カリブ諸国を旅行することになって分かりましたが、カリブの情報って日本語だとほぼゼロです。ガイドブックもありません(キューバはある)。そこで、僕が21日間のカリブ海クルーズで訪れた、カリブ諸国の様子をスケジュールに沿って写真と共に紹介します。
カリブ海クルーズの概要

クルーズ会社ごとに様々なルートがあるカリブ海クルージングですが、僕が参加したのはカリブ海を2周する22日間のプランです。
| 項目 | 詳細 |
| 旅行日数 | 21泊22日 |
| 旅行時期 | 2019年12月22日から2020年1月12日 |
| 訪れた島の数 | 15 |
| クルーズ費用 | 44.5万円 |
| 出発地 | フォート・ローダーデール(マイアミ) |
| 到着地 | フォート・ローダーデール(マイアミ) |
乗船したクルーズ船

| 項目 | 詳細 |
| クルーズ会社 | ホーランド・アメリカ(Holland America) |
| 船名 | コーニングスダム(ms Koningsdam) |
| 就航 | 2016年4月 |
| 乗客定員 | 2,650名 |
| 全長 | 297メートル |
| 全幅 | 35メートル |
今回の旅で乗船しているクルーズ船はこちらの「コーニングスダム」。2016年に就航した新しい船です。実は、近い日程でカリブ海へ向かうクルーズ船がもう一隻ありましたが、値段と新しさの点で「コーニングスダム」を選びました。
クルーズ用に買ったもの

約3週間のクルーズ旅行だったので、いつもならバックパックやリュックサックですが、今回はスーツケースです。大容量のスーツケースは持っていなかったので、DELSEY(デルセー)のシャトレというシリーズのLサイズ(121リットル)を用意しました。


いつもの海外旅行グッズや衣服に加えて、パーティー用のスーツや靴などクルーズならではの持ち物も多かったので、121リットルでちょうどよかったです。
写真だとパンパンに入っているように見えますが、お土産や現地で買ったものを入れる余裕はまだありましたので、とりあえずDELSEYのLサイズにしておけば女性でも問題ないです。


ちなみに、最後にスーツケースを使った旅行をしたのが、10年前のニューヨーク留学の時だったので、スーツケースがめちゃくちゃ進化していてびっくりしました。
勝手に動かないようにキャスター(車輪)を固定するストッパーや防水・防犯のための二重ファスナーなど。僕が10年前はチープなスーツケースを使っていたのかもしれませんが、そもそもスーツケースってオシャレなイメージなかったのですが、バックパッカーを続けているうちに良いものがたくさん発売されてたみたいです。
DELSEYさんのスーツケースについては、日本上陸の記念イベントにも出演しました!
» フランスの老舗スーツケースブランド『DELSEY』による「旅と働き方」を考えるトークイベント【イベント出演】
12/22:フロリダからクルーズに乗船(Fort Lauderdale, Florida)

乗船予定の時間より2時間前から案内が始まりました。呼ばれた順に乗船します。

飛行機のようにカウンターでパスポートを出して、チェックインします。

荷物検査もあります。飲み物は持ち込めました。飛行機と比べたら、ぜんぜん厳しくない。

スーツケースはベッドの下の収納スペースにスルッと入れることができます。クルーズ船は動くホテルなので、大きめのスーツケースでも楽勝です。この辺りは普段のバックパッカー旅行と全然違って新鮮でした。

初日なので、避難訓練がありました。大ホールにすべての乗客が集まります。

クルーズ船内にあるプール。この後、めちゃくちゃよく行く。

カジノもありました。一度も遊ばなかった。
12/23:海上(At Sea, Atlantic Ocean)


食事はビュッフェスタイルか、レストランスタイルで選べます。

ランチはバーガーショップ「DIVE IN」です。スペシャリティー以外の食事はすべて、乗船費用に含まれています。

ただ、ソーダは有料なので、ソーダ類が飲み放題になるボトルを買いました。ちなみに、お水やアイスティー、コーヒーなどは無料です。

いまここです。カリブ海の東部は遠いですね。ほぼ南米。

クリスマスクルーズなので、ツリーが設置されていました。

有料オプションで予約した翌日のクリスマスディナーについてのお知らせが届いていました。丁寧です。
12/24:海上(At Sea, Caribbean Sea)


