ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

こんにちは!元旅行会社社員の桃(@XxPeach)です。旅行は出来るだけお得に行きたいのはもちろん、メリットがあることならみなさん知っておきたいですよね。本当は内緒にしておきたかったんです…。でも日に日に旅好きの方への罪悪感が増してきて、告白するなら今しかない……そう思いました。

一日の平均予約件数が3〜4件の中、最高で15件の予約手配をしたこともある元旅行会社社員の私が、たくさんの方の旅行を手配する中で学んだ、こっそりやっている秘密の裏技をご紹介します。

ピーク時期の航空券は半年前から予約する


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「今年の年末年始はここで年越しがしたい…!」旅行会社に勤めていたことがある私でも、年末年始やお盆、ゴールデンウィークの混み具合はとんでもなくすごいので、基本的には避けるようにしていますが、どうしても行かなければいけない時ってありますよね。

航空会社はゴールデンウィークや年末年始に特別追加代金を定め、オフシーズンよりも高値で航空券を販売しています。

 

大前提として、航空券は同じエコノミー席でもチケットの値段は階段式になっており、同じ席でも安いチケットと高いチケットが存在します。購入者がどんなルートでいつ購入したかで価格が変わります。

もちろん高いからといってサービスが良くなるということはありません。シートの快適さや食事の質も一律です。

 

同じ席であればなるべく安い航空券を取りたい…。安い航空券を取るには、早い段階で予約をすることが大切です。航空券は航空会社から約1年前から発売されます。一番安いチケットから売れていくため、ギリギリまで待っていたからといって安いチケットが残ることはありません。

オフシーズンであればギリギリでも安いチケットが余っていることはありますが、ピーク時期はそうではないため、遅くとも半年前には予定を確定させて、航空券を購入しています。

ツアーと個人手配を必ず比較する

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「どこか旅行に行こうかな…」そう思ったら必ず、飛行機+ホテルの別手配の方が良いのか、旅行会社にツアーでお願いする方が良いのを必ず比較するようにしています。

旅行会社は、航空会社やホールセラーと呼ばれる航空会社からチケットを仕入れしている会社から、ホテルと一緒に販売することを条件に、航空券を安く仕入れることが出来ています。

この格安航空券と呼ばれる旅行会社専用の航空券は、私たちが一般に購入することはできません。その格安航空券を利用して、旅行会社は格安ツアーを組んでいることが多いのです。

 

もちろん航空券は「ピーク時期の航空券は半年前から予約する」でお伝えした通り、同じ席でも安いチケットから売れていきます。

旅行会社のツアーで使用されているこの格安航空券も、安いものから高いものまで階段式に価格が設定されているため、ツアーが出たらすぐにチェックするようにしています。

航空会社は出来るだけトップ10を使用する


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私が旅で一番大切にしているのは、どれだけ快適に目的地まで着くことが出来るのかということ。実際に航空会社選びが旅の最重要課題になることが多いです。そこで参考にするのが、航空会社ランキング。

世界には雑誌や会社など様々なところが開催しているランキングがありますが、一番頼りにしているのはイギリスのスカイトラック社です。

 

毎年が発表されるスカイトラック社の航空会社ランキングでは、サービス・機内設備・機内食など航空会社が様々なカテゴリーでランク付けされています。

LCCもランキングに加わっているため何百もの航空会社の中で、総合ランキングトップ10に選ばれるのは、相対的に見てとても良いとされている航空会社です。

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もちろん個人差があるため人によって感じ方は異なりますが、常に上位にいるシンガポール航空・カタール航空・エミレーツ航空は、機内設備・機内食・サービスなど、どれを取っても非常に評判の良い航空会社です。

ちなみに我らが日本の全日空(ANA)は、総評価で優れているとされる航空会社に送られる5スター評価を、6年連続で得ています。これは日本では全日空のみ。さすが、おもてなしの日本。

 

何度も旅をしていると、自然と好きな航空会社を選びがちですが、初めて利用する航空会社もこのスカイトラック社の航空会社ランキングを確認すれば安心です。

個人的にはかなりの信頼を寄せているため、航空券を手配するときに複数の航空会社がその目的地に就航していれば、迷わず総合ランキングトップ10を選んでいます。

座席の希望は必ず入れる


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座席の希望が入る航空会社であれば、必ず入れましょう。希望を入れるタイミングは、主に予約したとき・航空券を発券したとき・チェックイン時です。航空会社によって対応が異なりますので、確認しておくことをオススメします。

座席の希望を入れておいた方が良い一番の理由は、オーバーブッキングを防ぐことです。オーバーブッキングと聞くと「ビジネスクラスに乗れるチャンス!」なんて思う方も多いですよね。

確かにチャンスではありますが、ビジネスクラスやファーストクラスが埋まっているために、時間をずらしたり翌日の便に振り替えられてしまうこともあるのです。

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特に多くの観光客が一斉に出国・帰国するゴールデンウィーク・お盆・年末年始などは、オーバーブッキングの可能性が非常に高くなっています。そんなとき搭乗を優先されるのが、もともと航空会社に座席の希望を入れていた方。

航空券を購入しても、実際に搭乗するかどうかはお客様の自由ですよね。座席の希望を入れておくということは、航空会社に「この飛行機に乗りますよ」というサインとなります。

 

今は多くの航空会社が出発の24時間前からウェブチェックインが可能になりました。このウェブチェックインは空港で面倒なチェックイン作業を省くメリットの他に、座席の希望を入れるよりも強く航空会社に搭乗することを伝えるサインになります。

ピーク時こそ、座席の希望またはウェブチェックインをすることで、快適な空の旅が出来るでしょう。

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桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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