日本から一番近いヨーロッパはどこになるでしょうか。答えはフィンランドです。日本からフィンランドへは直行便を使うと10時間を切ります。今回は気軽に訪れることができるフィンランドの治安や物価など基本情報をお伝えします。
*編集部追記
2016年10月公開の記事に、新たに情報を追加しました。(2018/02/28)
フィンランドに行ってみての感想
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私がフィンランドを訪れたのは春で、全体の感想としては、フィンランドは街自体がきれいに整備されており、おしゃれなショップやカフェが多い印象を受けました。春でしたが気温はまだ少し肌寒く、天気が良い日中は薄着でも平気でしたが、天気が悪い日や朝晩は冷え込むため、常に上着を1枚持ち歩いていました。
フィンランド人は英語を話せるので、現地語を話せなくても旅には苦労しませんでした。控えめで親切な人が多く、日本人とも仲良くなりやすそうだと感じた覚えがあります。アラビアやマリメッコなど日本でも人気のかわいいデザイングッズがたくさんあり、ついお土産を買いすぎてしまいました。
フィンランドに行った時の旅行ルート
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私が訪れたのは首都のヘルシンキと、フィンランド第二の都市として知られるタンペレです。タンペレはヘルシンキからの日帰り小旅行先としても人気が高く、自然がきれいで、ナシ湖、ピュハ湖という2つの湖の美しい景観を眺めることができました。
またタンペレにはムーミン谷博物館もあるので、ムーミン好きな方は要チェック!私もフィンランドから日帰りでタンペレに行きましたが、1時間半ほどで着くのでアクセス抜群だなと感じました。
おすすめの都市
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日本ではムーミンのふるさととして有名なフィンランドの首都・ヘルシンキ。ヘルシンキの大きな魅力の一つといえば、美しい自然や歴史のある穏やかな街並みです。
質の良い北欧デザインも有名で、マリメッコ、ムーミン、イッタラ、フィンレンソンなど、日本でも人気が高いデザインブランドも多く、かわいらしい雑貨がお手ごろ価格で購入できます。とても治安が良く、女性でも安心して行けるおすすめの都市です。
物価
フィンランドは物価が高い国で有名です。首都ヘルシンキにあるホステルのドミトリーでも、1泊2500円以上もします。また、飲食でもフィンランドはとても高いです。ペットボトルのコーラが2ユーロ、ビックマックは7ユーロ、ランチを食べると1000円を超えてしまいます。
フィンランドを旅行する際は、お金に余裕を持って旅行しましょう。また、食事は自炊するなど様々な工夫が必要です。
治安
フィンランドの治安は総じて安全です。普通に旅行をすれば、トラブルに遭遇することはないでしょう。ただし、夏期シーズンはちょっとした注意が必要です。フィンランド以外の国から窃盗団がやって来るので、財布は後ろポケットに入れないなど、基本的な安全対策を講じることをオススメします。
気候、服装、旅行シーズン
フィンランドは北欧の国ですので、夏でも平均最高気温は20度前半になります。特に、朝と夕方は冷え込むことがありますので、ジャンパーを用意することをオススメします。11月からは雪が降りますので、雪対策も必要です。ただし、フィンランドをはじめとする北欧の室内はとても温かいので、脱ぎやすい服装ですとベストです。
冬は本当に冷え込みます。たくさん着込むことは当然ですが、耳あて、手袋、帽子が必須となります。また、底からジンジンと冷えるので足元の対策も十分に行いましょう。
通貨
フィンランドの通貨はヨーロッパで広く使われているユーロです。2016年10月現在、レートは1ユーロ=116円になります。両替所はヘルシンキにある銀行でするといいでしょう。また、クレジットカードも広く普及しています。
なお、他の北欧諸国ではユーロは使えませんのでご注意ください。
ビザ
他のヨーロッパ諸国と同様に、90日以内の滞在であればビザは不要です。
コンセント
フィンランドのコンセントはCタイプで、電圧は220V、周波数は50Hzになります。そのため、フィンランドで日本の電化製品を使用する場合は変圧器が必要です。