ライター
堂原 有美 幸せプロデューサー

2019年に長年勤めた広告代理店を退社し、世界一周27ヵ国の幸福国を巡る旅へ。「幸福度」と「教育」の相関関係をリサーチ。幸福国で学んだ幸せの秘訣や、教育、文化、政治などの知識を活かし、日本の人たちがもっと幸せに生きられるよう貢献をしたい。

「幸せになる秘訣ってなんだろう?」そんな問いの答えを探ろうと、2019年に幸福国を中心に、世界一周27ヵ国を巡る旅へ出発。旅は本当に有意義で、たくさんの学びや驚きがありました。

世界での経験から、私は「幸せに生きるためには、共通したルールがある」ことに気づいたのです。しかしこれらは、日本人が苦手なことでもあると感じています。まずはこの2つのルールを知り、見直してみることで、今よりも確実に幸せに近づけるのではないかと思っています。

ルール1、幸せも人生も、「自分で決める」


北欧など幸福度ランキングの上位国を巡って驚いたこと。それは、意外にも、みんなが「幸せ」とは言わなかったことです。「そんな質問しないでくれ」とか「子育てが大変だよ」とか。なんとなく、日本人に似た感覚がありました。


北欧の国々は福祉国家であり、個人が尊重される国。幸せを感じる要素は他国と比べると多いはずです。それにも関わらずそんな答えも。つまり、幸せは気づかなければ見過ごしてしまうものなのです。


しかし、もちろん幸せを謳歌している人たちにもたくさん出会いました。特に女性は「この国では何も諦めなくていい」とイキイキしていました。また、実際に教育や福祉制度が整っていて、子育てや老後に大きな不安がないため、話をしていて心の余裕を感じていることが日本とは違っていました。

「何をしている時が幸せ?」

ここで学んだのは、結局「幸せは主観でしかない。自分で決めてしまえばいい」ということです。大学の有名な調査でも「自己決定が多い人ほど幸せ」と結果が出ています。


まずは一度立ち止まり、「何をしているときが幸せか?」「何が好きか?」など、幸せについて考えることです。日本人は、これまで忙しく働き続け、立ち止まる機会すらなかったのではないでしょうか。少しの時間でもいいから、立ち止まる。そして、「幸せ」について考えてみる。


例えば「自然が好き」と気づいたなら、通勤で公園に立ち寄る習慣をつけてみるとか。また、家に植物を置いてみるとか。幸せは、実はすぐそばにたくさんあることに気づきます。こうした小さな気づきや習慣の積み重ねをどんどん大きくしていけば、とても幸せな人生にすることができます。

ライター
堂原 有美 幸せプロデューサー

2019年に長年勤めた広告代理店を退社し、世界一周27ヵ国の幸福国を巡る旅へ。「幸福度」と「教育」の相関関係をリサーチ。幸福国で学んだ幸せの秘訣や、教育、文化、政治などの知識を活かし、日本の人たちがもっと幸せに生きられるよう貢献をしたい。

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