日本では当たり前のように使う「ただいま」「おかえり」という帰宅時の言葉。しかしながら、英語ではこれらの言葉が違った表現になることをご存知ですか?
普段から日本語で使いまわしている表現でも、英語だと意外と分からないのが「ただいま」「おかえり」の言い方です。
特に海外でホームステイを予定している方は、覚えておくと非常に便利です。それでは、今回は海外で使える、「ただいま」「おかえり」を表す英語フレーズを15選ご紹介いたします。
*編集部追記
2017年3月公開の記事に、新たに追加しました。(2017/10/02)
2017年3月公開の記事に、新たに追加しました。(2019/11/10)
海外で実際に使った時のエピソード
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英語圏では、日本の「ただいま」のように具体的な帰宅の表現はありません。しいていうならば「I’m home / back.(帰ったよ。)」ですが、これはやはり長い間家を留守にしていて、やっと帰ってきた時に使う場合が多いので、普段の生活で口にするのは不自然です。
「Hello! / Hi!(やあ!)」、「How was your day?(今日はどんな日だった?)/ Hi, how was work?(仕事はどうだった?)」といったフレーズの方が自然です。
私がカナダでホームステイしていた時は、学校から帰ってくるとホストマザーから「How was your school?(学校はどんな感じだった?)」とよく聞かれました。なので、帰宅する前に何を言うか考えて帰ることが多かったです。
ホストマザーと学校であったことを話すことで、スピーキングの練習にもなりました。
「ただいま」の英語は「I’m home」 ?
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「ただいま」を英語で直訳すると 「I’m home」 となると思います。そもそも 「I’m home」 は使われるのかと言うと、日本のように帰ってきて必ず「I’m home」とは言いません。しばらく家を空けていて、久しぶりに帰ってくる時に使います。
1年ぶりに帰ってきた息子が「I’m home!!(ただいま、帰ってきたよ!)」というような状況で。また、家に帰ってきても誰かいるかわからない時に、「Hey, I’m home! Is anyone there?(ただいま、帰ってきたよ。誰かいる?)」というような時に使われます。
家の中に誰かいないの?と探すときに使われるため、基本的に特定の人に向けて発するフレーズではありません。
それでは、日常での「ただいま」 という言葉はどう使われるのでしょうか。
ただいまを英語で表すには「Hi」 や「Hey」 などが一般的
帰ってきたら「Hello」「Hey」「Hi」 などを一般的に使います。あえて 「ただいま」 という表現を使うより、あいさつ程度で声をかける、という感覚です。
例えば、下記のような使い方になります。
A: Hi, Mom. (お母さん、ただいま)
B: Hey, how was your day? (おかえり。今日はどうだった?)
まず帰ってきたら、今日どうだったか、学校や仕事はどうだったかなど、一日についての話を聞いてコミュニケーションをとることが多いです。
「It was fine.(よかったよ)」とか 「Same as usual(いつも通りだったよ)」、「I had a great day at school.(今日の学校楽しかった)」などで返すといいでしょう。
日本では一人暮らしで家に誰もいないとわかっていても「ただいま」と声をかけることがありますが、英語ではそのようなことはほとんどありません。あくまで英語の「ただいま」は、誰かと今日会ったことを話すきっかけにしているということです。
おかえりの英語表現は「Welcome back」?
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「Welcome back」「Welcome home」 においても、毎日使う表現ではありません。「I’m home」 同様、しばらく家を空けていた相手に対して、「Welcome back」(おかえり! 帰ってきて嬉しいわ)というようなニュアンスで使います。「Greate have you back」 なども同様な使い方が多いです。
そのため、「I’m home」と言われて「Welcome back」と返すのはちょっと変。 おかえりの表現も 「Hi」「Hey」 などの表現を日常的に使い、その後に、「How was your day?」 などで続けます。
「Welcome back」を使うのは、遠く離れた場所に久しぶりに帰ってきたとき、数年ぶりに故郷に帰ってきたときに使われることがあります。また、育休明けや一度退職した職場に復帰するとき、一定期間いた場所から離れて戻ってきたときにも使われます。
英語でただいま、おかえりはコミュニケーションの合図
「ただいま」「おかえり」と全く同じような使い方をしている英語はありません。しかし、帰って来たことを家族に知らせたり、コミュニケーションを始める合図として使われることが多いです。
今日はどんな一日だったか、何か変わったことがなかったか話のきっかけにして、心の距離を縮めます。もしホームステイや留学先で家に帰って来た時には、積極的にコミュニケーションを取りましょう。