子どものときは、自然の中で走り回ったりBBQでマシュマロを焼いたりするのがキャンプの楽しみだったけれど、大人は大人の楽しみ方があるのね、なんてしみじみ思いながら。大人になるって悪いことばかりじゃないなあと、ほろ酔いで考えるのでした。
ワインをお供は、来るときに買っておいた『FRaU』や『dancyu』などの雑誌。自然の音をBGMにちょっと記事を読んでは、ぼーっと思いをめぐらせる。そういう時間は本物の贅沢です。
星空の下でBBQ
お散歩をしたり、休憩に雑誌を読んだりしているうちに、あっという間にあたりは暗くなってきました。今夜は、北杜市で調達したお肉や野菜でBBQ。
ワインもちびちび呑みながら、まったりモードで焚火します。
まずは、しいたけのバター焼きから。じゅわっと広がるしいたけの甘みとバターの香りがたまらない、これだけで「キャンプさいこー!」と言いたくなります。
ワインと焚き火のゆらめきが、この週末を目指してがんばってきた心をほろっとゆるめてくれました。
飲んだり食べたり話したり。焚火がだんだんと小さくなり夜もあっという間に更け、見上げると木々の隙間から星空がきらめいていました。
コーヒーとホットサンドで朝ごはん
まわりの灯りが消えていくのを見ながら、ゆっくりと過ごしていた昨晩。朝は遅めに起きようか、と思っていましたが、鳥の声と川の流れる音にすっきりと目が覚めました。
キャンプに行った10月初旬はまだそこまで寒くはありませんでしたが、やっぱりキャンプサイトの朝はキンと冷えた空気が気持ち良い。
パッと支度をして、顔を洗いに外へ。青木の平キャンプ場は、水場もお手洗いもきれいで使いやすいのもうれしいところでした。
朝ごはんは、コーヒーとホットサンド。
この日のためにと買っておいたのは、福岡県・糸島市にあるコーヒー屋さん「森とコーヒー。」のドリップバッグ。出張先で見つけて、キャンプにぴったりな名前のコーヒーだなと思って買っていたのでした。
ドリップバッグとは思えないほど新鮮な香りで、味もとっても好み。パンによく合います。
ホットサンドには、定番のチーズとハムを2枚ずつ挟んで。ホットサンドメーカーは火の入り方が見えないので、感覚勝負です。
サクッサクッと半分に切ると、あつあつのチーズとハムのいい香り。食べるとチーズがとろりと溶けて、たまらなくおいしい。これだけで十分、と思うシンプルでベストな朝ごはんでした。
青木の平キャンプ場にはゴミ捨て場もあり、細かく分別がされているので、ゴミ捨てに困ることもなし。パパっと片付けを済ませて、キャンプ場を後にしました。
自然と食、地域のよさを知るキャンプを
まわりの地域との繋がりや、その土地の食材を楽しめるかどうかもキャンプ場の魅力のひとつだと思っています。
「青木の平キャンプ場」は長野と山梨どちらの食材もワインも楽しめる、いいとこどりのスポット。キャンプサイトもバリエーション豊かなので、何度も行ってお気に入りの過ごし方を見つけることもできそうです。
ぜひ、次のキャンプシーズンに行ってみてくださいね。
・名称:青木の平キャンプ場
・住所:〒384-1408 長野県南佐久郡川上村樋澤1402
・地図:
・アクセス:中央道長坂ICから30分
・営業期間:4月下旬〜10月下旬ごろ
・電話番号:070-4024-1135
・オススメの時期:春〜秋
・公式サイトURL:https://www.instagram.com/aokinodaira_campfield/
All photos by Hinako Morino