ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

どうも!ライターのいっせいです。僕はいま大学4年で4月には卒業(できればいい)ですが、最後の春休みにバイトを週5でいれてしまいました。ただただ、後悔。3月は貯めたお金と遊び欲を、使い果たす勢いでエンジョイしていきます。

余談はさておき、もうすぐ3月ということで、就活を控えている学生達はそわそわしはじめている時期かと思います。去年の僕も卒業後の進路については、かなり悩みました。

自分の就職への方向性が決まらなかったときに参考になったのが、社会にでている先輩のそれまでのキャリアでした。他人の経歴ではありますが、1つのモデルケースを知ることによって、「1社目にこだわらなくていいんだ」「やりたい仕事ではなく、一緒に働く人ってもっと重要だな」など、自分では思いつかない考えを多く得ることができます。

そこで今回は、TABIPPOメンバーに今までのキャリアを聞いてきました!

*編集部追記
2018年6月更新の記事に回答者を追加しました。(2019/3/19)

 

清水 直哉【代表取締役】

清水直哉 / Naoya Shimizu

東京学芸大学在学中に欧州一周や世界一周の旅を経験。帰国後にTABIPPOを立ち上げ、それ以来代表を務める。卒業後は大手WEB広告代理店である株式会社オプトに入社、ソーシャルメディア関連事業の立ち上げに参画する。入社2年目からの最年少マネージャーの経験などを経て、2013年11月に退職。TABIPPOを法人化して創業を果たす。

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

大学を卒業後すぐに、新卒で株式会社オプトという1,500人くらいいるインターネット広告代理店に入社しました。入社してすぐに新しい事業の立ち上げに関わり、新しいビジネスを作ること、新しい組織を作ること、そしてそれらを大きくすることをやりました。

恵まれた環境で働かせてもらって、入社して2年目の春先に社内で最年少となるマネージャー職に昇進しましたが、その後は失敗ばかりで、大きな赤字を作ったり、チームが解散したりと色々とありました。

その後、学生時代から続けてきた活動であるTABIPPOを法人化することを決めて、入社して3年弱でオプトを退職して起業します。これが26歳の時でした。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

ファーストキャリアは「とにかく自分が成長できる可能性がある」会社を選ぼうとしました。

自分の成長を考えた時に、軸となったポイントは4つ「伸びている産業で働いているか」「尊敬できる仲間と一緒に働けるか」「1年目から責任のある仕事を裁量権もって任せてくれるか」そして「死ぬほど(長時間)働かせてくれるか」です。

成長にこだわった理由は、世界一周の経験から学んだことです。旅での経験を通して、「やりたいことを、やりたいだけ、やりたい仲間と、やりたい時に、やりたい場所で、やること」が自分の夢になったのですが、いまはそれが「やれる自分じゃない」と感じ、そのためには人間的な成長が必要だったからです。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

日本では当たり前なことが、世界の当たり前ではないと気がつけたこと。そして、自分の正解は自分が作っていくんだということが学べたことが1番だったかなと、いまは思います。やりたいことをやってよいんだと、いま楽しい人生を送れているのは旅があったからですし、この考え方がなかったら今の自分はいません。

 

浦川 拓也【イベントディレクター】

浦川拓也 / Takuya Urakawa

大阪大学出身。大学四年を休学し、フィリピン英語留学、グアテマラスペイン語留学、キャンピングカーでアメリカ横断などをしながら初海外で世界一周を果たす。新卒でITベンチャーに入社後、TABIPPOにジョイン。現在は前職での経験を活かし、企業や旅行関連機関のマーケティング支援を行っている。

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

滋賀の高校から大阪の大学へ。学生時代はずっと関西で過ごしました。大学4年を休学して世界一周。卒業後は東京のITベンチャーに就職。約1年働いたのち、学生時代から一緒に活動していたTABIPPOへ。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

「何をやるかより誰とやるか」「社員の若さ」「人数の少なさ」「未完成感」「理念、カルチャーフィット」。

特にやりたいこと(事業的な)が明確にあったわけではないけど、昔から人を巻き込んだり徒党を組んで何かを企んだりすることが好きだでした。組織やチームづくりを大事にしていて、できるだけ小さくて未完成の状態から自分たちで作っていくことができる場所を探していました。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

