日本一遠い島がどこなのか皆さんご存知でしょうか?
実は東京都に属しているあの島で、世界中訪れている私にとって一番の場所の一つでもあります。
“遠い”だけじゃない、小笠原諸島・母島という場所
日本一遠い島といわれているのは「小笠原諸島の母島」です。
飛行機は飛んでおらず、東京の竹芝桟橋から船でしかアクセスができず、その船は6日に1回の就航。そして片道26時間もかかるという島なのです。
約2時間で父島と母島を結んでいる、ははじま丸。
2011年に「小笠原諸島」で世界遺産登録されており、天気予報でもよく発されるワードなので「小笠原諸島」と聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
そんな小笠原諸島には有人島が二つあり、それが父島と母島です。
現在は無人島になっていますが、他にも兄島、姉島、姪島など、島の名が家族になっておりなんだか愛らしい島々で形成されています。
竹芝⇔父島は小笠原海運が運航している
父島のことや、行くきっかけになったエピソード、なぜ私にとって一番の場所なのか等はこちらに記載しているので合わせて読んでいただけると嬉しいです。
◆関連記事:https://tabippo.net/plan-until-travel/「ここを超える場所はない。70カ国以上旅をしてきた私の一番の場所「小笠原諸島」」
世界遺産に属する島・母島の概要
日本一遠い島ともいわれる母島は、東京から南へおよそ1,050km。東京都に属しながらも、そこは都会とはまったく異なる、ゆったりとした時間と手つかずの自然が広がっています。島の面積は約20平方キロメートルで、東京都北区とほぼ同じ規模とされ、現在は450人ほどの人々が暮らす小さな島です。
竹芝⇔父島を結ぶおがさわら丸は定員約900名の巨大な船
母島は、世界自然遺産に登録されている小笠原諸島の一部として、貴重な動植物や原生的な自然環境が今も大切に守られています。透明度の高い海や緑深い森、島のあちこちから望める雄大な景色は、訪れる人の心を静かに解きほぐしてくれます。
温暖な気候に生息し、のびのびと育つ植物たち
同じ小笠原諸島の父島とはまた異なり、より素朴で落ち着いた雰囲気を持つのも母島の魅力のひとつ。観光地化されすぎていないからこそ、島の日常や人々の温かさを身近に感じることができます。
そんな母島には、自然・歴史・島の暮らしを感じられるおすすめスポットが点在しており、ゆっくりと巡ることで、この島ならではの魅力をより深く味わうことができます。
内地では見たことがない植物がたくさん生息している
この先では、母島を訪れたらぜひ立ち寄りたい、おすすめのスポットを紹介していきます。
母島の自然を体感するなら、まずは乳房山
まず必ず訪れてほしいのが、この乳房山。
乳房山の登山道は集落から歩いてすぐ行ける
母島のほぼ中央に位置し、その名の通り乳房のような丸みを帯びた独特の美しい形をしていることから名付けられ、母島の最高峰であり固有植物の宝庫でもあります。
小笠原諸島が世界遺産として認められた固有種のカタツムリが生息しており、オガサワラオカモノアラガイはここ母島にしか生息しておらず、乳房山で見れる可能性が高いです。
他にも目のまわりが黒い、ハハジマメグロなども見ることができる場所です。
動植物の生息地を守るため、決められたルールで散策をする
往復は約6km、約4時間の道のりで遊歩道も整備されているため登山初心者や個人でも登れる山です。ただ前途のとおり固有種が豊富な山なので、ぜひガイドをつけて説明を聞きながら散策するのをおすすめします。
ジャングルの中を登山しているような感覚だった
福島県出身で1990年生まれ。70カ国以上を旅するほどの旅好き。コロナ禍では国内を巡り、世界遺産検定マイスターに合格しNPO法人世界遺産アカデミー認定講師に就任。IT系広告代理店で広告運用コンサルタントとして働きながら、小笠原諸島のアンバサダーとしての活動も行う。