「幸せになるためには?」そんな問いの答えを探るべく、私は2019年に世界27ヵ国の幸福国を巡る旅をしました。
旅の道中、このうえなく幸せを与えてくれたものは「あま〜いお菓子」。世界の地域ごとにそれぞれの特徴があり、それを味わいながらの旅は本当に楽しくて幸せでした。
日本で手に入るお菓子もありますが、どこの国のお菓子なのかを知って食べてみると、味わい方が変わるかも。
さあ、世界のお菓子巡りの旅をしませんか?
ヨーロッパ
食文化が進んだヨーロッパでは、高品質で、上品な味わいのお菓子が多い印象です。
値がはるものもありますが、絶品な味わいものも多いため、ご褒美やプレゼントにも最適です。
1、上品な味わい。LINDOR(リンドール/スイス)
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
既に知っている方も多いと思います。スイスの有名なチョコレートメーカーのリンツ。私が特に好きなのがLINDOR(リンドール)。
丸いチョコレートの中にとろけるフィリングが入っています。この究極のなめらかさや、リンツならではの上品な甘さがたまらなく贅沢です。
世界のどこでも人気で、どの国でも商品が置いてあり、よく買って食べていました。たくさんのフレイバーがあることも飽きさせません。
贅沢な気分を味わいたいときや、プレゼントにあげたい一品です。
2、食の街イタリアの濃さ、Baci (バッチ/イタリア)
photo by Yumi Dohara
イタリアでは定番の人気チョコレート、Baci。ゴツゴツした見た目が特徴で、チョコレートの上部にはまるごと1個のヘーゼルナッツ、その下部にはナッツ入りのとろけるチョコレートが入っています。
1粒でも十分な食べ応えとおいしさがあり、さすが食の街イタリアを感じさせます。
Baciはイタリア語で「キス」の意味ですが、発売当初はその形からか、「げんこつ」という名前だったそうです。
また、一粒ひとつぶに愛の言葉が書かれたメモが入っている、どこまでも甘いチョコレートです。
3、コーヒーのお供にぴったりなLotus Biscoff(ロータス ビスコフ/ベルギー)
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
さすがは、お菓子の国ベルギー生まれといえる商品。ベルギーは、チョコレートといいワッフルといい、ビールといい、何を食べてもおいしい美食の国だっただけに、このLotus Biscoffがベルギー産ということに納得します。
シナモンの香りとキャラメル風味の味わい、サクサクの食感がコーヒーにとてもよくあい、仕事の合間によく食べていました。
他のクッキーにはもちえない、上品で特徴的な味わいは、いつも気分をリラックスさせてくれます。
4、十分な食べ応え!Hellema Peanut Cookies(ヘレマ ピーナッツクッキー/オランダ)
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
ローストされたピーナッツのザクザクした食感、生地の濃厚さと食べ応えが大好きなクッキーです。ヘレマは150年の歴史のあるオランダの老舗。
クッキーへの大きなこだわりがあります。1枚1枚に十分な満足感があり、ナッツ好きにはたまらない一品。特におなかがすいているときに食べたくなるクッキーです。
中東
激甘のお菓子が多い中東。そんな中から見つけたのが、デーツ。いまやスーパーフードともいわれる、とても健康的な果物。
イスラエルやドバイで見つけ、この地の名産であることを知りました。安価で手に入ることがうれしく、よく食べていました。
5、アラブ王御用達の品質 DATE CROWN(デーツクラウン/アラブ首長国連邦)
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
栄養価が非常に高いデーツ(なつめやし)。日本をはじめ世界でスーパーフードとしても知られる果物ですが、実はイスラエルやアラブ周辺地域の名産品です。
通常、お店には乾燥したものが売られていますが、通りかかった市場で生のものを食べて感激。より好きになりました。
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
プルーンをもっと甘くしたような、干し柿に近い味わい。イスラム諸国では、ラマダン後にはじめて食べる食事だそうで、栄養価の高さや消化のよさがわかります。
また、ラクダに乗って砂漠を旅する商人は、デーツ2〜3粒で何日も旅できるといわれるほど。このデーツクラウンはアラブ王室御用達メーカー、無添加の高品質な商品で特に絶品な味わいです。
アジア
饅頭やお餅など、日本の和菓子に似たものも多く、距離や文化の近さを感じました。また、南部は果物が安くて豊富で、日本人としてはうれしい限り。そこで感激した一品です。
6、ジューシーな王道 7Dz Dried Mangoes(セブンディー ドライマンゴ―/フィリピン)
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
フィリピンはマンゴー大国で安価で手に入るため、日本人にとっては天国!マンゴージュースやかき氷などをよく食べていました。
特にドライマンゴーはお土産の王道ですが、その中でも、この7Dマンゴーは一番人気。マンゴーが分厚くてジューシー、しっかりとした味わいがあります。
セブ島への留学時、学校の食事に飽きたときはよく食べていました。
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
オセアニア
ヨーロッパの上品な大人の味と比べると、甘さがしっかりと主張してくるようなお菓子が多い印象。食べ応えのある味わいが病みつきになります。
7、濃厚チョコのTIMTAM(ティムタム/オーストラリア)
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
オーストラリアで大人気のチョコレート菓子、TIMTAM。こちらもお土産のテッパンです。ヨーロッパの上品なお菓子と比べると、こちらはしっかりとした濃厚な味わい。
チョコレートに挟まれたビスケットは、ティムタムだけのために開発されたサクサク食感のもので、このおいしさは一度食べだすとやめられません。
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
フレイバーが多いことも特徴。メジャーなミルクチョコレートのOriginalから、ホワイトチョコレート、ビター、キャラメル、チョコミント、二重コーティングされたダブルコートまで。
オーストラリアのビスケットシェアNO.1、アーノッツ社の自信作を是非味わってみてください。
世界のお菓子でごきげんに
photo by 和田英士(アトリエグラフィア)
世界のお菓子それぞれの特徴をみていくと、地域によっての違いが見えてきて、これまでとは違った角度から世界を楽しめるかもしれません。
反対に、おかきやあられなどの日本のお菓子を海外に持っていったときは、日本食のクオリティの高さにとても喜ばれました。
お菓子を通しての国際交流は、みんなを幸せにすることでしょう。