ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

皆さんは、ハンガリーの首都・ブダペストをご存知でしょうか?名前は知っているけど、実際に行ったことはないという方も多いのでは?

ドナウ川を挟んでブダ側とペスト側に分かれているブダペストは、川畔に佇む歴史的建造物が織りなす美しさから、「ドナウの真珠」と呼ばれるほど美しい街です。

今回はそんなブダペストへ旅行に行った際に、必ず訪れたい観光スポット12ヶ所をご紹介いたします。

*編集部追記
2016年8月に公開した記事に新たに3選加筆しました。(2017/8/25)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

ブダペストを訪れた感想

Photo by 新田浩之

ブダペストには2015年の秋に訪れました。他の中欧の都市と比べると、少しアジアチックな感じがします。また、ヨーロッパでも指折りの規模を誇るシナゴーグなど、ハンガリー以外の文化を楽しめるのもポイントです。私はハンガリー人の友人にブダペストを案内してもらいました。

よく、ハンガリー人の性格は「ネガティブ」と言われています。確かに、そのような一面もありますが、とても優しく対応してくれました。

ブダペスト観光のアドバイス

Photo by 新田浩之

基本的にブダペストは治安が良く、安全に旅行できます。ただし、最近は政府に対する抗議活動が散発的に行われています。念のため、そのような活動には近付かないようにしましょう。物価はヨーロッパの中では安いほうです。

注意すべきはハンガリーの通貨、フォリントの扱いです。2017年8月現在、フォリントのレートは1フォリント=0.4円と、1円を割っています。他国の通貨と混同して計算間違いしないように注意しましょう。

ブダペストのベストスポット

ブダペストを訪れたら、ぜひクラシックコンサートを聞きに行きましょう。格安でコンサートが楽しめます。私はリスト音楽院のコンサートに行きました。リスト音楽院は将来の音楽家を育てるための教育施設です。学生らしいユーモアあふれるパフォーマンスが楽しめます。

*編集部追記(2017/08/25)
以下、観光スポットの一覧となっています。

セーチェーニ鎖橋

photo by pixta

ドナウ川を挟んで、東と西に分かれる2つの街「ブダとペスト」。この2つを繋ぐのが「セーチェーニ鎖橋」です。

夜になると橋に幾千もの光が照らされ、ドナウ川に橋が映り込みとても幻想的。ブダペストを代表する観光スポットです。

■詳細情報
・名称:セーチェーニ鎖橋
・住所:Budapest, Széchenyi Lánchíd, ハンガリー
・アクセス:最寄りはメトロ デアーク広場駅から徒歩10分。16番と105番バスが橋の上を通る
・マップ:
・URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/セーチェーニ鎖橋

ブダの王宮

ブダペスト観光の目玉!国立美術館、国立図書館、歴史博物館、軍事博物館などがある「ブダの王宮」は、バロック様式の美しい建物です。

外観の美しさももちろんのこと、内部にも興味深い施設がたくさん併設されているので、ぜひ足を運んでみたい場所です。

■詳細情報
・名称:ブダの王宮
・住所:1014 Budapest, Szent György tér 2
・アクセス:王宮ケーブルカーの終点より徒歩7分
・マップ:
・営業時間:10時~18時
・定休日:月曜日
・電話番号:+36 1 458 3000
・料金:施設によって異なる(参考:国立美術館1200Ft、歴史博物館1500Ft)
・URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/ブダ城

マーチャース教会

photo by pixta

13世紀の半ばに建設されて以来何度も増築を行い、オスマン帝国占領時代にはアラーへの礼拝が行われていたという、ハンガリーの歴史を背負う「マーチャース教会」。

内部のステンドグラスがとても美しいと有名ですが、美しさだけでなく、ブダペストの歴史の重みを感じられる観光スポットとしてもオススメです。

■詳細情報
・名称:ブダの王宮
・住所:Szentharomsag ter 2, Budapest 1014, Hungary
・アクセス:市バス16、16A、116番Szentháromság tér下車すぐ
・マップ:
・営業時間:9時~17時
・定休日:土曜午後、日曜午前
・電話番号:+36 1 355 5657
・料金:1000Ft
・URL:http://www.matyas-templom.hu/

漁夫の砦

ブダペストの街の美化の一環として建造された、世にも美しい「漁夫の砦」。白亜の美しい7つの塔が並ぶ様は、まるでおとぎ話の中に入り込んでしまったかのよう。

「漁夫の砦」にあるオープンカフェからは、ドナウ川とペスト地区の素晴らしい町並みを一望できます。

■詳細情報
・名称:漁夫の砦
・住所:Szentharomsag ter 5, Budapest 1014, Hungary
・アクセス:市バス16、16A、116番Szentháromság tér下車すぐ
・マップ:
・営業時間:9時~23時
・休日:10月16日~3月14日
・電話番号:+36 1 458 3030
・料金:600Ft
・URL:https://www.tripadvisor.jp/

