ホテルでさえ、ネットがない!
「キューバではネット使えないので、LINEやMessengerチェックできません!いってきます!」
こんな投稿をSNSで見たこと、一度はあるでしょう。
旅行中、次の行き先や宿、バスの予約などをするために、今やネットは欠かせませんが、キューバではネット環境が驚くほど未発達です。
国営インターネットプロバイダーが提供するネット通信は質が悪く、無料の公共wifiなども存在しません。有料wifiがある高級ホテルもありますが、一例には1時間8CUC(約900円)と高額です。
ネット環境が必要な場合は、キューバ国営通信会社ETECSAの支店で、市内wifiに1時間4.5CUC(約500円)で接続できるプリペイドカードを購入すれば、ホテルよりも割安です。接続は日によってばらつきがありますが、基本的にかなり遅いとのこと。
かえってネットのない世界で仕事や世の中の喧騒を逃れられて、バカンスを満喫することができるのがキューバのいいところかもしれません。
ただ、「今月7月初旬からキューバ各県の公共スペース35か所にwifiのアクセススポットを設置。」されたり、先日オバマ大統領がgoogleのキューバでのネットサービス拡大を明言するなど、キューバのネット環境が充実する日も近いでしょう。
食べ物が手に入らない!
キューバを訪れた方の中にはこんな証言もあります。
「地区によっては品不足で、売店に食べ物が売っていませんでした。水が買えず何件も店を回ったことも…」
社会主義国なので、なんでも揃っている「コンビニ」のような店はありません。なので首都ハバナでも中心部から外れた地区では、品不足が起きることもあるようです。
観光客向けの売店では、水や食べ物などは揃っているようですが、炎天下に水分補給なしで歩くのは辛いので、買えるときに買っておきましょう。また、お菓子の種類も少ないとのことで、小腹が空いた時につまめるものを持っていくとよいかもしれません。
常識を超えた国、それがキューバ!
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旅立つ前から私たちの常識をはるかに超えてくるキューバですが、カリブ海の青い海、自然の織りなす壮大な景色に、クラシックカーが通る風情ある街並み、カッコつけたい葉巻など、想像するだけでウキウキしてきますね。
事前情報をしっかり得て、トラブルのないキューバ旅行を楽しんでくださいね。
¡Buen viaje!(良い旅を!)