独立25周年、太平洋の島国パラオに取材で行ってきました。取材11日間、執筆3ヶ月間、10万字超え、写真も800枚納品した記事はパラオ旅行の専門メディア「パラオ タイムス」の観光スポットカテゴリーにてご覧いただけます。
取材を重ねていれば取材先に親近感が湧くものでして、今ではパラオが大好きですが「パラオって名前しか聞いたことない?どんな国だっけ?」という人も多いはず。
そこで本記事ではパラオの絶景やベストフード、宿泊したホテルなど、パラオ旅行の参考になる情報を紹介します。
パラオってこんな国
パラオはフィリピンの東にあり、大小あわせて343の島々で構成されています。経済的中心はコロール島で、政治的中心はバベルダオブ島のマルキョクです。旅行者の場合は、コロール島かコロール島と橋で繋がるマラカル島、アラカベサン島のどれかにあるホテルに滞在する人がほとんどです。
旅行者はダイビングやシュノーケルなどを中心とした海のツアーに参加してパラオを楽しみます。平均的な旅行日数は移動日も含めて4日から5日ぐらいですが、小さな国なので主要な観光スポットは訪れることができます。
ロックアイランドと呼ばれる石灰岩で構成され、木々に覆われた島々の周囲にあるダイビングポイントが世界的にも評価されているので、リピーターとなる方はダイビング目的の人が多い印象でした。
パラオ旅行で一番美しかった場所はカヤンゲル環礁
パラオでも秘境と呼ばれる、北部のカヤンゲル環礁(かんしょう)が晴天もあり、これまで訪れたリゾート比べてもトップレベルの美しさでした。コロール島からバベルダオブ島の港まで車で1時間。スピードボートでカヤンゲルまではさらに1時間かかります。
パラオの有名な観光スポットに「ロングビーチ」と呼ばれる潮が引くと海中から現れるビーチがありますが、カヤンゲルにも同じくロングビーチという絶景があります。
カヤンゲル環礁には4つの島があり、有人島は最も大きな島であるNgcheangel島のみで、ロングビーチがあるのは北から2番目に位置するNgeriungs島です。
Ngeriungs島に上陸するツアーはインパック社のツアーのみで、手釣りで獲った魚と地元の食材でBBQをして楽しみます。パラオの海ツアーでもカヤンゲル島に訪れるツアーは少なく、カヤンゲルのみで丸一日かかりますが、ロックアイランド方面とは違った絶景が出会うことができますので、旅行日程に余裕がある方にぜひ参加していただきたい場所でした。
パラオ旅行で一番美味しかったもの
パラオと西洋諸国との関わりはスペイン植民地時代からはじまり、ドイツ、日本、アメリカと宗主国が代わり1981年に独立を果たしました。
最も統治期間が長かったのは日本、その次はアメリカなので、島内では日本食レストランやお寿司屋さん、アメリカ風のグリルバーやハンバーガーショップなどがあります。
他にも、ベトナム料理店、中国料理店(中国からの観光客はとても多い)などもありますが、パラオ旅行で最も美味しかったのはインド料理店「タージ」のカレーでした。
パラオ料理は素朴な味付けが多いので、ひさびさに感じたスパイスの味がたまらなかったです。ちなみに、パラオで食べた珍味はフルーツバットと呼ばれる、フルーツを食べて育ったコウモリのスープでした。