツアー

 

ボカ地区

photo by 原歩未

首都ブエノスアイレスの特別区にあり、古くから港町として栄えていたボカ地区。中心にあるカミニートというエリアには、多くの旅人が一見の価値ありと足を運ぶ。

壁に描かれた人々の絵や建物のベランダから通りを見下ろす人形は見ているだけでも楽しいし、広場やレストランではタンゴを楽しむこともできる。街のどこかにはアルゼンチンの英雄マラドーナが顔をのぞかせる窓があるはずだから、探してみて。

 

ブエノスアイレスの本屋

photo by 中美砂希

「南米のパリ」と呼ばれるブエノスアイレスでいちばん有名な場所といえば、ここ「El Ateneo」。昔の劇場を本屋にしており、天井の装飾やバルコニーがそのまま使用されている。かつてイギリスのガーディアン紙において「世界で二番目に美しい本屋」と紹介されてから旅人のお目当てとなった。

「El Ateneo」はアルゼンチン内に数店舗あるが、ここはグランスプレンディッド劇場支店となるので、お間違いなく。

■詳細情報
・名称:El Ateneo
・住所:Avenida Santa Fe 1860
・アクセス:地下鉄Callao駅からすぐ
・営業時間:9:00〜12:00
・電話番号:+54-11-4813-6052
・公式サイトURL:https://www.yenny-elateneo.com/local/grand-splendid/

 

アコンカグア

photo by Papa Bravo/Shutterstock.com

アルゼンチンとチリとの国境付近に位置する、南米最高峰の山。標高は6,960m。毎年3,500人以上が入山する山であり、難易度は低いとされている。

しかし実際は、ビエント・ブランコ(白い嵐)と呼ばれるアンデス地方特有の悪天候に見舞われるなど、登山に成功するのは入山者の3割程度とされている。

■詳細情報
・名称:アコンカグア
・住所:アルゼンチン・メンドーサ
・アクセス:ブエノスアイレス市内からメンドーサまで飛行機を利用
・入山料:US$100~US$300
・オススメの時期:12月〜2月

 

ナウエルウアピ国立公園

photo by Ivan F. Barreto/Shutterstock.com

1934年に制定されたアルゼンチンでもっとも古い国立公園。なかには100km以上の長さがある氷河湖「ナウエル・ウアピ湖」もある。アンデス山脈の大自然に囲まれ、春夏には花々が咲き、秋は紅葉、冬には雪景色を楽しむことができる。

チリのプエルトモンまで湖を越えていく「クルセ・デ・ラーゴツアー」など、国境を越えて自然を堪能できるスポット。

■詳細情報
・名称:ナウエルウアピ国立公園
・住所:Nahuel Huapi National Park San Carlos de Bariloche, Argentina
・アクセス:バリローチェからのツアーを利用

 

ロスグラシアレス

photo by 中美砂希

パタゴニア地方の旅の目玉でもあるロス・グラシアレス国立公園。公園のなかには園内最大の氷河ウプサラ氷河、ミニトレッキングができるペリトモレノ氷河など、47の氷河があり、雄大な自然を五感で感じることができる。

氷河のトレッキングツアーはとても人気があるため、早めの予約がおすすめ。

■詳細情報
・名称:ロス・グラシアレス国立公園(Los Glaciares National Park)
・公式サイトURL:https://www.parquesnacionales.gob.ar/areas-protegidas/region-patagonia-austral/pn-los-glaciares/

 

パタゴニアのフィッツロイ

photo by 関本渉

アルゼンチン南部のパタゴニア地方に連なる岩峰群のなかでも、ひときわ存在感を放っているのがこのフィッツロイ峰。世界中のクライマーのなかでもエキスパートたちが集まる聖地。

標高は3,359mで、ふもとから山を望むだけでも思わず息をのんでしまうほどの美しさだが、そのなかでも、太陽の光が当たってオレンジ色に染まる剣山はまさに絶景。

 

トーレス・デル・パイネ国立公園

photo by kavram/Shutterstock.com

チリの首都サンティアゴから約3,000km南、アルゼンチンとの国境沿いに位置するのはトーレス・デル・パイネ国立公園。大地の息吹を感じる森に、エメラルドグリーンの湖、地球の歴史が刻まれた大氷河と、パタゴニアの見どころがぎゅっと凝縮されている。

いちばんの見どころは、パイネ国立公園の名前の由来となったトーレス・デル・パイネ。氷河によって侵食された3本の尖った岩峰をアマルガ湖から仰ぎ見ることができる。

■詳細情報
・名称:トーレス・デル・パイネ国立公園
・住所:Magallanes y la Antártica Chilena Region, チリ
・オススメの時期:10月〜3月
・公式サイトURL:http://www.conaf.cl/parques/parque-nacional-torres-del-paine/
編集部

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