4. 残り2日で奇跡が起こり、ゴール地点のベルリンへ
チューリッヒに着いた時には、もう体力は限界近くまできていて、残り2日でドイツのベルリンまで行かないといけない状況でした。
ベルリンまでは約850キロほどあったので制限時間ギリギリだなという感じでしたが、ヒッチハイクも全然うまくいかなくて正直諦めかけていました・・・
すると、この旅最大の奇跡が起こりました!!
チューリッヒから空港までのヒッチハイクを試みていたのですが、そこにスポーティーな車が止まってくれたのです!
状況を説明したら、「とりあえず家に来い!」と家までの行き方を教えてもらったのです。
しかし、現地の人たちとの交流は嬉しい半面、時間もない中で焦りもありました。しかし、これが最後のチャンスだと覚悟をして、彼の家に行ってみることに!
なんとか家についたら、そこには大豪邸が広がっていました!家には数人の同居人がいて状況を説明したらすぐさま次の日のベルリンまでの移動のチケットを取ってくれたんです(笑)。
まだ、会ってから数分の出来事でした。いろいろ話を聞いたら医者が集まって暮らすシェアハウスでした。
お礼に家の掃除と夕飯に「親子丼」を作ってみんなで食べました!
その夜はコスプレのナイトクラブに連れて行かれて、最高な夜を過ごしました!(笑)。
次の日の朝、住人はオペがあるので先に出るので、鍵閉めていってと言われて平和な国だと思いました(笑)。
持っていたレッドブルも綺麗に全て並べてお家に置き、ゴールのベルリンへ向かうことに!
5. 8日間の冒険の終わり。ベルリンに到着
チューリッヒからベルリンまではトラブルなしで到着!
ゴールの瞬間は喜びと同時に1週間の思い出が蘇ってきてもう「終わっちゃうのか・・・」という気持ちが強かったです。
6. Red Bull Can You Make It?に出場して学んだこと、感じたこと
ヒッチハイクへの偏見
ヒッチハイクしている人への目が変わりました。正直、今回の旅まではいい印象はありませんでした。
ですが、乗せてくれる人の大半が若い頃に同じ境遇を体験していた人たちでした!今後、ヒッチハイクしている人いたら絶対乗せますね!
お金の大切さ
今回は本当にお金の代わりはレッドブルだけでした。
お金がないと食べ物も買えない、移動も自由にできないなどなどたくさん不便をし、改めてお金の大切に気づくことができました
何事にも感謝
今回の旅で普通の旅行とは違って、人に支えてもらっての旅だったので「感謝の心」が芽生えました。
自分たちは周りの人たちに生かされていると心の底から思えましたし、普通じゃできない経験をたくさんできたので、この大会を主催しているレッドブル社にも本当に感謝しています!
7. これから挑戦する皆さんにメッセージ
これから「Red Bull Can You Make It?」に挑戦する人たちに2つアドバイスをするとしたら・・・
何か、不安なことがあったとしても、この「Red bull Can You Make It?」に興味を持ったのであれば、殻に閉じこもるのではなく、前向きに挑戦する気持ちを忘れずに、むしろバカになったほうが良いです!!
そして、チームのメンバーには最低限、英語をしっかり話せる人がいて、なにより何でも言い合える仲間が大切なんじゃないかなと思います。
Photo by Midnight Sushi