海の上だと、運動不足だ!と気合を入れてジムに行ったら酔いました。平気そうな人たちもたくさんいたので個人差が大きいと思います。

日中は仕事したり、ゆっくりしたりして、夜はクリスマスディナーです。

クリスマスイブは「Gala Night(ガラ ナイト)」と呼ばれるフォーマルデイだったので、男性はタキシードかダークスーツ、女性はドレスです。

料理はコースになっていて、前菜、メイン、デザートの三品を選んで注文します。外国人向けの量なので、日本人にはちょっと多いかも。
12/25:セントマーチン(Phillipsburg, Saint Maarten)

船に二日半揺られて、やっとセント・マーチンに着いたー!わざわざ降り口にレッドカーペットを敷いてくれる気配り。


クルーズ旅行で初めての訪問地はセントマーチン島です。北部がフランス領・南部がオランダ領と分割されていますが、有名なマホビーチがあるのは南部です。


セントマーチンに限らない話で、主要な場所への移動は心配いらないです。クルーズを降りたら徒歩圏内に必ずタクシー乗り場があるので、行き先を伝えればOK。
移動費を抑えたい場合は乗合バスを探しますが、日本語の情報がほぼゼロで、英語でリサーチが必要なのがちょっと大変です。

セントマーチン西部にあるマホビーチは、すぐそばに空港の滑走路があり、飛行機がビーチの前上を通って着陸します。超迫力な光景はTVでもよく取り上げられる絶景です。


マホビーチに行ってみてわかったことは「ジョット噴射が半端ない」ってことです。実際に吹き飛ばされるまで看板の意味がわかっていませんでしたが、着陸より離陸の方が危険です。ここテレビではやらないので、ぜひ実体験すると良い思い出話になります。

食事はカリブ海名物のジャークチキン。「あんまり辛くしないでね?」って店員さんに伝えたら、「辛くないジャークチキンなんてない!」とゴリ押しされましたが、辛いままでよかったです。汗をかきながら食べるのがジャークチキン。
12/26:マルティニーク(Fort-de-France, Martinique)

カリブ海クルーズ2つ目の寄港地はカリブ海東部にあるマルティニークでした。


クリスマスはすでに終わっていますが、街中にはまだクリスマスツリーやプレゼントの装飾が残っていて、引き続きハッピーな雰囲気でした。
アメリカだと、クリスマス当日が終わったら一気に片付けるのが主流っぽいですが、カリブ諸国はその辺りゆるくて、12月26日でもまだまだクリスマスです。

マルティニークの街並みは非常にカラフル。



マルティニークの首都フォート・デ・フランスの中心部にあった市場に寄ったら、観光客向けのお土産がたくさん売ってました。カリブ海の布はビビッドな色使いで可愛いですね。
12/27:バルバドス(Bridgetown, Barbados)


カリブ海クルーズ3島目となるバルバドスは、海の色がとても幻想的でした。おじさんのポロシャツもバルバドス色。


バルバドスは停泊する港から首都まで距離があるので、タクシー移動がメインですが、首都と反対側に行くとローカルなビーチがありました。
そもそも、バルバドスのことが書いてある日本語のガイドブックはないので、ガイドブックでローカルビーチは見つけることはできなかったわけですが、自分の足で素敵な場所を見つけられると旅人としての充足感が満たされます。


クルーズ船内で観られるバルバドスの観光動画で紹介されていた、アメリカのスター歌手「リアーナ」の実家です。もちろん現在はリアーナは住んでおらず、モニュメントのような扱いです。


バルバドスでは偶然の出会いがもう一件。バルバドスの首都キングスタウンの中心地で見つけた「アガペー・チョコレートファクトリー」で食べたアーモンドアイスが美味でした。

こちら。カリブ海で食べた美味しかったものベスト3にも入るほど、美味しかったです。次に出会えるのはいつだろう。また食べたいです。

キングスタウンの川沿いはヨーロッパ調の港町になっていて、オシャレなウォーターフロントカフェで休憩できます。