パリからの日帰り旅に！シャンパーニュ地方でシャンパン試飲に洞窟ワインセラー巡りの旅

ジャンヌダルクが貢献した戴冠式「ランス」に寄り道も

世界遺産のランス大聖堂

photo by Yu Villegas
パリから直通電車で45分の距離にあり、シャンパーニュ地方観光の拠点となる街「ランス」。この街のシンボルは、なんといっても1991年にユネスコの世界遺産に登録された「ランス・ノートルダム大聖堂」です。

約260年の歳月をかけて造られた壮大な姿は圧巻のひと言！

photo by Yu Villegas
歴代のフランス国王が戴冠式を行った場所であり、かのジャンヌダルクがシャルル7世を戴冠させた場所なんです。内部にはジャンヌダルク像があり、ステンドグラスの光に輝く神々しい姿は必見ですよ。

photo by Yu Villegas
また、シャガールが描いた美しいブルーに輝くステンドグラスも必見。太陽の光のもと、荘厳なブルーで大聖堂内が照らされる光景はとても神秘的です。

photo by Yu Villegas
また、シャンパンの製造過程が描かれた、この地方ならではのユニークなステンドグラスも！細かいディティールが美しく、見ていてまったく飽きませんでした。

地下30ｍにある洞窟セラー見学は唯一無二の体験

photo by Yu Villegas
ランスにも、ヴーヴ・クリコ、ポメリー、リュイナールなど有名メーカーが勢ぞろい。街中にも小さなシャンパンメーカーが数多くあり、街歩きをしながらテイスティング巡りができるのが大きな魅力です。

photo by Yu Villegas
シャンパーニュ地方に来たからには、この地方でしか見ることのできない地下の洞窟ワインセラーを見学したい！……と思っていたものの、どこも予約でいっぱい。あきらめかけていたときに立ち寄ったのが、1836年創業の大手老舗メーカー「ポメリー」でした。

photo by Yu Villegas
ポメリーは、辛口タイプのシャンパンをはじめて造った歴史あるメーカーです。

常時一般観光客に敷地内がひらかれていて、なんと予約なしで地下セラーの見学ができるのです！

photo by Yu Villegas
ガイド付きのツアーは予約が埋まることが多いようですが、ガイドなしで自由にセラーを歩き回れるチケットでも十分楽しめます。どのチケットも、好きなシャンパンの試飲付き。開放的なラウンジエリアで、のんびり試飲を楽しめます。

photo by Yu Villegas
さて、ここからは地下30ｍにある巨大洞窟セラーの見学の様子をお伝えしますね。

このドアの先にある長い階段を下っていくと、広大な洞窟が広がっています。

photo by Yu Villegas
温度は年間を通して10～12℃に保たれており、この地下セラーは熟成中のボトルを保管するのに理想的な環境なんだとか。

実際に熟成中のワインや年代物のワインが保管されている場所を、自由に移動していきます。

photo by Yu Villegas
目的地別に分けて保管されている箇所には、京都行きのエリアも。ここから日本へ運ばれていくんだと思うとなんだか感慨深いです。

photo by Yu Villegas
年代物のワインが保管されているエリアも。古いものでなんと1874年のものが……！きっと世界でひとつしか存在しないような、貴重なワインなのでしょう。

他にも洞窟セラー内には現代アート作品の数々が展示されていて、アートとシャンパンの融合は、ポメリーならではの体験。もちろんシャンパンもおいしく、本当に行ってよかった！とおすすめできる場所です。

パリからのアクセス方法

photo by Shutterstock
パリからは、まず観光の拠点となるランスの街を目指しましょう。

パリ東駅からランス駅まではTGVで約45分。ランスからエピネイへは普通列車で約30分ほどで着きます。

パリを中心とした日帰り旅にもってこいな距離感なのに、穴場感満載なのがポイントですよね。

パリから日帰りで、のんびりシャンパンを楽しむ旅はいかが？

有名な観光地ではありませんが、パリからどこかへ日帰り旅を考えている方やシャンパン好きな方、フランスの地方都市に興味のある方におすすめのシャンパーニュ地方。

お城のようなワインセラーでシャンパンを試飲したり、地下深くのワインセラーを見物できたりするのは、ここならではの特別な体験です。旅を通して新たな発見や、学びを得られるのも楽しいですよね。地域の魅力を感じ取れる、とっておきな旅になること間違いなし！

ぜひ、今後の旅の参考にしてみてくださいね。