ライター
旅丸sho 旅する経営者

2013年より世界一周を開始。2年で帰国し社会復帰の予定が旅を終えることができず現在10年目に突入。渡航した国は約140ヶ国。現在はジョージアと日本で会社経営を行い、ノマドワーカーとして旅する経営者をしている。

皆さんは中央アジアに“トルクメニスタン”という国があるのをご存知でしょうか?国土の85%が砂漠というトルクメニスタン。

砂漠の下には天然ガス、そしてカスピ海には石油を埋蔵している天然資源が豊富な国という一方、気温が夏はほぼ全域で40度〜50度、冬は0度以下まで下がるという厳しい環境の国です。

アクセスの不便さなどからあまり旅人が訪れる事のない国ですが、今回トルクメニスタンを3日間旅をし、ぜひ多くの方に訪れて頂きたいと感じたのでご紹介させていただきます。

 

白い大都会首都アシガバート

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photo by sho

トルクメニスタンの首都アシガバートには旧市街と新市街があり、注目して頂きたいのは新市街です。どこを見渡しても真っ白な建物が立ち並んでおり、その巨大さと迫力に圧倒される事でしょう。

建物を白くしている素材は大理石なんです。今まではトルコやギリシャから大理石を輸入していたのですが、トルコやギリシャの大理石が底をつき、現在では中国、そして南アメリカ大陸のチリからも輸入をしているそうです。

奇抜な形をした建物も数多く「世界で一番大きい“星型建造物”」や「世界で一番大きい“屋内観覧車”」といったように、「世界で一番大きい」ものも目立っています。

 

アシガバートの夜は七色に輝く

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昼間は真っ白な建物が立ち並ぶアシガバートですが、夜になると多くの建物のライトアップがはじまります。

しかも、単色のみでのライトアップではなく、赤・青・緑・紫・ピンク・黄・白といったように次々と色を変えていくのがアシガバートの夜。

 

新市街の様々な場所に建てられたモニュメントの周りには公園があり、夏の夜になるとたくさんの方が訪れピクニックをしています。

トルクメニスタンでは外国人観光客が非常に珍しく、大半の外国人観光客は欧米諸国からのツアー客だという事でしたので、日本人がいくとたくさん話しかけられます。ピクニックにも混ぜてもらえるかも?

 

トルクメニスタンは料理も美味しい

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photo by sho

中央アジアの西の端に位置するトルクメニスタンでも中央アジア料理を楽しむ事ができます。羊肉・にんじん・たまねぎ・お米で作った中央アジアのピラフ“プロフ”。

ひき肉と野菜を包み込んだ水餃子のような“マンティ”・コンソメスープの中にパンと羊肉をいれた“ドグラマ”・肉汁たっぷりの“サモサ”など。

料理以外にも果物や野菜の栽培が盛んなトルクメニスタンですが、特にメロンは国の誇りをかけた特産品とも言われており、毎年8月の第2日曜日はメロンの日という祝日に制定されています。

 

最大の見所“地獄の門”とは?

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トルクメニスタン最大の見所と言えば地獄の門です。地獄の門だけを見たいためにトルクメニスタンを訪れる旅人も少なくありません。

まず、地獄の門とはなんなのか?トルクメニスタンのほぼ中央に位置する砂漠のど真ん中にダルヴァザという小さな村があります。

いえ、村というと語弊があるかもしれません。チャイハナと呼ばれる軽食屋が数件立ち並んでいるだけの場所です。このチャイハナが立ち並んでいる道から東へ5キロ進んだ場所で落盤事故が起きました。

 

砂漠の中にぽっかりと空いた穴からは有毒なガスが放出され続け、政府はガスの放出を食い止める為に穴の中に火をつけました。

しかし、このガスの放出は一向におさまらず延々と燃え続けることになり、40年以上経過した今でも穴の中では火が燃え続けているんです。

その穴を現地の方が「Door to Hell」と名付け、日本では「地獄の門」と呼ばれるようになりました。

 

地獄の門への行き方紹介

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地獄の門への拠点となるダルヴァザはトルクメニスタンのほぼ中央に位置しています。南にある首都アシガバートと北にある都市ダショウズ間を一日数本のバスが走っています。

一番良いのはこのバスに乗り、途中の休憩地点であるダルヴァザで降車する方法です。多くのバスはダルヴァザでご飯休憩をとりますが、休憩をとらないバスもありますので念のためダルヴァザで降りたい旨を伝えておくといいでしょう。

 

ダルヴァザで降りたらチャイハナを探してください。ほとんどのチャイハナは外国人観光客が地獄の門へ行きたい事を知っています。

ですので、最初に「ガスクレーターへ行きたい。荷物を置かせて欲しい」という事を伝え、了承してもらえたらそのチャイハナで食事をすれば良いでしょう。

 

チャイハナからガスクレーターまでは直線距離で約5キロです。砂漠の中を歩く事になりますが、歩くのが困難な砂漠ではなく、踏みしめる事ができるほどの硬さの場所がほとんどですので早い人であれば1時間もあれば到着する事ができます。

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旅丸sho 旅する経営者

2013年より世界一周を開始。2年で帰国し社会復帰の予定が旅を終えることができず現在10年目に突入。渡航した国は約140ヶ国。現在はジョージアと日本で会社経営を行い、ノマドワーカーとして旅する経営者をしている。

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