「自分で決めること、即断即決すること」「直感、フィーリングを大切にすること」「まずはやってみて、走りながら考えること」です。

昔からロジカルで頭でっかちなタイプだったので、旅をしたことで右脳と左脳のバランスをうまく取れるようになった気がします。

 

中 美砂希【プロダクトディレクター】

中 美砂希 / Misaki Naka

三重県出身。大学卒業後7年半神戸の旅館で勤めたあと、世界一周のために退職。枕が変わると寝れない・方向音痴・語学ができない・とにかく心配性の自分でも世界一周ができることを証明するため、9ヶ月の旅に出発。旅の途中は心配性な性格が功を奏しトラブルやスリの遭遇を回避して帰国。モフモフしたものに目がない。

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

大学時代はバイトでお金を貯めては友人と旅行を繰り返し、卒業後は有馬温泉(兵庫)の旅館に就職。7年半働いた後世界一周に出発。旅に行っている間に関東に興味がわいたので取りあえず引越。

TABIPPOで書籍制作のため写真を応募したことがきっかけで、TABIPPOのトラベルライターに。そのあと旅のモノ作りブランドPAS-POLのメンバーへ。
最初は派遣とかけもちをしてましたが、去年からTABIPPO一本にしました。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

旅行が好きだったので単純にホテル業界・旅行業界に興味がありました。誰かの役に立ちたい、サポートをしたいと思っていたので、判断基準は誰かの役に立つことができるか、お客さんと深く接することができるのか、会社の雰囲気・社員の人がいきいきと仕事しているか。

旅館というと年配の人のイメージがありますが、勤めていたところはほぼ20代。先輩社員の話しを聞いていても若いパワーを感じることができたのと、
お客さんとゆっくり会話もでき、誰かの人生の節目の手伝いができるところに魅力を感じこの旅館を選びました。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

自分の旅の経験を記事に書いたり、旅大学の交流会に参加することで発信していくことができること。書籍をつくる上で大事なテキスト作成も、自分の経験や行ったことがある場所だとより具体的に言葉にできること、仕事に関してはこの2点です。

旅に出る前は他の国に対する固定観念がありましたが(メキシコ=麻薬・危ない、みたいな)、帰国後というか途中からはまずその国をまず知ろないといけないなと考えるようになりました。無関心ではなく関心をもつようになりました。

 

篠原 輝一【マーケティングディレクター】

篠原 輝一 / Kenichi Shinohara

学生時代に210日間の世界一周後、TABIPPO2013ガイドブックの向こう側で代表を務める。その後、ITベンチャーのリッチメディアで約1年間勤務。2015年1月からTABIPPOのメンバーとして従事。

 

1.TABIPPOまでのキャリアを教えてください!

大学時代は20歳のときに、人生1/4の集大成として世界一周を経験。世界一周を経てTABIPPOとしての活動を始めました。2013年には90人の学生組織の代表を経験しました。

卒業後の2014年、ITベンチャー企業に就職。 社長室で新規事業開拓を目指して複数のプロジェクトに従事しました。退職後の2015年、TABIPPOの創業期にTABIPPOに復帰しました。

 

2.どんな判断基準で、これまでの会社を決めてきましたか?

ファーストキャリアは、学生時代に90人という規模の組織のマネジメントを経験して、同規模の組織運営に興味があったのと成長市場であるIT業界のみにしぼり就職活動を行いました。

「グローバルな視点がある会社」「裁量権があり圧倒的に成長できる会社」「一緒に働きたい人がいる会社」という理由で入社しました。

今のキャリアは、学生時代から活動をしており、自分で創ってきた組織を今度は会社として大きくしていくことに魅力を感じたのが一番の理由です。あとはライフスタイルとして会社に縛られる生き方は嫌だったので個人で生きていく力を磨いていくこともしていきたいと思ったのもTABIPPOに戻った理由の1つ。

 

3.世界一周・旅の経験は、仕事や今の人生にどう結び付いていますか?

僕の世界一周はあえてルートを決めない旅で、それはその時々で出会う人や出会う景色、その時の感情を少しでも大切にしたかったのと、その方がトラブルが多くてそうなったときに自分がどういう対応をするのかというのを客観的に見てみたかったからです。

そういう意味でいうと、何か困難なことがあっても「自分でなんとかするしかない」という発想に自然となっているので、それは仕事にも役立っていると思います。

ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

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