受験勉強による詰め込みもあり、そこそこマジメに勉強してきた人なら、ある程度英文を読めるのではないでしょうか。単語もそこそこ分かるし、そこそこ英文を読めるといえば読める。しかし、読めるにもかかわらず、肝心の内容がサッパリ。
一通り読んでみても、何が書いてあったのがちっともわからない。なんて悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
どうすれば、読んだ英文がスラスラと頭に入ってくるのでしょうか。この記事では、英語が理解できるようになるコツ・勉強方法をお教えいたします。
*編集部追記
2015年7月に公開された記事に新たに4選追加しました。(2017/10/24)
リーディングに関するアドバイス
「英語のリーディングが苦手!」という方は結構、多いのではないでしょうか。かくいう私も本当に英語のリーディングは苦手でした。
リーディングが得意になるには中学校で習う5文型をマスターしましょう。そして、英文の中で主語と本動詞に意識しながら読むのがコツ。コツをつかむと、英文を読むのが楽しくなってきます。英文を読むことが楽しくなれば、後は量をこなすだけです。
特におすすめのリーディング法
ある程度、英文を読むことに慣れたら「飛ばして」読んでみましょう。実は評論文は先頭の段落と最後の段落を読むだけで、内容の70%~80%を理解できることがあります。
特に、英語論文を読まなければならない学生にはおすすめ!全ての文章を読もうとすると、どれだけ時間があっても足りません。効率的に読むことも、英語リーディング上達のコツです。
①段落の頭のみ丁寧に読む
ぶっちゃけ、英文は段落の頭だけ丁寧に読んでも大体の意味は分かります。
全部の文章を丁寧に読み込み、全てを理解しようとするのは、日本語で試しても困難です。何事もメリハリが重要です。
段落の頭のみを丁寧に読むことで、読むスピードが格段に上がります。そのことで、ちょっと前に書かれていたことが理解でき、結果として英文の全体像をつかみやすくなります。
受験英語の世界では有名な方法ですが、受験に限らず、リーディング全般で有効な方法です。
②たまには超丁寧に読んでみる
英文が頭に入ってこない理由の一つとして、英語の構造や構文に対する理解の不足があげられます。それらへの理解を深めるには、よくわからない英文を抜き出し、超丁寧に読んでみることがすすめられます。
単語の意味を調べるだけでなく、どんな構文が使われているのか。それらを、文章に書き込みながら、ゆっくりと理解しましょう。
これを継続することで、英語を読むときに「よくわからない…」ってなるポイントが徐々に減ってきます。そうすると、英文をスラスラ読め、内容が頭に入ってくるようになりますよ。
③リスニングの学習をしてみる
英語がニガテな人の特徴として、文章を読むときに何度も引き返したり、頭の中でいちいち日本語に訳したりすることがあげられます。
そのクセによって、英文を読むのにとても時間がかかり、結果として読んだ内容がチンプンカンプンになっちゃいます。
こんな事態を防ぐためにも、リスニングに重きを置いてしばらく勉強してみましょう。リスニングが良いのは、リーディングと違って引き返すことが出来ないとこです。
頭の中でチマチマ和訳しても、その内容を理解するのは至難のワザです。英文を読む際にいちいち引き返してしまったり、いちいち和訳したり。そんなクセを直すのに、リスニングをやりこむのはオススメです。
④色んなことに興味を持ってみる
興味の幅や知識の幅が広ければ、それだけで英語の文章の内容を類推できることもあります。「あ、これって例のあの話じゃね?ってことは、話の展開はこうなるハズだ!!」
英語力が乏しくても、こんな感じで読解を乗り切っちゃうことも可能なのです。知識はつけておいて損はないですね。
ちょっと分からないことがあれば、軽く辞書やウィキペディアで調べるクセをつけましょう。その知識が、英文読解を強力にサポートする日はきっと来ます。
⑤とにかく多読すべし
「英語、ぜんぜんうまくならないや。やっぱボクって、才能ないんだ…」「そうは思わないけどね。どのぐらい普段勉強してるの?」
「んとね、週10分ぐらいかな」「…」
こんなグチをこぼす人がいれば、ぶっ飛ばしたくなりますよね。何事もそうですが、ある程度量をこなし、時間をかけないと本物の読解力は身につきません。
読んで、読んで、読んで。途中でスランプになり、イヤになっても小休止して、また果敢に挑戦する。こんな姿勢を繰り返すと、いつの間にか英語が読めるようになります。
筆者自身、英文を読んでも理解できないことをクヨクヨ悩んだ時期がありました。ただ、あきらめず定期的に英文を読むようにした結果、いつの間にかフツーに英語を読めるようになりました。
時間をかけて、たっぷりと多読すれば誰でも読解力は上がります。短期間では実感がなく、投げ出しそうになりますが、量は決してあなたを裏切りませんよ。精神論で恐縮ですが、事実だと思います。