近年人気が急上昇している旅先、キューバ。キューバといえば、首都ハバナやビーチリゾートのバラデロが有名ですが、「町全体がフォトジェニックで可愛い!」と海外からの旅行者の間で人気が高いのが、キューバ中部に位置する「トリニダー」という町です。
今回は、キューバに語学留学していた筆者が、実際に訪れて感じたトリニダーの魅力をご紹介します!
キューバ・トリニダーの基本情報
photo by グワカモレ
トリニダー(Trinidad、トリニダードと表記することも)は、キューバ中部のサンクティ・スピリトゥス州にある歴史ある町です。
奴隷貿易とプランテーションにより、栄華を誇った19世紀の面影をそのまま残した古い町並みと、近郊にある「ロス・インヘニオス渓谷」が、ユネスコの世界遺産に登録されています。
町自体は丘の上に築かれていますが、タクシーで20分ほどで緑が美しい自然豊かな渓谷へもアクセスでき、町歩きと自然系アクティビティの両方を楽しめる場所です。
カラフルな町並みがフォトジェニック
photo by グワカモレ
トリニダーの町は、カラフルでレトロな雰囲気のある建物ばかり。どこを切り取ってもフォトジェニックな写真が撮れます!
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上野写真の中央奥に見える黄色いタワーのような建物は、現在は革命博物館として使われていますが、もともとは修道院として建てられました。
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町のシンボル的な存在であり、キューバの25センターボコインにもその姿が描かれています。黄色とオレンジの色使いがなんともキューバ的で印象的です。
民芸品市場でかわいい雑貨やお土産探し
photo by グワカモレ
町の中心部のいくつかの通りでは、青空民芸品市場が開かれていて、そこで売られている雑貨や小物もまたカラフルでとっても可愛いものばかり!
マグネットやキーホルダーなどの他に、木の扇子や葉巻ケースなど、キューバらしいお土産もたくさん売られています。ハバナ旧市街などよりも、やや安く売られている印象だったので、お土産を購入するならトリニダーのほうがいいかもしれません。
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また「ファゴッティング」と呼ばれる特殊な技法の刺繍で作られるレースも、トリニダーの名産品です。ハンドメイドの一点物ばかりなので、お気に入りのデザインを見つけられたら迷わずゲットすることをおすすめします!
世界遺産の渓谷で絶景ホースライド
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トリニダーの町と共に世界遺産に登録されているのが、町から約12キロメートルほど離れた「ロス・インヘニオス渓谷」。緑と川が美しい景勝地ですが、ここはかつてサトウキビの巨大プランテーションがあった場所で、奴隷を監視するための見張り塔などが今でも残っています。
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ロス・インヘニオス渓谷のアクティビティで人気が高いのは、渓谷の中を馬に乗って1時間~半日ほど散策する乗馬ツアー。美しい景色を、いつもの目線より数段高い所から眺めるのは最高の気分です!
乗馬ツアーは、トリニダーから渓谷への送迎も含まれていることがほとんどで、町の中心部のツアー会社などで予約できます。
・名称: ロス・インヘニオス渓谷(Valle de los Ingenios)
・地図:
・アクセス:トリニダー中心部からタクシーで約20分
・料金:入場料2CUC(=約220円)