ライター
hiroko 旅好きクリエイター

クリエイティブ業に携わり10年。 「自分を変えたい、美術館や世界の絶景を生で体感したい」という思いから、29歳で仕事を辞めバックパッカーで女ひとり旅へ。この旅が、生きる為に本当に必要なことを教えてくれました。そんな価値観を変えた世界一周の魅力をもっと若い人に伝えていきたい。 グラフィックと映像のモノづくり屋。現在まちおこしプロジェクト中。

香川県に世界中から人が集まる島々があります。その島々は豊かな瀬戸内海の自然とアートが共存し、新しい時代を感じられるような場所です。「一度行くとまた行きたくなる場所」。今回は日本が世界に誇る、直島・豊島・犬島でのアート作品を一挙ご紹介します!

 

地中美術館

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photo by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia

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photo by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia

建物全体がアートである地中美術館は、瀬戸内の美しい景観を損なわないように建物の大半が地下に埋設されています。建築は安藤忠雄が手掛け、館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの素晴らしい作品が展示されています。

ウォルター・デ・マリアの「タイム/タイムレス/ノー・タイム」は、日の出から日没の間、どの時間に作品を観るかによって作品の表情が変化していき、時間が造る作品に感動します。

■詳細情報
・名称:地中美術館
・住所:香川県香川郡直島町3449-1
・営業時間:3月1日 ~ 9月30日10:00 ~ 18:00( 最終入館17:00 ) 10月1日 ~ 2月末日 10:00 ~ 17:00( 最終入館16:00 )
・定休日:月曜日 ※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館 (公式HPより開館カレンダーでご確認ください)
・料金:2,060円 ※15歳以下無料
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html

 

瀬戸内海を見渡せる「地中カフェ」

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photo by 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia

地中美術館の中にある「地中カフェ」は、テラスからも室内からも瀬戸内海を一望することができます。ドリンクや軽食、アルコール類もおいているので、鑑賞の合間の休憩で利用してみるのもおすすめ。テイクアウトもOK。

 

直島を代表する2つの南瓜

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photo by hiroko sasaki

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photo by hiroko sasaki

直島のシンボルといえば、水玉もようをモチーフにした草間彌生の南瓜です。黄色い南瓜はベネッセハウスビーチの海沿いにあり、赤い南瓜は宮浦港がある宮ノ浦エリアで迎えてくれます。

赤い南瓜は中に入ることもでき、中からも外からも楽しませてくれるアート作品です。

 

ニキ・ド・サンファールのカラフルなオブジェ達

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photo by hiroko sasaki

ベネッセハウスの前では、ニキ・ド・サンファール作の沢山のカラフルなオブジェ達がパークを明るく賑わせます。ショップの前にある「腰掛」は、写真撮影のスポットとしても人気があります。

 

「かえると猫」

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photo by hiroko sasaki

ニキ・ド・サンファールの作品と一緒にベネッセハウスの前を彩る、カレル・アペル作の「かえると猫」。

 

「平面によって2分割された円筒」

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photo by saitowitz

ダン・グラハムの「平面によって2分割された円筒」は、円筒の中に入ると風景が透けて見え、見上げると円筒の形をした空の素敵な風景が広がる、不思議な作品です。

 

「三枚の正方形」

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photo by commons.wikimedia.org

ベネッセハウスの海岸沿いに佇む、アメリカの彫刻家ジョージ・リッキーの作品「三枚の正方形」。下の部分が可動式になっていて、風の風向きによってゆらゆらとゆっくり揺らめきます。

 

「シップヤード・ワークス 船尾と穴」

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photo by Kentaro Ohno

「三枚の正方形」からわりと近い位置にある、大竹伸朗の「シップヤード・ワークス 船尾と穴」は、船の船尾をイメージした作品。

海に面して凛々しく建っています。沢山空いた穴からは、また違った海を見ることができ、太陽の位置によってオブジェの表情も変わります。

 

「シップヤード・ワークス 切断された船首」

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photo by Takeshi Fujisawa

「シップヤード・ワークス 船尾と穴」のすぐ近くにあるこちらの作品も大竹伸朗による作品。誰もいないビーチにポツンと打ち上げられた「切断された船首」は、少し切ない気持ちになります。

この作品も、日の出・日没時はまた違った見せ方をしてくれるでしょう。

 

「Final Call」

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photo by Kimon Berlin

ホテルのエントランスの横にある、鋼鉄を溶接して作られたイギリスの彫刻家アンソニー・カロの作品「Final Call」。見る角度によって違った見え方になります。

 

「茶のめ」

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photo by Takeshi Fujisawa

海の目の前の桟橋で出迎えてくれる、片瀬和夫の作品「茶のめ」。「これ食って、茶のめ」という言葉からの発想で、いらっしゃいませというような意味の作品です。

 

「見えて/見えず 知って/知れず」

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photo by hiroko sasaki

シーサイドギャラリーという安藤忠雄設計のコンクリート階段の下に展示されている、ウォルター・デ・マリアの作品「見えて/見えず 知って/知れず」。大きな2つの黒い球体が穏やかな瀬戸内海をみつめています。

 

「タイム・エクスポーズド ミルトア海 スーニオン」

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photo by Kentaro Ohno

世界の海を写した杉本博司の写真「タイム・エクスポーズド」シリーズが、直島の南部の岸壁に展示されています。桟橋から見ると何が描かれているかはっきりわかりませんが、ベネッセハウスの中にも展示されているようです。

この額縁の中身はモノクロの地平線の写真のようで、本当の水平線の位置に置かれていると言われています。

 

「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」

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photo by Kentaro Ohno

各作家のプロジェクト第1回受賞作家の蔡國強の作品「文化大混浴」。島の海岸に設置され、宿泊者が予約をすれば入浴体験できます。36個の中国の奇岩が風水に基づいて配置されています。

 

「もうひとつの再生 2005-N」

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photo by IMBiblio

地中美術館から15分ぐらい歩いた細道にある巨大なゴミ箱のオブジェ、三島喜美代の作品「もうひとつの再生 2005-N」。産業廃棄物の処理後に残る廃材を材料に制作された、リサイクル芸術作品です。

 

過去の作品「NAOSHIMA STANDARD2」

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photo by Yuki Yaginuma

2006年~2007年に開催された、「NAOSHIMA STANDARD2」。

アート集団nendoの手がけた白のカラーコーン625本が並び、コーンの中の電気が点灯すると光が揺れているような錯覚に。訪れる時期によってその時だけのアートプロジェクトが見れるのも直島の魅力です。

 

恵美須神社の鳥居

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photo by hiroko sasaki

浜辺に建つ、半分ぐらい埋まった鳥居だけが残る「恵美須神社」は直島の観光スポットとしても人気があります。この鳥居に石を乗せると願いが叶うといわれています。

 

ANDO MUSEUM

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photo by hiroko sasaki

建築家で有名な安藤忠雄の美術館。本村の家プロジェクトの街並みの中にある築約100年の木造民家の中を安藤忠雄が設計しました。安藤氏が取り組んできたプロジェクトや、直島の歴史を模型や写真で紹介しています。

ライター
hiroko 旅好きクリエイター

クリエイティブ業に携わり10年。 「自分を変えたい、美術館や世界の絶景を生で体感したい」という思いから、29歳で仕事を辞めバックパッカーで女ひとり旅へ。この旅が、生きる為に本当に必要なことを教えてくれました。そんな価値観を変えた世界一周の魅力をもっと若い人に伝えていきたい。 グラフィックと映像のモノづくり屋。現在まちおこしプロジェクト中。

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