聖イシュトヴァーンの騎馬像

「聖イシュトヴァーンの騎馬像」は、マーチャース教会の横にある銅像です。

聖イシュトヴァーンはハンガリーの初代国王で、彼が手にしている二重の十字架は、彼の功績と、大司教の決定権を持つという2つを意味を示しているそうです。

■詳細情報
・名称:聖イシュトヴァーンの騎馬像
・住所:1014 Budapest, Szentháromság tér
・アクセス:マーチャーシュ教会の横
・マップ:
・URL:http://4travel.jp/overseas/area/europe/

王宮地下迷宮

「王宮の丘」と呼ばれる場所の地下には、なんと洞窟が縦横無尽に広がっています。洞窟内は、ランプを持って探検することができるそう。

内部にはワインセラーや監獄などがあり、そこには中世の様子を再現した人形が立っています。暗い洞窟の中で人形を見ると、ちょっと怖いかも!?

■詳細情報
・名称:王宮の丘の地下迷宮
・住所:1014 Budapest, Úri utca 9 Hungary
・アクセス:モスクワ広場まで地下鉄で行き、そこから王宮の丘に上がるバスを利用
・マップ:
・営業時間:9時~19時
・料金:大人2000Ft、学生1500Ft
・URL:http://labirintus.eu

ハンガリー国立美術館

水色のドームが目を引くブダペストの「ハンガリー国立美術館」。中世から現代までのハンガリー美術を鑑賞することができます。

絵画を見ていると、ただ芸術的なだけでなく、ハンガリーの歴史を垣間見れる気がします。ハンガリーが辿ってきた歴史や、文化的背景を感じられる場所です。

■詳細情報
・名称:ハンガリー国立美術館
・住所:Szent Gyorgy ter 2 | Budavari Palota, Budapest 1014
・アクセス:ブダの王宮内にあり
・マップ:
・営業時間:10時~18時
・定休日:月曜日
・電話番号:+36 20 439 7325
・料金:1200Ft
・URL:http://mng.hu/en

国会議事堂

photo by pixta

「国会議事堂」はハンガリーを代表する建築物であるだけあり、他では味わえない凄さが感じられます。

繊細なゴシック建築と上品なドームも素晴らしいのですが、黄金や宝石が散りばめられ、美しい細工が施された贅沢極まりない内部は、必見!

ブダペストを訪れた際には必ず立ち寄りたいスポットです。

■詳細情報
・名称:国会議事堂
・住所: Budapest, Kossuth Lajos tér 1-3, 1055 ハンガリー
・アクセス:KOSSUTH TER駅から徒歩3分
・マップ:
・電話番号: +36 1 441 4415
・営業時間:08:00~16:00
・料金:入場料 無料
・公式サイトURL:http://www.parlament.hu

聖イシュトヴァーン大聖堂

高さ96m、幅55m、奥行87.4mを誇る「聖イシュトヴァーン大聖堂」は、ハンガリーの国会議事堂と並び、ブダペストで最も高い建物の1つです。

ブダペストの街の中で、特に存在感のある大きな聖堂です。大聖堂の内部もドームを中心した空間が素晴らしく、落ち着いた色遣いと細かい装飾にやさしい光が広がるデザインとなっています。

■詳細情報
・名称:聖イシュトヴァーン大聖堂
・住所: Budapest, Szent István tér 1, 1051 ハンガリー
・アクセス:BAJCSY-ZSILINSZKY UT駅から徒歩3分
・マップ:
・電話番号: +36 1 338-2151
・営業時間:10:00~15:00(4/1~3/31)
・料金:入場料 無料
・公式サイトURL:http://www.basilica.hu

地下鉄博物館

ブダペストはユーラシア大陸初の地下鉄が開業した都市として知られています。地下鉄博物館には開業時の写真や旧式の車両が展示されています。また、ブダペスト地下鉄オリジナルグッズも注目したいところです。地下鉄博物館は地下鉄Deák Ferenc tér駅の隣にあるので、観光のついでに立ち寄ることもできますよ。

■詳細情報
・名称:地下鉄博物館(Underground Railway Museum)
・住所:Budapest, Deák Ferenc tér, Metróállomás Deák Ferenc tér
・アクセス:地下鉄Deák Ferenc tér駅すぐ近く
・営業時間:10:00~17:00
・定休日:月曜日
・電話番号:(1)461-6500
・料金:350フォリント
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.bkv.hu/hu/muzeumok/foldalatti_vasuti_muzeum_budapest
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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