ローカル感あふれる屋台も楽しい!虫も食べられるよ
お祭り会場には簡単な揚げ物等のスナックから果物まで、沢山の出店が並びます。カラッと揚がって、いい色に色づいているのは、美味しそうな……?昆虫たち。
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バンコクのカオサンなどでは、面白見たさの観光客用に売られている食用の昆虫ですが、地元の人達にとってはもちろんゲテモノ類には入らず、私達がおつまみでピーナッツを食べているような感覚でしょう。
ここの虫屋台では、ハチやイナゴのような虫からタガメのような虫まで取り揃えられ、注文するとビニール袋にガサッと入れて渡されます。
私が若干引いていると、それを買った地元の人が半ば強引に「美味しいから食べなよ!」と勧めてきたので少し貰って食べてみました。パリパリしていて食感は悪くなかったので、意外と食べられるものです。しかし、自分から進んで買おうという気にはなりませんでした。
こちらは日本ではまず食べることがない、蓮の実。
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まるでナウシカに出てくるオウムのようで、全く食欲をそそりません。味はというと、見た目ほど渋さは無く、柔らかい豆のようでした。美味し……くはありません。
このお祭りならではの、手作りのロケット花火も売られていました。
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かわいい子ゾウにエサをあげることもできますよ。
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ブン・バンファイ概要(期間・アクセスなど)
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ブン・バンファイは当日現地にさえ行けば、誰でも無料で観ることができるお祭りです。
ロケット作りや打ち上げには参加できませんが、パレード参加者と仲良くなれれば、パレードに飛び入り参加できる可能性もあります。
お祭りはタイ東北部各所で開催されますが、以下詳細情報は、今回ご紹介した一番規模の大きなヤソートーンで行われるものを記載しています。
・開催場所:ヤソートーン,パヤーテーン公園
・アクセス:バンコクからヤソートーンまではバスで8~9時間。飛行機で行く場合は、ドンムアン空港からウボンラチャタニ空港まで約1時間、そこからヤソートーンまでバスで約2時間。
・開催時期:毎年陰暦6月(現暦5月頃)
・開催期間:2日~3日間
・入場料:無料
・公式サイトURL:タイ国政府観光庁公式サイト
ブン・バンファイ参加の際の5つの注意事項
photo by SHIHO 「DANGER」これより先は立入禁止
誰でも観ることが出来るお祭りですが、少し特殊なので、以下注意事項を守ってトラブルにならないように楽しみましょう。
ロケットは神様に捧げる神聖なもの
地元の人に、特に女性はロケットには触れてはいけないと言われました。うっかり触れないように、気をつけましょう。
暴発注意!ロケット発射台には近寄らないように
過去ロケットが倒れて死傷者の出る事故もあったそうです。近年は無いそうですが、発射前に打ち上げたりするロケット「花火」は、うっかり観客目掛けて飛んでくることもあるので、「DANGER」と書かれている看板より中は入らないようにしましょう。
汚れてもいい服装で楽しもう
ヤソートーンのお祭り会場の広場は、周辺が沼地のようになっています。歩く場所も舗装されていない場所が多く、泥溜まりがあったりもするので、Tシャツやスニーカー等、動きやすく汚れてもいい服装で参加しましょう。
暑さ対策を忘れずに
お祭りが開催される時期は雨季に入る前ですが、まだまだ暑いです。会場には飲み物も売っていますが、人も多く出店も沢山あるので、探す手間を考えれば事前に用意しておく方が無難です。
ロケットを観る場所は日が避けられる場所もあまり無いので、帽子や日焼け止めなど、日焼け防止も忘れずに。蚊等の虫はあまりいなかったように思いますが、一応虫除けスプレーもあった方がいいかもしれません。
防犯対策をしっかりと
お祭り期間中は飲酒している人が非常に多いです。基本的には治安がいい町ですが、夜は人通りの少ない場所には一人で出歩かないようにしましょう。
パレード、打ち上げ会場共に人が多く大変混雑するので、スリなどの被害にあわないためにも、荷物の管理はしっかりと、ポケットに物を入れるのは厳禁です。
ローカル感満載で大満足!「ブン・バンファイ」
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ブン・バンファイは、まだまだ外国人観光客よりも、地元の人で賑わうお祭りです。
タイを初めて旅行する方も、何度も訪れたことがある方も、もっと地元に密着したお祭りを見てみたい、という方には、ローカル感満載のブン・バンファイは非常におすすめです!
手作りロケットを発射する場面を間近で見ることもなかなか無いでしょうし、何よりそれに一喜一憂する地元の人達と交流するのも楽しみの一つ。
今回ご紹介したヤソートーンという町は、埼玉県秩父市と姉妹都市提携を結んでいるためか親日的な方が多く、旅もしやすいと感じました。
もっとタイを知りたい方、ちょっと変わったお祭りに行きたい方、ぜひブン・バンファイに行ってみましょう!