プロダイバーとして働きながら世界を周っています、Yauichiです。現在はメキシコのプラヤデルカルメン在住。
素敵なセノーテはたくさんあるのですが、多くの旅行者の方にとってダイビングに割けられる日数は限りがあります。そんな中で、これだけは!っていうお勧めのセノーテはどれですか?なんて聞かれることもしばしば。
そこでこの記事では、ダイバーの皆様に僕がお勧めするセノーテ5つを紹介していきます。
ドスオホス
まずは別の記事でもご紹介したドスオホスです。CNNの世界の凄いダイブサイト50にも選ばれ、欧米人からは圧倒的人気No.1のセノーテです。
このセノーテは、他のセノーテと比べても透明度が抜群!特に朝一のドスオホスは透明度が高すぎてまさに人が中に浮いているようです。
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しかし大人気のセノーテのため、ダイバーもたくさん。遅い時間になるとたくさんのダイバーが潜った後になり、透明度も悪化します。
photo by Iguana divers
ドスオホスはダイビングルートが2本。光はもちろんですが、写真の様な鐘乳石群もバッチリ楽しめます。そのおかげで、ドスオホスは雨の日でも楽しめるという他のセノーテにはない良さがあります。
光が綺麗なセノーテは晴れている日は最高ですが、雨の日はやはり少し残念。洞窟探検気分のドスオホスなら光を心配する必要もなく、また光が入ればバッチリ光も楽しめます。是非ダイビングの日程に組み込んでみてください。
チャックモール
photo by Iguana divers
過去1番人気だったセノーテ。チャックモールの名前ははマヤの水の神「chac mool」から来ています。その名前に弾けず劣らず、ここの光のカーテンは圧倒的。まさに多くの人が想像する様な、圧巻の光のショーが楽しめます。
またルートも2本あり、一つは鐘乳石群が楽しめるコース。こちらも雨でもしっかり楽しめるセノーテです。
ただ一つ残念な点は、カメラが持ち込めないという点。昨年から環境保護の観点から規則が変更になってしまいました。もしどうしても写真が欲しいという方は、このセノーテで働いているプロのカメラマンにお願いすれば最高にかっこいい写真を撮ってもらえます。
タージマハ
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タージはマヤ語で「澄んだ」、ハは「水」という意味のセノーテです。その名の通り、このセノーテも透明度抜群です。
そしてこのセノーテは見所がとっても多いセノーテ。上の写真の場所はシュガーボールと呼ばれており、大きな岩の周りに光がカーテン状に差し神々しい様な光景が見られます。
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また第2の見所として、セノーテエスメラルダがあります。タージマハと繋がっており、ダイビング後半にアクセスします。ここは不思議なことに、緑色の光のカーテンが見れるんです。またその緑のカーテンが下に沈む木にかかる姿はとても神秘的。
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そして夏の時期にはレーザービームのような光が見られます。光だけでも3種類楽しむことができるセノーテはここくらいです。
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またハロクラインと呼ばれる、海水と淡水が混じっている境目も存在します。海水の方が重いので下に沈んでおり、その境目が水中で綺麗に見えまるで水中の中にもう一つ水面がある様な錯覚に襲われます。
ハロクラインを泳ぐと、突然視界がモヤっとした様に見えてとても不思議な気分です。